FRANCO SERBLIN(フランコセルブリン)『LIGNEA』(リネア)、『Accordo』(アッコルド)入荷。

LIGNEA、Accordoの入荷を機に、オタイオーディオは、全国でもごく僅かのフランコ・セルブリン社の正規販売店として認定されました。

イタリアの至宝と呼んでも差し支えないフランコセルブリン。
OTAIAUDIOでは、以前入荷したAccordo、そして今回のLIGNEAを入荷し再びFRANCO SERBLINの認定正規販売店としてリスタートすることにいたしました。

なぜそのようになったかと申し上げますと、LIGNEAの出来があまりにも素晴らしかったからです。
LIGNEAなしでは今回の様に再びFRANCO SERBLINの認定正規販売店としてリスタートするという事も考えずらかったと思います。
逆を申し上げますと、そういった思いにさせてくれたのも、すべてLIGNEAのおかげです。
また、LIGNEAなしでは今回のような話にはなっていなかったかもしれません。

現在エイジングしつつチューニングしていますが、実に繊細で芸術性が高いスピーカーです。
その上、リビングにポッと置きでもいとも簡単にサウンドステージを作り出せるのもLIGNEAのすごいところ。
LIGNEA、Accordo共にいつでもご試聴頂けますので、お気に入りのソフトをご持参のうえ、ご来店頂きますようにお願い致します。

FRANCO SERBLIN(フランコセルブリン)とは?

スタジオ・フランコ・セルブリン と言いますと、聴き慣れないメーカー名ですので、どこ?それ… と思われるかたも多いと思いますが、これは1980年に創業され、1988年に発表されたElecta Amator (エレクタ・アマトール)で一気にその名を世界に 知らしめた、Sonus Faber (ソナース・ファベール)の創設者であり、長年トップを務めた人物、Mr.フランコ・セルブリンが数年の充電期間ののち、満を持して創設したスピーカー専業メーカーの名前です。

衝撃のデヴューを遂げた、Ktema(クテマ)は、フランコの名を改めて世界的に誇示した傑作でした。
そのフランコがまさかの意表を突くと申しましょうか、突然のように発表したものが、4年前に発売され今回再び入荷したAccordo(アッコルド)です。

・エンクロージャー(スピーカーキャビネット)がいままでにない、造形がなされている事。
・響きが美しく、硬度もしっかりと確保できるウオールナットの無垢集成材を使用している事。
・ユニット間の周波数を分割する為のクロスオーバーネットワークを本体内ではなく、あえてスピーカースタンドの内部に内蔵させた事。
・高価なスピーカーユニットを搭載している事。
・美しいデザインをしている事。

この他にも一杯あるのですが、これ位でご勘弁下さるようにお願い致します。

そして、さらに今回はLIGNEAも常設展示いたしました。

創業者故フランコ・セルブリン氏が残した『LIGNEA』のスケッチを基に、継承者のマッシミリアーノ氏が数年を費やして完成させたデビュー作ということで、以前から同ブランドを知っている世界中のオーディオファイルから非常に注目されています。
その『LIGNEA』もまた驚愕の出来になっています。ここに『LIGNEA』のすばらしさを皆様にご紹介させていただきます。

FRANCO SERBLIN(フランコセルブリン)『LIGNEA』(リネア)徹底解剖

背面キャビネット






複合素材の木材(MDF)を組み合わせた、平行面のない特殊形状の背面キャビネット。
その複雑な形状の構築は機械加工では不可能であり、完全にハンドメイドで製作されております。
曲線が非常に美しく、FRANCOの美意識が垣間見えます。
しかし、こういった曲線もすべて音ありきで計算されているところがLIGNEAの素晴らしいところなのです。
全体的な流線形フォルム、そして、段状になった部分も含め、音を突き詰めた結果デザインが美しくなっているという、これ以上ない設計となっています。

バッフル、スタンド部






リネアの前面バッフル部とスピーカースタンド部は高価な無垢材(菩提樹の一種) が使用され、完全な一体構造となっています。
バッフルとスタンドが一体化しているところもLIGNEAの特徴的な構造の一つといっても良いです。
また曲線に仕上げることで固有共振を回避し、美しい響きを適正な範囲で送出するという離れ業がこのバッフルで実現されています。
また、このすっきりとした美しいデザインからは想像できないくらい、音像がしっかりしているのもポイントで、バッフル、エンクロージャーの響きも含め、完全に制御されている感じがします。
低域もしっかり再生されるのですが、スピーカーに入力されたパワーを恐ろしく効率的に表現することに成功しています。

スピーカーターミナル


スピーカーターミナルは、シングルワイヤリング専用(普通の結線方法)です。
コネクト部(ケーブルを接続するところ)は、二重締め構造となっており、確実なコンタクト(締め込み)が実現できます。
この二重締め構造はありそうでなかなかあるものではなく、フランコユーザーからも大好評な一つのポイントです。
もちろん音質的にも配慮されていますし、デザインもきれいです。

ベース部



リネアのベース部(床との接地面)ですが、最厚で12mmを超える極肉厚のスチールを曲げ加工して一体構造とした、ブーメランを思わせるような形状が採用されております。
表面はクロームメッキでフィニッシュされております。
写真をご覧いただければお分かりになるかと思いますが、スタンドに関しては圧巻としか言いようがない出来です。
ブーメラン状ににすることで、最低限の場所を占有し、最低限の周辺の環境を確保するという工夫がされています。
ようするにこのスタンドを使用することで、スピーカーの周りに空間を作り出すというデザインをしていると言い換えられなくもないわけです。
もちろん、安全、安定感も考えて設計されています。
あとはクロームメッキの高級感は圧倒的なものがあり誰しもが納得してしまうような足回りとなっております。

リネアに付いてのオタイオーディオの総合評価



50年近く高級オーディオの世界に携わって参りました当店のリネアに付いての感想ですが、「10年に一度現れるかどうかと言っても過言ではない」ほどの驚愕の能力を持っているスピーカーだと思います。

ゆえに、音楽を心から愛するかたがた、再生音のグレードに強いこだわりをお持ちのオーディオファイルのかたがたの、どちらにも、大きな満足を得て頂けるスピーカーです。

では何故リネアがそれを実現できたか?

それは創設者の故フランコ・セルブリン、後継者で彼の愛弟子であるマッシミリアーノ・ファヴェッラ氏の「卓抜した音楽感性」、
それを具現化できるだけの「斬新なアイデアと高い知識と技術力」、
初めはただの「絵」でしかないアイデアスケッチを実際の製品としてアッセンブル(組み立て)するための「情熱と執念」、
それと最も重要である「芸術的センス」、

これらのすべてが備わっているからです。

オタイオーディオはリネアを「真の音楽再生芸術品」と断言致します。

ぜひご試聴頂きまして、皆様のご感想をお聞かせ頂けましたら幸いでございます。

FRANCO SERBLIN(フランコセルブリン)『Accordo』(アッコルド)について

『Accordo』(アッコルド)については別のページにてご覧いただけます。
こちらをクリックしてご確認くださいませ。
もちろんAccordoもご試聴いただけますので、ご用命をお待ちしております。

FRANCO SERBLIN ラインナップ

『LIGNEA』(リネア)
『Accordo』(アッコルド)
『Accordo』(クテマ)