このエントリーをはてなブックマークに追加

よくある質問No.1!
DDJ-400
DDJ-SB3
どっちがオススメ?

それぞれの違いを初心者目線で比較しましたので、自分に合った後悔の無い選択に向けて参考にしてみてください!!

目次

【まさかの結論からスタート】
DDJ-400・DDJ-SB3はこんな人にオススメ!


音楽好きならクラブに行ったりすることが無い人でもすんなり始められて、200%楽しめるガジェット的存在。
自分の好きな曲を好きなようにノンストップでつないで、それを録音して、車で聴きながらドライブ〜なんていうノリであれば、これに勝るDJ機材って無いかもしれません。

DJソフトは「rekordbox dj」が付属。機能制限などが無い多機能さが自慢のDJソフトです。
インストールからDJソフト上の仕様まで、パソコンがそれなりに触れればわからなくて困るようなことがほとんどなく、公式YouTubeでは 日本語和訳テロップ入りのチュートリアルも充実。

「DJ=クラブ、HIPHOP、HOUSE、ダンスミュージック」というイメージの方も多いと思いますが、DDJ-400なら流行りのJ-POPしか興味ないというような方でも、音楽好きなら誰でも200%楽しめることを保証します。
「DJ」と聞くとちょっと気が引けちゃうという方でも、音楽好きな方なら誰でも楽しめるDJコントローラーです。

コントローラー自体がシンプルにできており、複雑な機能は操作するボタンが用意されておらず、コントローラー側の操作だけでは使えなかったりするのですが、良い意味で使えないというか、シンプルに楽しめるように制御してくれているとでも言いましょうか。
でもソフト上ではいろんな機能がちゃんと存在しているので、突き詰めればユーザーレベルに合わせていろんなことが出来ます。
お遊びから本気の一歩手前まで幅広くカバー。

ちなみに、大人気機種DDJ-RBの後継機種として登場した、DDJ-400。その違いについてはこちらをご参考にしてください。一言で言うと、クラブ定番機器にボタンなどのレイアウトをかなり近づけ、クラブデビューしても困らないレイアウトになりました。


DDJ-SB3は、HIPHOP、REGGAE、HOUSE、EDMなどのダンスミュージックが好きで、将来的にはクラブでDJもしてみたいという人のファーストステップ的存在。
DDJ-SB3より搭載された新機能「PADSCRATCH」はHIPHOP、R&B DJは早速ゴリゴリ使えますし、「FX FADE」はダンスミュージックなどのDJで本格的なMIXに聴かせるための裏技的存在!


DJソフトは「serato DJ Lite」が付属。世界中で圧倒的なシェアを誇るDJソフト「serato DJ」の機能制限版です。
機能制限版ですので「rekordbox dj」と比べると機能数では劣りますが、その分シンプルで軽快。使いやすさが魅力です。

また、追加費用が要りますが、 フルバージョンとなる「serato DJ Pro」にグレードアップさせることができるので、現場を知っている方はこのDDJ-SB3を選ばれる方が多いです。

やはり世界中でシェアの高いソフトは安定度が高い証拠。「serato DJシリーズ」に関してはユーザーが多い分新たな機能のアップデートが多いです。
現場から求められる機能実装は当然ながら、現場第一線に新たな息吹をもたらす新機能の提案なども多く、「serato DJ」の進化を持って世界中のDJシーンが育っていくようなイメージ。

最終的には「serato DJ Pro」を使いたいという方や、周りのDJがみんな「serato DJ」を使っているという方は迷わずDDJ-SB3をオススメします。


・・・というわけでまさかの結論からスタートさせていただきました。(笑)

では、“なぜその結論に至ったのか”ということをこのページでじっくりご紹介させていただきます!


DDJ-400商品詳細ページへリンク DDJ-SB3商品詳細ページへリンク



▲目次へ戻る

【はじめに】
DJ初心者に“一番売れているPCDJコントローラー”2機種をビシッと比較!!


OTAIRECORDミノルです!

