OTAIRECORD長橋です!
今回で第3回目となりました「秋のアニソンDJ集中講座」ですが、受講者、見学者ともに沢山の方にご参加いただきましてありがとうございました。
今回も前回に引き続き、とても内容の濃い講習会となりました。
受講者のみなさんをはじめ、見学者のみなさんも、真剣に、そして何よりもDJを楽しんでいただけたのが印象的でした。
それでは写真と一緒に当日の様子を振り返ります。
まずは講習会スタートと同時に、講習内容の説明と、講師のむらさきさん、T.G.R.さんによる座学からスタートです。
むらさきさん作成のテキストを参照しながら、機材のセッティングに関してや、それ以外のDJマナーなど、基本的なことを解説してもらいました。
DJプレイ中の注意事項の話などもあり、これからDJを披露する受講者の皆さんに更なる緊張感が走りました。
ここでは、T.G.R.さんから今回の講習会において重要なキーワードとなる「頭を使って」という言葉が出てきました。
これは、選曲や曲の繋ぎ方、フロアの様子などをよく考えてDJをしてくださいという意味が含まれていると思いますが、現場でのDJの経験や知識が少ないと中々意識して出来ません。
ですが、少しでも頭を使ってDJすることを意識するだけでDJへの向き合い方や他のDJプレイの聴き方が大きく変わります。
今回の講習会では、全体的にその点が課題となったように思います。
では、受講者のみなさんのDJプレイを振り返っていきましょう!
まずは、受講者の1人目、「UMZ」さんです!
UMZさんは、なんと前回の講習会に見学者としてご参加いただいており、それをきっかけにDJを始め、今度は受講者として今回の講習会にご参加いただいたという経緯があり、個人的にとても嬉しく思いました!
使用した機材は、Pioneer DJ DDJ-SRでした。
しっかりとした選曲と繋ぎを披露してくれて、初心者とは思えないDJプレイでしたよ!
ここでは、選曲において、次かける曲がどういう理由でかけるのかを答えれるような選曲を心掛けるようにとのアドバイスがありました。
やはりアニソンDJをする上では、豊富な知識が必須ということを改めて感じました。
2人目は、「DJ-ken」さんです!
使用機材は、TRAKTOR SCRATCH A6にターンテーブル2台、DJミキサーでした。
ターンテーブルを使用したDVSでのDJということで、セッティングに時間がかかってしまいました。
また、動作が若干不安定で音が途切れてしまったり、またパソコンがフリーズしてしまうといったトラブルもありました。
ここでのアドバイスは、このような機材トラブルが起こったときのリカバリー(安全策)を考えるという点でした。
ターンテーブルはクラブやバーに常設してあるものを使用することが多いと思いますが、必ずしも状態が良いとは限りません。
それによりDVSが上手く動作しない場合なども考えられ、実際の現場でDJプレイができなかったり、音を止めてしまった場合は、現場のDJとして失格です。
そうならないようにするためにも、CDJで出来るようにCD-Rを用意したり、USBフラッシュメモリーに曲を用意しておくなど、いざという時のリカバリーが大切になります。
DJ-kenさんも今回の反省を活かしていただければと思います。
ですが、みんながやらないことを挑戦する姿勢はさすがでした!
3人目は、「えんちょう」さんでした。
えんちょうさんは、神奈川からはるばるご参加いただきました。
使用機材は、TRAKTOR KONTROL X1とTRAKTOR KONTROL Z1でした。
とってもシンプルなセッティングですが、TRAKTORの機能を充分に使いこなし、圧巻のDJプレイを披露してくれましたよ!
ここでのアドバイスは、DJプレイはよかったけどパソコンを見過ぎというものでした。
せっかくいいDJプレイをしているのに、パソコンのほうばかり見ていたらあまり印象は良くありません。
PCDJをやる上で多少はしょうがないところもありますが、いかにそこを良く魅せるのもDJのスキルかもしれませんね!
4人目は、「bages(ばーげす)」さんでした。
bagesさんも神奈川からご参加いただいたということで、神奈川勢の勢いが止まりませんでしたよ!
