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https://twitter.com/digimorio
はい!OTAIRECORDようすけ管理人です!
結構久しぶりなあにおたい!です!
前回はD−YAMAに出てもらいました。かなり充実した内容だったので、まだ読んでない方は是非という感じです。
一度東京の方にいったので、やはり次はオタレコらしく名古屋に戻ってみたいと思います。
あにおたい!のインタビューでも、良く出てくるアニソン祭!から奇天烈DJ!デジモリオの登場です!よろしくおねがいします!
ご紹介頂きましてありがとうございます!
奇天烈DJデジモリオでございます!どうぞよろしくお願いします!
名古屋のアニソンDJイベント、アニソン祭!のDJという事なんですが、今まで、むらさきさん、T.G.R.、すもちに出てもらったんですが、ひょっとして最後の刺客ですかw??
滅相もない!アニソン祭!DJを多数ご紹介頂いて本当にありがとうございます!
まだまだ若いのもおりますし、新陳代謝をしていかなければいけませんので、改めてこれからもよろしくお付き合いよろしくですw
では、まず恒例ではあるのですが、DJを始めたきっかけについて聞かせていただけますか?
まず元々音楽が好きで小学生の頃から音源を買うことが趣味の一つのまま今に至ります。
始めたきっかけは学生の時、軽音楽部の先輩がDJをやってまして、それでクラブに遊びに行き、クラブという音楽体験の楽しさを知りました。一心不乱に踊ってましたね。
別に楽器をやっていたので、DJをやりたいなとは思う事は特になかったのですが、そのイベントの人から「DJも面白いからやってみなよ」と言われて始めたのがきっかけです。
やってみたものの、自分でリズムを刻める楽器と違い、勝手に回り続けるターンテーブルには四苦八苦し全然ピッチも合わせることができなったので、当初はそこまで面白いとは思えず、割とすぐに投げ出してしまいましたw
投げ出しすっかり埃をかぶった頃に、また同じDJから「折角機材買ったのにもったいないからイベントに出てDJしてみな」と言われてからのリスタートとなります!
元々やっていた楽器は何だったのですか?
元々はギター弾いてました!今でもちょこちょこ触りますよー。
なるほどwDJと関係ないのですみませんがギターはどういうジャンルを弾くんですか?
中高生頃はハードロック、思春期にはグランジ、20過ぎてからはポストロックのような音を鳴らしていました。割と王道ロック少年だったと思います!
そこに別の流れで高校生頃からアイドルソングのコピーをしたりという事もありました。
おおおお!自分と似てます!
自分もハードロック、、ハロウィンとかイングウェイとかを通りグランジはどっぷりでした!
へーそれはお互い以外に映るかもですね!ハイテク!
ギター話もしたいところですが、脱線しまくるので頑張って戻しましょうw
僕はスラッシュからのスタートで、カート、トムヨーク!
話戻しましょう!w
結構音楽性が幅広そうな気がするのですが、何故アニソンDJをやろうと思ったんですか?ロックDJでも良かったのでは?
ロックDJの選択肢はなかったですね。それは弾いちゃった方が楽しいと思っていますし、バンドサウンドはライブも見に行けますし。
まず桃井はるこにドハマりしたことが一番大きいかと思います。
とここでモモーイが出てきてかなり唐突感があるかと思いますが、小麦ちゃんというアニメに突然ドハマりします。
モモーイという人を知ってその彼女の背景を知る中で、アニメソングというコンテンツの魅力に気づきました。
またその少し前に、アイドルにも嵌っており、「アイドルソングをクラブで楽しむ」というイベントが既にアンダーグランドシーンで存在しており、その楽しさを知っていたという事が大きかったと思います。
当時、アニソンをクラブで楽しむというのが「ダンパ」と呼ばれるシーンにしかなかったんです。
ふむ
だけどその「ダンパ」にアニソン(モモーイの歌がクラブで聴きたかった!)が聴きたくて行ってもダンパではアニソンはほんの少ししか流れず、ユーロビートがメインで流れるという特殊なイベントしかなくて、アイドルソングシーンとは大きな隔たりがあるなと感じてました。
そこで誰もやってないなら僕がアニソンDJをしてみようと思ったのがきっかけかもしれませんね。
まずアニソンDJの前に、アイドルソングDJとしてポップスを回す事を始めました。
当時アイドルソングをクラブで楽しむというシーンがセクシャルマイノリティカルチャーだけで存在していました。
それとはまた別のシーンからモーニング娘の一次絶頂期時点で「爆音娘。」や「申し訳ないと」というクラブイベントが立ち上がりj-popがクラブで流れるという土壌を少しずつ開拓していった時期が、ちょうどアイドルソングDJとして頑張っていた頃です。
「アイドルソング好きがクラブでアイドルソングをクラブ的に純粋に楽しむ」この行為がとても新鮮でした。
※クラブ的っていうのはサウンドだけじゃなくて、(おたくを含めた)マイノリティーを包括しながら、ライブとは違って、お酒を飲みながら、友達と音楽を肴に話をしながらといういい意味でだらしなく音楽を楽しむ場としてという意味です。
その原体験からのモモーイへの移行。
アニソンをクラブで聴くには当時は「ダンパ」しかありませんでした。
ただそのダンパでさえアニソンは殆ど流れず、80'sやユーロビートやジュリアナサウンドがメインのイベントという形。
ふむふむ
愛知万博が開かれたその年に「ダン博」というイベントがDJを公募しており、そこで手を挙げたのがアニソンDJとしてのデビューです!
