MUTECのマスタークロックジェネレーターの「REF 10」と「MUC-3+USB」これを組み合わせたら非常にオーディオの音質がアップしました!今回はメイン機器のREF 10のご紹介を含めて徹底試聴レビューしていきます!!!
こんにちは、田中でございます。
以前より当店でも大人気のMUTECのクロック「MC-3+USB」!!!
今回は同じメーカーである「REF 10」のクロックを外部入力として接続したらどうなっちゃうの?
と突如思いつき実験を兼ねて試聴することにしました!
MUTEC 「REF 10」の詳細はこちらから
「MC-3+USB」ってなに?という方は
詳しい解説を「秘密工作員のオレンジさん」がしてくれていますので、コチラのブログもお読みください!
【これはデジタル/クロックの革命児だ!】MUTEC マスター・クロックジェネレーター「MC-3+USB」 徹底試聴レビュー!
今回はかなりの長編になっておりますので、最後まで是非ともおつきあいください!!!
■ TRIODE TRV-CD6SEにREF 10とMC-3+USBを接続してみた!
▲「MC-3+USB」、「REF 10」と「TRV-CD6SE」の組み合わせをまとめた動画もご覧ください!
TRIODEの「TRV-CD6SE」には2種類のクロック入力があります。
ひとつ目は75Ωのワードクロック入力
ふたつ目は50Ωの10MHzのマスタークロック入力です。
今回は4種類のパターンを試してみました!
楽曲にはHOLLY COLE TRIOのアルバム「DON’T SMOKE IN BED」を使用します。
★ 1.クロック入力を使わずCDプレーヤー単体の試聴
ここではTRV-CD6SEをアンプに接続して試聴します。
いまTRV-CD6SEはOTAIAUDIOでも大人気の機種ですが、非常に実力もあり高音質です。
HOLLY COLEの綺麗な歌声、ピアノの響きどれをとっても素晴らしいです。
もうこのままで十分では?と思わせるほどです。
・・・でも、これでクロックを入れた更にすごいんじゃないのか?
そう考えたら、ちょっとドキドキしてきました!!!
★ 2.CDプレーヤーにワードクロック(MC-3+USB)を接続しての試聴
TRV-CD6SEにMUTEC「MC-3+USB」の1Gクロックを接続してみます!
ケーブルは75ΩのBNCケーブルを使用します。
一聴して音全体が静かになったことを感じました!!!
ヴォーカルは浮き上がって聴こえ、フォーカスがピタッと合った印象を受けます!
これは良い!!!
やはりクロックを入れるとジッターが低減されたのでしょう、音が整ったように感じました。
これだけ音質が向上すると、クロックの重要性に気づかされます!!!
★ 3.CDプレーヤーにマスタークロック(REF 10)を接続しての試聴
つづいて、TRV-CD6SEにMUTEC「REF 10」の10MHzクロックを接続してみます!
ケーブルは50ΩのBNCケーブルを使用します。
先ほど同様に背景が静かでフォーカスが合う点は同じなのですが、かなり音質がちがいます!!!
今回は低域の量感、解像度共にが上がっています!
また、音の陰影というか弱い音と強い音の差がはっきりと聴こえてくるニュアンスを感じました。
特にピアノの響きや余韻の繊細なタッチまで完全に再現されているかのようです!
全体的な音の厚みもこちらの方があります!
クロックが違えば音質が違う・・・
ジッターが低減されるのに音質まで変わる・・・
非常に貴重な体験です!!!
■ Mark Levinson No5805のデジタル入力にRoon専用PCのNUCとMC-3+USBを接続してみた!
▲「MC-3+USB」、「REF 10」と「Roon専用パソコン」、「MarkLevinson No.5805」の組み合わせをまとめた動画もご覧ください!
Mark LevinsonにはDAC入力がありますので、「MC-3+USB」のリクロック機能を使って音質が向上できないか試してみました!
デジタル入力には「USB」、「S/PDIF 同軸デジタル」、「S/PDIF オプティカルデジタル」の三種類があります。
今回は上記の「USB」と「S/PDIF 同軸デジタル」入力を組み合わせて、3種類の方法を試してみます!