使用機材は、Pioneer DJのDDJ-WEGO3とiPadでした。
初心者ということでしたが、堂々としたDJプレイとEDMなどのクラブミュージックも好きというバックグラウンドを活かして、安定したDJプレイを披露してくれました。
iPadも使ってあれだけWEGO3を使いこなしている人を初めて見たかもしれません!
ここで上がったアドバイスとしては、エフェクトを使い過ぎていたというところでした。
エフェクトを決して使っていけないわけではありませんが、アニソンの原曲をしっかりきかせれるような程よいエフェクト使いと、タイミングが重要ということを改めて考えさせられました。
最後の5人目は、「みつ」さんでした。
みつさんは、ヲタ芸を打つのが好きということで、本人もブースの中でヲタ芸を打つなど、とても楽しそうにDJをしているところが印象的でした。
使用機材は、Pioneer DJ DDJ-SBでした。※ソフトウェアはTRAKTORを使用
アドバイスとしては、選曲の流れをもう少し考えた方がいい、コールが多い曲もフロアを意識して選曲したほうがいいなどが上がりました。
確かに盛り上がる曲をただかけるだけでなく、さらに盛り上がるように流れを考えてかけることで、フロアの爆発力をさらに押し上げ、DJとしての深みがでてくるかもしれませんね。
以上が受講者のみなさんのDJプレイタイムでした。
みなさん最初は緊張していましたが、何曲か流していくうちに、だんだん楽しそうになっていく姿がとても印象的でした!
また、合間のディスカッションも、良かったところ、悪かったところをみなさんで言い合い、客観的な意見も多く聞くことができました。
見学者の方も、DJプレイを楽しんでいただけましたよ!
ここからは質疑応答タイム。
みなさん普段なかなか聞けないようなDJに関する質問を沢山していただけたかと思います。
そしてなによりも面白かったのが、T.G.R氏による実演タイムでした。
実際にDJプレイの良い例、悪い例を実演して、それについて解説を分かり易くしてくれました!
例え話もとても上手く、受講者のみなさん、見学者のみなさんも釘づけでした。
今回も見学者の方も多くご参加いただきましたが、DJプレイを楽しんだり、熱心にメモをとられる方も見えたりと、みなさん存分に楽しんでいただけたのではないでしょうか。
また、特別企画で見学者の中から1名様にヘッドホンをプレゼントさせていただきましたが、なんと既にお持ちもの方が当選されました!(笑)
さらに、長丁場VJをやっていただいたTOSHIY@さんとキツさんお疲れ様でした!
やはりアニソンのイベントにVJの方は必須ですね!
VJに興味のある方は見学も可能ですよ!
おたいれこちゃんの特製カレーもとてもおいしかったです!
冒頭で今回の講習会では、「頭を使って」というフレーズがキーワードと申し上げましたが、現場のDJは、日頃いろいろと試行錯誤しながら、イベントを盛り上げるために様々なことを考えてDJの練習をしています。
今回実際にDJを披露していただき、現場のDJとしてなにが必要なのかを掴んでいただけたと思います。
受講者の方にDJプレイ後お話しを伺ったところ、もっとDJをしたかった、あそこでこうしておけばよかったといったご感想が多くありました。
その気持ちを今後の様々なDJ活動にぶつけていただければ幸いです!
最後に、今回ご参加いただいたみなさんを始め、講師のむらさきさん、T.G.Rさん、VJのTOSHIY@さん、キツさん、当日スタッフとしてご協力いただいたみなさん、このような場をご提供いただいたp.o.d様、本当にありがとうございました!!
前回の「春のアニソンDJ集中講座」に引き続き今回で3回目となりましたが、次回開催も予定しております!
そちらの情報も確定次第サイト等で公開いたしますので、次回は受講者として参加してみたい!という方はご参加をお待ちしております!
もちろん見学、VJ見学も受け付けておりますので、気になった方は一度会場に足を運んでみてください!!
・2014/10/25「秋のアニソンDJ集中講座」レポート
・2015/3/29「春のアニソンDJ集中講座」レポート
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