ダンパ博覧会 略して ダン博!
なみにダンパ博覧会、略してダン博で今一緒にやっているむらさきさんと出会いました!
当時はOZONでテクノのレギュラーDJwoをしていた時でしたので、むらさきさん達にも驚きをもって受け入れてもらえたのがうれしかったですね。
爆音娘。の原体験と「アニソン」はライブも存在しにくく、しっかりとした音楽環境で聴けることが難しいジャンルだったという事があり面白そうだと思いアニソンDJを始めたというところでしょうか。
なるほど、このインタビューをさせてもらっていて、良くあるパターンはアニソンが好きで、いきなりアニソンDJで、という方がほとんどだったと思います。
デジモリオさんの面白さは、アニソン以外の音楽のバックグラウンドが豊富な事ってのがあるのかもしれませんね。
ちなみに爆音娘。ってのが、私不勉強でして、初めて知りました!
爆音娘。というのはハロプロ系の曲をクラブで流しながらファンが集うみたいなイベントなのですか!?
勿論アニソンは大好きですよ!ただアニソンの聴き方も少しだけみんなと違った部分もあったかもしれませんね。
爆音娘。は基本的にはその通りです。構成上からライブやテレビなどではカットされてしまう事も多い楽曲、ライブではなかなかプレイしない名曲、勿論みんなが好きなヒットチューンが流れるイベントです。リミックスという試みもあり、まさに今のアニクラに近い形でしたね。
なるほど、ロック、アイドル、テクノなど様々なカルチャーを縦断してアニソンDJにたどり着いたというのはすごい面白いです。モモーイさんの力は絶大ですね!
モモーイの力は絶大です。偉大です。
彼女自身ロック、アイドル、アニソン、テクノ等全てボーダレスに受け止め発信しています!
アニソン祭!はあにおたい!でもインタビューを受けてくださりアニソンDJ講習会の講師
も務めているむらさき氏、T.G.R.そして2回目のインタビューで出演したすもちも所属しているパーティですが、かなり本気のこだわりのアニソンイベントだと思います。
その、アニソン祭!を立ち上げたきっかけはどんな感じだったのでしょうか?
アニメソングは先ほど少しお話しましたが、今でこそ多くなりましたが「ライブ」などが基本的にありませんでした。一般的にアニソンを楽しむと言ったら「カラオケ」しかなかったんですね。
基本的にアニソンはテレビで楽しむもの。またyoutube等PCで楽しむものでした。クラブの魅力に憑りつかれていた僕もむらさきさんも、大好きな音楽がクリアな大きな音で、大好きな同志と楽しめる環境があればと絶対に新たなシーンが産まれるだろうと。
10年前の第1回目からのフライヤーにも書いていますが、
「TV、PC、カラオケとは違う音楽体験を是非ともみんなで!」
それが立ち上げのきっかけです。
アニソン祭!というタイトルは、当時からカラオケでアニソンばかりを歌う時間になると皆口々に「アニソン祭だー」と使っていることから、アニソンしか流れないクラブパーティーそれこそ真の「アニソン祭!」だと思いつけました。
なるほど!10年前からがっちりコンセプトが固まっていて、ホント素晴らしいと思います。
新しい音楽体験ってのはTVとかPCの世界の中だけで楽しんでいる方たちにとったらまさしくそうだと思うし。
では次の質問ですが、デジモリオとしてのDJの持ち味というかこだわってる点を聞かせてもらってい良いですか?
こだわっている点としては基本的にすべて原盤でプレイをしています。
CDRではなく原盤を見てプレイするとテンションが上がるんですよw
あと非圧縮なので一番音質は良いはずと信じてやっています。
おおおお!全て原盤で!それはアーティストへのリスペクトを感じますね!
じゃあ結構中古屋さんを回ったりもするんですか?
小学生の頃からやっていますので、ライフワークです。
なるほど、体に染みついている感じですね(笑)
間違いなく染みついてます!