挨拶よりも結論を先にご紹介させていただいたそのワケ。実はこんなに長いページになると思っていませんでした。

DJを始めてみたい!という一心の方にとっては全部読んでられない!という方も多いと思いますので、結論からご紹介させていただきました。(笑)

安いとはいえ3万円とかしますから。そりゃもう慎重になって調べ尽してから買いたいという方も多いと思います。
そんな方は最後までじっくり読んでみてください。



さて、これからDJ始めてみたいな〜と思ったことがある方。
インターネットで検索したり、人気商品を調べたりすると、必ずブチ当たる超人気機種、それがPioneer DJの「DDJ-400」と「DDJ-SB3」。

見た目は似ていて、サイズ感もほぼ同じ。
しかし、これからDJを始めたいと思っている方にとっては右も左もわからず、いくらスペックを比較しても違いは分かりづらいと思います。

DDJ-400とDDJ-SB3は、本体のサイズやDJが出来るという点は共通しています。
しかし前提としてこの2機種は、どちらが上位・下位という位置づけではなく、それぞれタイプが異なるものだと思ってください。

付属しているソフトが違うことで、同じ機能でも操作パネルの名称も変わりますし、一方にあってもう一方にない機能もあります。

スペック上の細かな数値まで違いを出していくとキリがないですが、そんな細かいことはこれからDJを始めたいと思っている初心者の方には伝わりにくいどころか、どっちでもいいことばかり!

このページでは、そんな2機種をこれからDJを始める方目線で分かりやすいように比較します。

後で知ったらめちゃくちゃイタい!もしくはまぁまぁイタい!くらいのポイントのみご紹介します。
ここだけ押さえておけばよっぽど後悔することはないでしょう!

比べてみたけど一長一短で、天秤にかけたらきれいに釣り合っちゃうレベルです。
改めてPioneer DJってスゴイなという感じ。

ゼヒゼヒ参考にしていただければと思います。


▲目次へ戻る

【第1章】
付属しているソフトが違う!


DDJ-400にはPioneer DJが独自に開発したDJソフト 「rekordbox dj」 というソフトが付属しています。
一方DDJ-SB3には 「serato DJ Lite」 というソフトが付属しています。

勘の良い方はお気づきかもしれませんが、「DDJ-S○」というのは、対応ソフトの頭文字を取っています。 DDJ-SB3、その上位機種に当たるDDJ-SRシリーズは、serato DJシリーズ対応のコントローラーです。(※serato DJ“シリーズ”と書きましたがその理由は後ほど!)


付属と書きましたがCD-ROMなどが同梱されているわけでなく、どちらもインターネット環境をもってダウンロードしていただく必要があります。

rekordbox djはシリアルキーが無ければ使用することが出来ないソフトですので、シリアルキーが書かれた紙が同梱されています。

serato DJ Liteは、serato DJ ProというDJソフトの機能制限版です。
serato DJ Pro・serato DJ Lite共に、ソフト側がパソコンにつながれたコントローラーを認識する仕様で、ダウンロードした後にDDJ-SB3のような対応コントローラーをパソコンに接続するだけで、DJセットのような画面に切り替わり、使用可能となります。そのためシリアルキーなどは存在しません。


2機種の一番大きな違いは、この “付属しているソフトが違う” という部分です。
それぞれどのように違うか比較していきます。

▲目次へ戻る



▼2種のソフトの知名度・ユーザー数


DJソフトは「serato DJシリーズ」が有名!使ってる人が多いというのは何よりの信頼。

知名度・ユーザー数共に、serato DJが圧倒的です。
serato DJは国内はもちろん、全世界中で圧倒的なシェアを誇ります。


そのため、操作方法でわからないことがあればネットで検索するとわんさか出てきますし、DJの友達がいる方という方は、ジャンルにもよるのですが、そのほとんどがserato DJユーザーだったりします。それくらい圧倒的。
現場でDJしている方に限定すればなおさらserato DJユーザーの比率は高くなります。