楽曲にはMISIAのアルバム「LOVE&BALLADS-The Best Ballade Collection-」から「Everything」を再生します。
★ 1.Roon専用PC(NUC)からUSBでMark Levinsonに接続しての試聴
ここでは「Mark Levinson No.5805」のDACにあるUSB入力に、Roon専用PCを接続します。
再生はRoon経由でTIDAL音源のEverythingを再生することにしました。
個人的に田中が非常に好きなアンプなのですが、DAC部もさすがMark Levinson!
実力が高いです!!!
MISIAの芯があって力強いヴォーカルが心地よいです。
解像度や音の分離も申し分無し!
おそらくコレだけで聴いていれば非常に満足できるクオリティではないでしょうか?
レビンソン好きの私としては、この時点ではリクロックって必要かな~と思っておりましたが・・・
★ 2.Roon専用PCからUSBで「MC-3+USB」に接続し、その後S/PDIFでMark Levinsonへ接続
この試聴ではRoon専用PCから、まず「MC-3+USB」にUSBケーブルで接続します。
その後「MC-3+USB」からS/PDIF(同軸デジタル)接続を行います。
一旦、「MC-3+USB」を経由することによりRoon専用PCから信号データは「リクロック」されて、Mark LevinsonのDACに入力されることになります。
この状態で曲を再生してみます!!!
・・・全然違います!
やはり感じられるのはS/Nの良さと実在感の高さです!
MISIAのヴォーカルが浮き上がってくる感じ、リアリティの高さは聴いていて本当に驚かされます。
クロック入力のない機器でも、MC-3+USBを通した(リクロックの)効果は間違いなくあらわれておりオーディオ的にも高品質です!
★ 3.2の接続にプラスして「MC-3+USB」に外部クロックとして「REF 10」を接続
「REF 10」を外部クロックとして「MC-3+USB」に75ΩのBNCケーブルで接続します。
「MC-3+USB」を通したデータは 外部クロック(10MHz)と1Gクロックをかけ、より低ジッター・低ノイズになり高音質化されます!!!
この状態で「Everything」を再生してみます。
やはり「REF 10」はすごい!!!
一言でいうと鮮烈な音がします!
解像度や音の厚みがまるで違います。
これは本当に同じ音源なのか?と疑いたくなるほど違いが感じられました。
音の傾向は先ほどご紹介した「CDプレーヤーにMC-3+USB & REF 10を接続しての試聴」の時と同じ印象です。
何度も繰り返しになりますが、CDプレーヤーやDACに「クロック入力が無くても、確実にクロックの恩恵を受けることが出来る」という事です。
また、「MarkLevinson No.5805」はMQA再生に対応しておりますが「MC-3+USB」を経由してもしっかりMQA再生できる点は申し上げておきたいポイントです!!!
■ やっぱりクロック接続(REF 10とMC-3+USB)はオーディオのレベルを上げる!
今回はTIRODEのCDプレーヤー「TRV-CD6SE」にクロック入力があったので、クロック接続するとどれだけ音が変わるの?
という所からスタートしました。
今回の試聴を行うまでは、そんなに音も変わらないだろう?
という思いがあったのですが、本当に反省です・・・
全然違いました!
音が違うというよりは「本来の音がようやく聴けた」という感じでしょうか!
私がまず感じたのは「CDって本来こんなに音が良いんだ!」という印象です。
もちろんハイエンドなCDプレーヤーをお持ちであれば当然なのかもしれませんが、ミドルクラスでもクロックを入れることでハイエンドに近い音が聴けるよい試聴でした。
さらにUSB入力でのリクロックによる試聴でも、クロックの効果を確かに感じることが出来ました。
CDプレーヤーやDACなどのデジタル機器にクロック入力がない場合でも、非常に強力なアイテムになること間違いなし!だと感じました。
ただお気をつけ頂きたいのはリクロックするためには「MC-3+USB」が必要という事です!!!
「REF 10」だけではリクロックできませんのでこの点にはご注意ください。
また、オレンジさんがブログで紹介しているようにUSB入力が無いけど、「DELAやFidataなどの高品位なNASをUSBで接続したい!」
といった場合にも「MC-3+USB」が大きく活用できる点については、改めて強調して申し上げておきたいです!!!
このようにマルチに活躍できる「MC-3+USB」、クロックの実力も高くMC-3+USBとの親和性も高い「REF 10」
どちらも非常に素晴らしい製品ですので、クロックに興味があるお客様はオーディオ機器をご購入されるときのご検討に加えていただければ幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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