ミックスの流れの作り方などでこだわっている点はありますか?
構成の作り方だったり、自分のこだわりだったり。
僕はテクノからDJを始めた事を今でも引きずって基本的にはBPMを合わせ、なるべく踊りやすくをイメージに繋いでいます。ただ「アニソン」は楽曲の雰囲気だけ繋ぐことは、そのファンが許しません。
雰囲気だけ繋いで踊りやすい事よりも、アニメの背景や制作会社、楽曲製作者等も意識して繋いでいます。
T.G.Rもすもちもむらさきさんも皆、同じ事を言ったかと思いますw
はい、そこは徹底されてますねw
同じ方向を向いたDJが集まっているので、アニソン祭!というカラーが出せているのかなと思います。
また別の観点としてはアニメソングというのは別に「おたく」だけのモノでもなく、そもそも何の意識もなく、幼い頃見ていた「童心」を揺さぶるもの、またフロアの雰囲気もありますので回せない事もありますが、大巨匠(手塚治虫、藤子、赤塚)作品については極力プレイしたいといつも思っています。
その心から基本的にキテレツ大百科の「木手英一」のコスプレをしています。
なるほど、原点を大事にプレイされているんですね!
ただ単純にその場限りの楽しみ、という刹那的な考えも否定はしませんが、MIXに何らかのメッセージを載せているというのは、良いDJの条件のような気がします。そういうフィロソフィーって大事ですよね!
では、質問を変えます。
DJの機材は何を使っていますか?
pioneer CDJ 850,800,DJM-800を使用しています!
テクニクス1200mk3Dもありました!
ターンテーブルも使っているのでphonoが2,3chにある800は重宝しています。
え!タンテも使用しているんですか?CDのみだと思いました!
タンテはアニソンのレコードをプレイしているのですか?seratoなどのDVSではないですよね?
最近はアニソン祭!でプレイはしていませんが、アニソンドーナツ盤も収集していましてそれでプレイする事もあります。
ちなみに昔の短冊8pCDはアダプターを付けて現場で回してます。原盤原理主義ですので!
まじで原理主義者ですねw
8cmCDとか今の若いDJは見たことない人も少なくないかもしれません。そこも含めて、プレミアムを感じずにいられませんね(笑)
アニソンのドーナツ盤というとどの辺になりますか?やはり80年代以前という感じですか?
そうですね。80年代が多いですが、もちろんそれ以前も。
なるほど。レコードは音質も違いますし、所有する喜びも含め趣味的でいいですね!
では、そろそろ終盤に行きたいと思います。
本当はデジモリオさんが楽しすぎて、どんだけでも膨らませそうですが、キリがなくなるのでやめます(笑)。
そういっていただけると嬉しいです!またそれは別の機会に!
次の質問ですが、デジモリオさんはアニソンDJをしていて楽しい時、やってて良かった時はどんなときでしょうか?
楽しい時、フロアのとの共感が得られた時は、楽しさは倍増しますね。やってて良かった時というのは、正に今かもしれませんね。
アニソン祭!が始まった10年前、私の知る限り「アニソンが聴けるクラブ」はありませんでした。勿論秋葉原にmograもありませんでした。今では土日だけでなく平日にも多数のイベントがあります。
シーンが立ち上がり、その進化の過程を見ることができたことは本当に感慨深いです。
おっしゃられる通り10年前と比べてめちゃめちゃ盛り上がってますよね!
今アニソンDJを始める人、これから始めたいと思っている人はたくさんいます。またそういう方がこのあにおたい!の読者には多いです。その方たちに先輩DJとして何かメッセージをいただけませんか?
アニソンDJは本当に面白いです。
一曲と一曲の繋ぎの間どんな思いが込められるか。沢山の思いが込められたプレイはとてもいいプレイだと思います。
非実在青少年少女が歌う「アニソン」の最高の発表の場はクラブだと信じています。
既存のクラブカルチャー、サウンドにとらわれる事なく、「アニクラ」という独自性を持ったカルチャーをこれからも一緒に作っていきましょう!
熱いメッセージありがとうございます!
では、ラストにデジモリオさんのアニソンDJとしてのこれからの心構えとかやりたいこと、などありましたら教えてください!
音楽作品の発売がCDから配信という形になっていくことにおびえながらも、出来る限り今のスタイルで頑張っていきます!アニソン祭!も10周年目ずっとずっと続くパーティーになれるように精進してまいりますので、私デジモリオ、共々アニソン祭!をこれからも是非ともよろしくお願いいたします。
はい!お話ししていていろんな楽しい事がどんどん出てきて、底なし沼を感じました!
そんな魅力的すぎるデジモリオさんにこれからも期待しましょう!
本日はありがとうございました!!
こちらこそありがとうございました!