困ったら聞ける相手がたくさんいるというメリットは初心者の方にとっては大きいです。

他にもシェアが高いと大きなメリットがあります。 例えばアップデートの細かさ。
スマホ使ってる方ならわかると思いますが、OSアップデートをしたら特定のアプリが使えなくなったなんていう経験ありませんか?
PCDJも同じで、パソコンの新しいOSが発表され、OSをアップデートした途端、ソフトが使えなくなるということがあります。
こういうケースの時、シェアが大きいと単純に困る人が多いということになるので、対応が早いです。

ただそこはPioneer DJも負けてません。
ここ数年で一気にシェアを伸ばしているrekordbox dj。アップデートはserato DJと比べてもほぼ同じ早さです。

また、 新機能のリリースや他のメーカーから発売される機器との親和性が高いなどの利点もあります。
serato公式対応機材みたいなものがものすごくたくさん発売されていて、そういったものを使うことでDJプレイの幅が広がったりします。

また、機能追加などのアップデートも頻繁で、外部機器との連携や、どんどん新しい機能が増えていく点も素晴らしいです。


serato DJ Lite、serato DJ Proが日本語に対応!

DDJ-SB3の前の機種に当たるDDJ-SB2が販売されていた頃、serato DJ Liteは「setato DJ INTRO」、serato DJ Proは「serato DJ」という名前でした。
このアップデートがされる前のserato DJ INTROに関して言えばソフト上の表記も全て英語でした。
この時は日本語検索対応もされておらず、J-POPやアニソンなど日本語の名前のタイトルをソフト上で検索することが難しかったんですね。

serato DJ Lite、serato DJ Proになってからはひらがな・カタカナ・漢字などの2バイト文字にも対応したので、これが使いにくかった!というユーザーもすんなりserato DJを選べるようになりました。

serato DJのダウンロードページは海外のサイトで、英語だらけ(※2018年3月現在)ですが、面倒なやり取りがあるわけではないので、「パソコンが苦手すぎてインストールとかホント無理!」「日本語しか一切読めません!」という一部のユーザー以外には問題視されていません。

この辺どうにもならなかったらシェア伸びてませんからね!


急成長を見せる「rekordbox dj」!日本語だらけで安心感200%。

一方rekordbox djはここ数年でシェアが伸びまくってます。
DDJ-400でシェアを伸ばし、rekordbox djの操作性にも支持が増え、結果、rekordbox dj対応の上位機種のDDJ-1000、DDJ-RR・RXシリーズのようなコントローラーも販売台数を着実に伸ばしています。

Pioneer DJが開発したDJソフトというだけあって、初めての起動から設定画面まで日本語だらけ。
もしかしたらrekordbox djはアニソンDJに人気というイメージがあるかもしれませんが、あながち間違いではありません。
というのも、rekordbox djは初期から日本語検索が出来たので、まだseratoが日本語検索出来なかった時代にJ-POP、アニソンなどのDJが一気に使いだしたという背景があります。

今はserato DJも日本語検索対応しましたが、インストールするまでの流れも含めるとrekordbox djの方に軍配が上がります。
日本のサイトにアクセスしてダウンロードするので、よくある“英語だらけでチンプンカンプン”ということがありません。

しかし世界で見ればrekordbox djはまだまだシェアが低いので、他メーカーの機器でrekordbox dj対応という商品は皆無です。
将来的にシェアがぐんぐん伸び続ければもしかするとそういったこともあるかもしれませんが、機材メーカーであるPioneer DJの開発したDJソフトなので、その他のメーカーから対応機器が発売されることはあまり考えられません。


現場基準のPioneer DJだからこその強み。

話は変わって、CDJやDJミキサーなどに目を向けてみると、クラブでの設置率は圧倒的にPioneer DJが強いです。
そのため、 現場のDJはほとんどの方がPioneer DJの機材全般の扱いに慣れており、支持されています。

例えばクラブでの常設率の高い、Pioneer DJの「DJM-900NXS2」というDJミキサーがあります。
このミキサーにはUSB端子が付いており、パソコンをUSBケーブル1本でつなぐことで、rekordbox djをターンテーブルやCDJで操作可能なDVSという仕組みで使用することができます。

