■OTAI AUDIOがお薦めするコンチェルトを徹底検証。■

ジェフロウランドの最新プリアンプ、それがコンチェルトです。

先に登場したパワーアンプ、モデル201と全く同じ手法、すなわちジュラルミングレードのハードアルミニュームを削りだして(くり抜き)作られたシャーシーを身にまとい、最高級のパーツを斬新な発想で、適材適所にレイアウトし、意図的でない、本物の音楽性を備えた、素晴らしいプリアンプです。

ここでは、その全容を是非、皆様にお伝え致したく、OTAI AUDIO 井上峰夫が徹底検証の特集を企画致しました。

CONCERTO正面外観


コンチェルトの正面です。







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CONCERTOの上部


コンチェルトの正面と上部の写真です。金属の固まりから削り出していますので、天板、リヤパネル、側板という表現はできません。すべてが一体になっています。上部にも、フロントパネルと同様に切削模様が施されています。

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CONCERTOリアセンター部を見る


コンチェルトの電源スイッチと、ACケーブルのインレットが写っています。
上部のメクラブタはプリメインアンプタイプのコンチェルトでの、スピーカー端子が付く部分になります。

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CONCERTOの底面


コンチェルトの底面写真です。(写真左 底板あり 写真右 底板をはずしたところ






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コンチェルト内部全景

底板をはずして、底面側から見た、コンチェルトの内部全景です。






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削りだしの証拠

底写真右側の黒い箱のような部分に、何本も横に水平に走った線を見る事ができますが、これは固まりからバイトで削り出しをした時の痕跡です。また、写真上部の赤い基板の手前のほうに見える肉厚の区切りの壁の部分も削り出したものです。




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電源部基板


電源部の基板です。プリアンプにもかかわらず、左右チャンネルのそれぞれに、10000μFの電解コンデンサを2個ずつ使用すると言う、徹底ぶりです。


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プリアンプ部基板


片チャンネル分のプリアンプ部基板です。基板の一番左側にある「LL1545A」を書いてあるスチールの箱が、LUNDAHL社製のインプットトランスです。

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電源部からプリアンプ部を見る


電源部からプリアンプ部を見たところです。この写真でもわかるように、左右のプリアンプが完全に独立し2台のモノラルプリアンプといっても過言ではないない程です。

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変換アダプター取り付け時のリヤパネル


CARDAS製の入力と出力の変換アダプターを、それぞれ1組づつ取り付けた時の写真です。



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CARDAS製入力アダプター


カルダス社製の入力アダプターです。コンチェルトは3系統のRCAピン入力がありますが、それ以上の数のRCAピン入力を必要とする場合には、このアダプターが必要になります。 L,R IPAIR \14700

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CARDAS製出力アダプター


カルダス社製の出力アダプターです。コンチェルトのプリアウトは、バランスしかありませんので、RCAピンコードを使用する時には、このアダプターが必要になります。L,R IPAIR \14700

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●リアパネル


写真をクリックして頂くとリアパネルの拡大写真がご覧いただけます。


Specifications
入力端子 アンバランス(RCA)3系統
 バランス(XLR)2系統
 バイパス:バランス(XLR)1系統
出力端子 プリアウト(XLR)2系統
THDノイズ 0.0012%以下 10v出力、600Ω負荷
ゲインレンジ 99.5dB(0.5dBステップ)
寸法 440(W)×80(H)×354(D) <mm> (最大寸法)
重量 9.5kg









OTAI AUDIOでは、JEFFROWLAND"CONCERTO"に関するあらゆるご質問をお受けいたします。
なるべくお客様のご嗜好、環境に沿ったアドバイスをさせていただきますので、可能であれば、
音のお好み、ご環境等の情報もお書きいただけるとありがたく思います。

■お電話でのお問い合わせ■

0568−21−2700(AUDIO担当:井上峰夫まで)
AM11:00-PM8:00 水曜日・第1・3木曜日定休

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24時間受け付けております。
下記のお問い合わせフォームからお問い合わせ可能です。








先にお話した、ジュラルミングレードのハードアルミの削りだしボディーに包まれたプリアンプです。




入力は、RCAピンアンバランス入力3系統、バランス入力2系統です。
この他に、AVプロセッサーとの接続に便利な、バイパス入力を1系統備えています。
プリアウトは、バランスのみ2系統ですが、後述するように、良質なアンバランス出力に変換する事も可能です。

内部には、ジェフロウランド伝統の入力トランスが装備されておりますが、コンチェルトには、いままでのジェンセンのトランスから、スウェーデンのLUNDAHL社のトランスが、初めて搭載されております。

トランスが変更された理由ですが、一口で言ってしまえば、低域の歪が少なく、周波数レスポンスもきわめてフラットである事が、おもな理由です。




電源部に付きましても、左右チャンネルにそれぞれ10000μFの電解コンデンサーを2個ずつ使用すると言う、凄い電源部を持っております。
(これは、へたなパワーアンプを凌ぐほどの電源部です。
プリアンプであるにもかかわらず、スピーカーの制動力の向上を実感できます。)




それと、コンチェルトの一番の目玉は何か、と言いますと、
それはシグナルパスが世界でおそらく最小であるであろう、増幅部のコンストラクションです。

コンチェルトでは、左右チャンネルが完全に独立した、モノラルプリアンプになっており、それぞれのプリアンプがリヤパネルと一体に直接マウントされており、入出力端子群との連結に要するシグナルワイヤーが全くのゼロになっております。



私の知る限りでは、このようなレイアウトを持ったプリアンプはありません。




では、このようなレイアウトにする事によって、具体的にどのようなメリットが生まれるかと申しますと、
まず、シールドケーブルのカラレーション(色付け)が無くなる事、シールドケーブルによる、伝送ロス(信号の欠落)が無くなる事、などが挙げられます。

それと、シールドケーブルが無くなる事により、プリアンプ部を通過する際の音楽信号の通過スピードが飛躍的に速まり、位相特性その他の重要な要素に対して、圧倒的に有利になります。

具体的に、どのような手法で行われているかに付いては、内部検証写真をご覧いただけば、すぐにお判りいただけます。




一番重要である音質に付いてですが、本来ですと、実際に聴いていただいて確認いただく事が一番早いのですが、ここではそういう訳にいきませんので、私の感想を述べさせていただきます。

当オタイオーディオが、音楽再生において一番重要と考える事は何かと申しますと、それは、音楽を生き生きと、躍動感と生命感を持って、再生する事です。

みずみずしく、なめらかで、かつスムーズでありながら、実体感にあふれた音楽表現、

これが、生演奏との相似形であり、音楽の感動を感じ取る事の唯一無二の手段だと考えます。

ここにご紹介しているコンチェルトはまさに、前述の要素をすべて兼ね備えている製品です。




色々と、技術的な解説を述べましたが、これらの要素がすべて融合して初めて、音楽が生命力を持って訴えかける事を可能にするのです。

ここにご紹介する事で、コンチェルトの魅力をどこまでお伝えできるかどうかは判りませんが、少しでもそれをご理解いただいて、皆様の音楽ライフのお手伝いをさせていただけるならば、これほど幸せな事はございません。

コンチェルトに付いての、色々なご質問も受け付けておりますので、どうぞお気軽にご連絡下さい。


OTAI AUDIO 井上


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