伝説の光電式カートリッジが比類なき完成度を携え登場。DS AUDIO試聴会のお知らせ
アナログレコード革命。MM、MC型とは違う伝説の光電式のカートリッジが現代の技術を応用し完成度を高めて現代に蘇る。
先端にはLEDが光っており、光電式を象徴するデザインとなっている。
この度OTAIAUDIOでは、話題の光電式カートリッジDS001の後継機種
DS002/
DS002Equalizerを導入することにいたしました。
MM,MC方式とは異なる方式での光カートリッジの再生音はとても新鮮で、今までのレコードの音とは一線を画しており、大変新鮮なサウンドを出力します。
このサウンドを皆様にもご体験いただきたいと考え、この度2017/4/8(SAT),4/9(SUN)に試聴会を行う事に致しました。
光カートリッジとはDS Audioが世界で唯一販売する光電式カートリッジのことです。
従来のMM、MC型のカートリッジ磁石とコイルを用いて針の動きを検出するのに対し,光カートリッジは針の動きを光の変化として捉え出力します。
光電式カートリッジは今から40年程前に東芝、トリオなどの会社が販売しておりましたが当時の技術では製造難度が高すぎたために早々に販売を終了してしまいました。
しかし当時から光電式カートリッジの音質への評価は高く、今や伝説の銘機となっています。
過去の技術では超えられなかった課題を現代の技術により克服し、より進化した形の光電式カートリッジとして生まれ変わったものがDSAudioの光カートリッジであり2014年アナロググランプリ特別賞を受賞しております。
MM型、MC型カートリッジと光カートリッジの違いとは?
光電式といっても、内部処理の問題で再生方法は通常のカートリッジと同様である。
@磁気からの解放による情報の高鮮度化
針の動きを光で検出する光カートリッジの最大の特徴の一つはMM,MC型と異なり磁界の影響を受けないということです。
従来のMM,MC型カートリッジは針についたマグネット(もしくはコイル)が磁界の中を振動することで発電します。
これは電磁誘導の原理を応用したものであり簡単に示すと右の図のようなものとなります。
この方式の欠点は動いた方向と逆の方向に力が発生してしまうということにあります。(レンツの法則)
すなわちレコード再生時にレコードの波の動きとは逆方向の力がマグネット(もしくはコイル)に発生しているということです。
この現象は電磁誘導の原理を利用して音を取り出す以上避けられない現象でありMM,MC型カートリッジの問題であると考えています。
しかし光カートリッジは針の動きを光で検出するためこのような磁界の影響を全く受けないため、ラッカー盤を聴くような高鮮度な出力が可能になりました。
A振幅比例型発電機構による信号処理プロセスの簡略化。高S/N比の実現
従来のMM/MC型カートリッジの出力電圧は、磁界の変化の速度に比例するため速度比例型発電機構といわれています。 速度比例型発電機構は、同じ振幅で情報が刻まれていた場合に低い周波数では出力電圧が低く高い周波数では出力電圧が高くなってしまいます。そのため正しい情報として出力するためにはイコライザーで大きく修正をしなければなりません。
しかし振幅比例型発電機構である光カートリッジでは、同じ振幅で刻まれた情報は低い周波数でも高い周波数でも同じ出力で取り出されるためイコライザーによる修正がほとんど必要とされません。
そのため光カートリッジは、MM/MC型のような速度比例型発電機構を持つカートリッジに比べ信号処理のプロセスが大幅に省略され鮮度の高いナチュラルな情報を取り出すことができるのです。
完全なるアナログサウンド
カーブ特性の違いなどの理由から専用のフォノイコライザーが必要となる。
光カートリッジという名前を初めて聞かれる方の中には「光=デジタル」といったイメージをお持ちになる方もいるかと思います。
しかし光カートリッジはレコードに刻まれた信号を一切デジタル処理をすることなくそのまま出力します。(D/A変換、A/D変換はありません。)
針の動きを磁石とコイルで検出するか、光で検出するかという検出方法の違いだけであり両者共にアナログサウンドであるという点は共通です。
光学専門会社だから成し得た光カートリッジ
写真右側のフォノイコライザー上面がスケルトンになっているが展示用仕様となる。通常はプレーンでシンプルな仕上がりとなっている。
DS Audioは株式会社DigitalStreamが立ち上げたオーディオブランドです。
株式会社DigitalStreamは創業以来25年間一貫して光学関連機器の開発を行ってきました。創業以来25年間培ってきた光学技術があったからこそ光カートリッジの開発が可能になりました。
申し訳ありませんが最初に光カートリッジの試聴の話を伺ったときは、どうせたいした音ではないだろうと思っていました。
-Victor マスタリングエンジニア 小鐵氏 光カートリッジ試聴記-
〜光カートリッジを試聴した率直な感想を聞かせてください。
「申し訳ありませんが最初に光カートリッジの試聴の話を伺ったときは、どうせたいした音ではないだろうと思っていました。ただしここまでの音が出るのであれば新たなカートリッジジャンルとしてユーザーに販売する価値は十分にあると思います。」
〜もう少し具体的に教えていただけますか?