そう、このように現場で主流となっている機材のメーカーPioneer DJが、今後リリースする機材全てにおいてrekorodbox djがシームレスに使用出来たり、rekordbox djとの親和性の強いものが増えていく場合、rekordbox djにした方が楽だと感じるDJが増えていくことも当然あるため、今以上にシェアを伸ばしていく力、そして伸びしろは十分に持っています。

また、実際今まさにそういった理由でDJソフトを乗り換えるDJも少しずつ増えているため、 これからが期待のPCDJソフトなのです。

▲目次へ戻る



▼ソフトの大まかな違い




多機能さが決め手のrekordbox dj。買えば15,000円!

まずDDJ-400に付属している「rekordbox dj」ですが、一言で言うとserato DJ Liteに比べて遥かに機能が多いです。
というのも、rekordbox djは他のDJソフトにあるような、機能制限版という位置づけのバージョンは存在せず、DDJ-1000やDDJ-RR・RXシリーズといったrekordbox dj対応機種は、どれも扱うソフトがDDJ-400と全く同じでrekordbox djなんです。

パッケージ版のrekordbox djは、通常売価 税別15,000円で販売している商品で、DDJ-400を購入するとこのrekordbox djがタダで付いてくると!それだけでもめちゃくちゃお買い得ですよね。


上位機種との違いについて。

じゃあ上位機種とはコントローラーの大きさが違うだけ?と思うのですが、高額コントローラーの方がサイズが大きい分、DDJ-400のコンパクトボディには配置できなかったボタンなどが存在し、「コントローラーのみで操作可能な範囲が広い」とか、「単純に大きいので操作がしやすい」とか、ボディの作りも重厚感が増すため「作りがしっかりしていて、つまみ一つ触るにも操作性が優れている」、「音質が良い」といった様々な利点があります。

上位機種の方が操作性が優れていて、使いたい機能にすぐアクセスするためのボタンが独立してついていたりするので、高度なDJプレイがしやすいという感じで捉えていただければ結構です。

Pioneer DJもrekordbox djをアップデートし続けていますが、あらゆる機能が追加されていっています。
こういった機能も最新で、且つ上位機種であればあるほどサッと使うことがしやすい仕様になっています。


rekordbox djは不協和音の無いMIXまでとことんこだわれる。

rekordbox djの評価の高い点は、楽曲の絞り込み検索。
最近はserato DJ ProでもKEY SYNCなどが出来るようになっていますが、rekordbox djはリリース当初から優れていたポイントです。(※serato DJ LiteではKEY SYNC機能は使用できません)

今流している曲から次につなぐ曲を探すとき、rekordbox djは膨大な曲数であっても様々な情報で絞込検索することができます。 BPM(曲の速さ)の範囲指定はもちろん、音程を表すキーを使った絞込検索も。

DJ MIXをする際、曲が混じり合うときどうしても不協和音が気になるという方がいます。特にクラブ・ダンスミュージックというよりはポップス、アニソン、ロックDJの方々などに多いかもしれません。
rekordbox djなら、音程にまで神経を尖らせたMIXに努めることができるので、メロディー重視の選曲をされる方でも納得のいくまで突き詰めたこだわりを表現することができます!
しかしDDJ-400では操作子が少ないので、このへんまでとことんやるなら上位機種をおすすめします!

▲目次へ戻る






シンプルさが逆に秀逸。機能制限版とはいえ不自由のない定番DJソフト。

次にDDJ-SB3に付属している「serato DJ Lite」ですが、これ実は「serato DJ Pro」というソフトの“機能制限版”になります。
機能制限版と言っても機能は十分備わっており、初心者の方にとってはこれ以上何が要るの?というほどです。

もちろんserato DJにしかない機能もたくさんありますし、ここはDJを続けていくとわかる部分ではあるのですが、実際不自由が一切ないので、DDJ-SB3を買われたほとんどの方がずっとserato DJ LiteでDJをされていると思っていただいて大丈夫です。


フルバージョンの「serato DJ Pro」にアップグレード可能!

ちなみに serato DJ Proの有償版(通常売価 税別12,000円)を追加購入されれば、ソフトをアップグレードすることが可能です。

serato DJ Proにアップグレードすることで、DDJ-SB3であればDJ MIXのリアルタイム録音が可能になったり、HOT CUEと言って再生開始ポイントの設定をたくさんできるようになったり、エフェクターの種類が増えるだけでなく、質も上がる・・・など、とにかく大幅にグレードアップすることが出来ます。
(※ちなみに、DDJ-SB3の上位機種にあたるDDJ-SRシリーズ以降のモデルは、serato DJ Proが標準対応となっていますので、serato DJ Liteではなく、初めからフルバージョンとなるserato DJ Proが無償で使用できます。)

使う方が機能をどこまで必要とするかどうかということもありますが、DDJ-400とDDJ-SB3の比較で言えばrekordbox djの方がフルバージョンということで圧倒的に優れているので、初期付属ソフトの優秀さという面ではDDJ-400に軍配が上がります。

しかし、DDJ-SB3がserato DJ Proにグレードアップできるという点、すなわち圧倒的シェアを誇るDJソフトを扱うことが可能という点は、DDJ-400には実現できない大きなメリットとして覚えておいてください。

▲目次へ戻る



▼細かな機能の比較

ここでrekordbox djとserato DJ Lite、そしてserato DJ Proの機能比較をざっくりご紹介。
ソフトが異なるため、それぞれ同列での比較が難しいところですが、主な比較ポイントとしてはこれらを押さえておけばOK!

特にrekordbox djは本来めちゃくちゃ多機能ですので比較表にするととんでもないことになります。
ここではあくまで DDJ-400とDDJ-SB3の比較として、これらのコントローラーで操作できる範囲の機能で比較しました。ですので、マウスを使って直接画面を操作すれば使用できる機能はたくさんあります。
少しわかりにくいかもしれませんが、参考にしてみてください。




最後の「スピーカーについて」はrekordbox djに限った仕様です。

一般的に、PCDJコントローラーを使用する場合、別途スピーカーが必要です。
しかし、rekordbox djについては、なんとパソコンのスピーカー(ノートパソコンであれば内蔵スピーカー)をモニタースピーカー代わりにすることができます!

そのため、イヤホンなどがあればモニタリングは可能ですし、スピーカーはパソコンに内蔵されているスピーカーを使うという風にすれば、本体のみ買えばとりあえず問題なくDJ出来てしまうということですね!

生活音すらもシビアなアパートであったり、スピーカーを置く場所がどうしても確保できないという場合でも、rekordbox djなら大丈夫!

ただパソコン内蔵のスピーカーは低音がほとんど出ないので、余裕があればスピーカーは別途用意されることをオススメします。

<追記>
2021年現在、Serato DJ Liteもパソコン内蔵スピーカーから音を出す機能が追加されました。


▲目次へ戻る



▼DDJ-400はrekordbox dj専用。DDJ-SB3はserato DJシリーズ専用。


DDJ-SB2はrekordbox djが使えた!でもDDJ-SB3はserato DJ専用機。

DDJ-SB3の前の機種に当たる DDJ-SB2はrekordbox djが使えた んです。
DDJ-SB2は、rekordbox djのパッケージ版(別途有償)を購入した場合、rekordbox djも操作可能でした。

しかし、 DDJ-SB3はserato DJのみ対応機となり、rekordbox djのパッケージ版を購入されても使用できません。
DDJ-SB2時代からよく比較され検討していた方はご注意くださいね。

同様にDDJ-400はserato DJ Lite、serato DJ Pro共に操作することはできません。
DDJ-400はrekordbox dj専用機というわけです。


DDJ-400商品詳細ページへリンク DDJ-SB3商品詳細ページへリンク
▲目次へ戻る



【第2章】
ボディが似ているが実はいろいろ違う!