「光カートリッジはレコードの波を極めて忠実に拾っているという印象です。例えるならばラッカー版を聴いているような音とでもいえるでしょうか。解像度の高いクリアーな音,鮮度の高い音といった表現も出来るかと思います。」
「今まで私は40年間DL103をモニターカートリッジとして使用してきたのですが、光カートリッジと比較すると磁気抵抗の影響で音の輪郭が甘いというか丸いというか相当程度色付けされた音であったと気付きました。製品版のカートリッジが完成したらこのスタジオにも光カートリッジを一台置いてみようかと思います。」
小鉄徹氏インタビューより
今までのアナログレコードに対しての認識を超えていく存在。新しいステージを感じさせるカートリッジ。-OTAIAUDIOようすけ管理人
上記の小鉄氏同様、
DS002/
DS002Equalizerを聴く前は、正直大して気にも留めていませんでしたが、再生した瞬間にこれはOTAIAUDIOのお客様に是非お聴き頂きたいと強く感じ即導入を決めました。
DS002の素晴らしさは音のクリアネスと鮮度に他なりません。
解像度、S/N、定位、全てにおいてMCのハイエンドカートリッジのトップモデルの世界観を維持し、それでいて少し新しさを感じるサウンドになっています。
思わず、クラシック、ポップス、JAZZなど10曲近く聴いてしまい、予定時間を延長してしまいました。
アナログレコードのぬくもりやダイレクト感を感じながらも、一音一音が明確で、しばらくの間聞きほれてしまうような出来でした。
アナログレコードを普段愛聴している方にはもちろん、CDやネットワークオーディオを楽しまれているお客様にもこれは是非聴いていただきたいと思います。
OTAIAUDIOようすけ管理人より
ドイツのメディアでも大絶賛されている実力
フラッグシップのDS-W1も海外メディアで絶賛されています。
昨年末に発売されたDS001(アナロググランプリ2014特別賞を受賞)の上位機種ですがドイツ最大手オーディオ専門誌2誌レビューにおいて歴代最高評価を獲得し同誌のトップリファレンスカートリッジとしての採用が決まりました。
またSTEREO誌ではDS-W1を「WorldSensation(ワールドセンセーション)」との見出しで雑誌の表紙として特集されており、音質レビューでは過去にレビューした全てのカートリッジの点数を一律に1%ダウンさせ、DS-W1を新たなサウンドレベル100%にするという最高評価を獲得しています。
試聴会詳細
DSAUDIO試聴会
場所:OTAI AUDIOリスニングルーム
開催日:2017年4月8日(土)・9日(日)
開催時間:
13:00〜18:00 / (講演)14:00〜16:00 (機種の解説とお勧めのソフトでのご試聴)
※メイン試聴会以外の時間は基本的にフリー試聴とさせていただきますので、ご持参のソフトもご試聴いただけます。
※上記は予定となり、当日の状況により変更となる場合がありますのでご了承ください。
講師:
DSAUDIO解説員
試聴機種:
●光カートリッジ
DS002/
DS002Equalizer(DS002は専用フォノイコになっていますので再生にはフォオイコもセットで必要となります。)
●その他の試聴機種は当店リスニングルーム展示品を使用致します。
・スピーカー/B&W 802D3 等
ご協力:DSAUDIO
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