こちらはコントローラー本体の仕様についてです。
色違いかと思うほど似ていますが、実は結構違います。
これも初めての方にはわかりにくい部分だと思いますのでちゃんと説明します。


▼良く使うボタンの配置




似ているようで若干違います。
どちらも8個のトリガーパッドが搭載されていますが、その上にある横長のボタンを見てください。書いてある言葉が若干違います。

これはソフトに合わせた違いで、例えば DDJ-400にはパッドを押すだけでエフェクターをかけてくれる「PAD FX」 という機能があり、 DDJ-SB3にはパッドを押すだけでエフェクターをかけながらフェードアウトしてくれるというMIXする時に効果的な「FX FADE」という機能や、ジョグホイールを触らなくてもスクラッチプレイを自動演奏する「PAD SCRATCH」 という機能があります。

どちらも初心者でも本格的なDJプレイが聞かせられる優れた機能ですが、DDJ-SB3にPAD SCRATCH機能が追加されたあたり、やはりserato DJシリーズにはHIPHOPファンが多いということが分かると思います。



▲目次へ戻る



▼スクラッチモードのON/OFFボタン


早速出てきたDDJ-SB3にあってDDJ-400に無いのがこちらのボタン。
DJコントローラーにはジョグホイールをスクラッチしたときに「ズキュズキュ」と音が出るスクラッチモードがあります。これはソフト上でOFFにすることも出来、OFFにすると、時計回りに回している間だけ曲再生が少し早くなり、逆回転させると少し遅くなるという、曲の早さ(ピッチ)の微調整に使うモードになります。

DDJ-SB3はこれを切り替えるためのボタンが独立しています。これも結構ポイント高いです。
DDJ-400はこのボタンがありません。しかし、rekordbox dj上ではもちろんこの機能のON/OFFが存在しているので、コントローラーに切り替えボタンが無いだけで、マウスで操作すれば切り替え可能です。

DJは選曲はもちろん、スピードも命。曲を選んでいたり、スクラッチしてアピールしていたら曲が終わってしまったなんていうことにならないよう、 様々なプレイを瞬時に切り替えていく必要があります。
スクラッチを一切しないという方はこのボタンは不要ですが、ほとんどのDJコントローラーに付いているボタンなので、あった方が嬉しいですね。

▲目次へ戻る



▼KEY LOCKのON/OFFボタン


続いてこちらもDDJ-400にはないボタンです。
KEY LOCKとは、曲の速さを変更しても音程を変えずに再生することが出来る機能です。

OFFにすれば曲を遅くした分、声も低くなりますが、ONだと曲の音程を変えずに早さだけ遅くすることができるので、曲のイメージを壊すことなく再生することができます。

基本的にはこれは常時ONになっているという方がほとんどだと思いますが、KEY LOCKをした状態で曲の速さを結構変えてしまうと、音程が変わらない代わりに、音質が著しく劣化します。そのため、場合によってはOFFに切り替えることがあります。
これも先ほどのスクラッチモードON/OFFボタン同様、DDJ-400でもマウスを使えば切り替え可能です。

▲目次へ戻る



▼3・4デッキ切り替えボタン


高度なプレイへのチャレンジを形にできるDDJ-SB3

これもDDJ-SB3にしかないボタン。
DJソフトは曲から曲につなぐだけではなく、どのDJソフトも ソフト上では最大4曲の同時再生が可能になっています。
例えば1デッキではビートのループ、2デッキではベースのループ、3デッキにはピアノのループ、4デッキにはギターのカッティングループを再生し、どれもテンポを同じにしてやれば4デッキ全部の音で初めて1曲になるなんていうことができます。

実際ハウスやテクノのDJは3デッキ以上使うDJも多く、EQで音域を抜き差しするだけでなく、 各音色や楽器ごとに音の抜き差しをして、その場で音楽を作りながらつないでいくというようなプレイをする人もいます。

DDJ-SB3の左デッキには3デッキへの切り替えボタン、右デッキには4デッキへの切り替えボタンがありますが、DDJ-400にはありません。
rekordbox djに4デッキ再生の機能はありますが、DDJ-400では使えないということです。

実際4デッキをしっかり使いたいDJは、4CHをバラバラにコントロールできるような4CH仕様のコントローラー(DDJ-RシリーズならDDJ-RX以上、DDJ-SXシリーズ以上)の方が操作性が優れているため、DDJ-SB3をはじめ2CHのコントローラーでは正直操作しにくいです。
ですが、DJを続けていくうちに新しい機能にチャレンジしたいと思うポイントが出てくると思います。 そんな時に試しに触ることができるかどうかという点では0と1で全然違います。
もしDDJ-SB3を買われた際は一度触ってみるとアイデアも膨らむと思いますよ!

▲目次へ戻る



【最後に】
現場を気にする必要はない!!


DDJ-400、DDJ-SB3を使ってクラブでDJが出来るのか?

アナログターンテーブルやCDJを使ったDJは、DJミキサーも含め現場に設置してある機器を使う必要があります。

また、アナログターンテーブルやCDJを使ってPCDJをするDVSシステムの場合は、PCDJソフトによって専用のオーディオインターフェースが必要で、DJがみんなバラバラのPCDJソフトを使う場合は、それぞれの専用オーディオインターフェースにつなぎかえるなどが必要になる場合があり、それが面倒だったりするため、 “現場でのシェアが高いPCDJソフトやDJ機器に人気が集中していく” 傾向があります。

現場で使用されるPCDJソフトは国内ではハッキリ言って serato DJ Proがダントツです。
serato DJ Proを使っておけば間違いないと言い切れるほど。

そのため、先ほど挙げたDVSシステムでDJをするユーザーはかなりの割合でserato DJ Proユーザーが多いですし、現場もserato DJ Proユーザーには何も困らない環境がほとんど整っています。(例:TRAKTOR SCRATCHというソフト専用のインターフェースはあまり設置されていないが、serato DJ Pro専用インターフェースはほとんどの現場に設置されているなど。)


誰もが自宅の環境でクラブデビューの入り口に立てる。それが全てのPCDJコントローラーの最大のメリットです。

先の流れを汲むと、PCDJコントローラーもserato DJ対応機種の方がいいのでは?ということになるのですが、 そこは結果的には無縁なんです。

なぜならPCDJコントローラーユーザーは、もしクラブなどの現場でDJする場合、基本的には自分のコントローラーを持ち込みます。
そして出力のケーブルだけ現場の音響設備につないでやればOK。
オーディオインターフェースを使うことはありませんし、現場設置のターンテーブルやCDJ、DJミキサーなどを使うこともありません。


ですのでDVSユーザーはserato DJ Proユーザーだらけですが、PCDJコントローラーを使う方は、rekordbox djユーザーはもちろん、TRAKTOR、Virtual DJなど多種多様。
serato DJ Proユーザーが多いことは間違いないですが、PCDJコントローラー事情で言えばDVSほどダントツ!ということはありません。

現場でどんな機器、DJソフトが主流であっても、PCDJコントローラーユーザーには関係ないということです。
これはDDJ-400、DDJ-SB3に限らず、どんなコントローラーも同じ。

自分だけ使えればOK。=DDJ-400でもDDJ-SB2でもその他でも何でもOK。
使い方で困ったときなどはシェアの高いソフトの方が安心ですが、クラブなど現場で使うときに困るかどうかという点においてはユーザー数の多さやシェアの高さなどは一切関係ありません。

その分、家でも現場でもどこでも使うコントローラーとなりますので、愛すべき一台を見つけてくださいね!


DDJ-400商品詳細ページへリンク DDJ-SB3商品詳細ページへリンク



▲目次へ戻る

【番外編】
過去の人気機種、DDJ-RBと後継機種のDDJ-400、何が違うの?

DDJ-SB3と双璧を成していた、DDJ-RB。DDJ-400がDDJ-RBの後継機種的な立位置として発売をされた訳ですが、どのような違いがあるのでしょうか? これもまた少々長くなりますので、別途オタレコブログにまとめています!そちらもご興味ありましたら、ぜひご覧ください!
↓↓↓↓
新商品DDJ-400とDDJ-RBの違い!