オーディオファンの中で、oyaideの「VONDITA-X」「MTB-6Ⅱ」ってどうなの?と気になっている方は多いのではないでしょうか。
OTAI OUDIOでも、お客さんから結構沢山のお問合せを頂いております。
今回は話題の電源ケーブル「VONDITA-X」と電源タップ「MTB-6Ⅱ」を試聴してみました!
oyaide/電源ケーブル/VONDITA-X 1.8m
希望小売価格:70,000円(税抜) (¥77,000円 税込)
まず「VONDITA-X」という名前がカッコ良い!
”ヴォンディータエックス”と読みます。
そして、目を引くのが光沢のある真っ赤なボディ。
初見で「カッコいいな!」と思いました。
コネクターから本体までオール赤。
しかし、高級感のある色見なのでオーディオ機器との相性も良さそうです。
(あと、ガンダムファンにとっては「シャア専用電源ケーブル」ですね 笑)
スペック情報については、全部書くとそれだけで終わりそうなので、ここでは主要な特徴だけ書きますね。
・専用高級電源プラグ・コネクタ V-XY/V-XX使用。
・プラグはプラチナ・パラジウムメッキ、コネクタには金メッキという異種メッキを組合せを採用。
・二重らせん構造のドレイン線、そして異素材を組み合わせた外装シース採用。
oyaide/電源タップ/MTB-6Ⅱ
希望小売価格:78,000円(税抜) (¥85,800円 税込)
続いて「MTB-6Ⅱ」。
MTBシリーズはoyaideのベストセラー製品です。
まず、前のモデルよりボディの質感がかなり高級仕様になっているのに驚きました。
箱を開封した時「あれ、本当にMTBシリーズ?」と思ってしまう程、進化しています。
従来のMTBシリーズはアルミっぽい筐体でしたが、Ⅱはマットブラックで梨地のボディに変更されていて非常に高級感があります。
そのような感じで確認していたら驚きの仕様を発見!
‼
スパイクが付いてる!
スパイク付きの電源タップなんて皆さん見た事ありますでしょうか?
しかも見たところ、真鍮の削り出しスパイクを使用しており、かなり良い音になりそうな感じがします。
こちらのスパイクは取り外しが可能で、4点支持から3点に変更したり互換性のある物に変更できる様です。
主な特徴はこちら
・オリジナルコンセント “SWO-DX-ULTIMO” を並列配線にして使用
・内部配線に4N純銀2mm単線(スキンパス加工済み)を使用。
・3点、4点支持選択可能特製真鍮スパイク付属
試聴してみたら凄かった
さて、さっそく試聴をしていきたいと思います。
oyaide公式サイトを調べているとVONDITA-Xは音が「妖艶」になるらしい…
「妖艶」って具体的にどんな感じなんだ?と思い調べてみると”あやしいほどになまめかしく美しいこと”のようです。
MTB-6Ⅱは従来品に増してクリアでワイドレンジな音になるとの事なので楽しみです。
試聴に使用したシステムはこちら
CD・ネットワークプレーヤー:Marantz SACD30n
プリメインアンプ:Marantz Model 30
スピーカー:FOCAL Aria936 Limited Edition
音源:宇多田ヒカル/Beautiful World – Da Capo Version
再生はSACD30nのネットワークプレーヤー機能でSpotifyの音源を再生。
曲中のこのポイントを聴き比べました。
・中域:イントロのアコギのソロ
・高域:イントロ後のボーカルが入ってくる部分
・低域:ベースが入ってくる部分
こんな感じで検証してみました。
・アンプの電源ケーブルをVONDITA-Xに換える
・アンプの電源ケーブルをVONDITA-Xに換える、アンプとプレーヤーの電源ケーブルをMTB-6Ⅱに入れる
・MTB-6Ⅱの電源ケーブルをVONDITA-Xに換える
初めのアンプの電源ケーブルは1万円位の店頭の備品を使用しました。
Marantzの30シリーズの特徴を端的に言うと音がしなやかで、FOCAL Aria936 Limited Editionは立ち上がりの良い軽やかな音がします。
今回のシステムは全体的にスッキリした音がする傾向があります。
電源を強化する事でどの位差がでるのか楽しみです。
アンプの電源ケーブルをVONDITA-Xに変える
アンプの電源ケーブルをVONDITA-Xに換えました。
出だしの1音目を聴いた瞬間に、全然印象が違う事が分かります。
イントロのアコギのソロが生々しいです。
ボーカルはすこしぼやけている様に感じた音の輪郭がハッキリとし口の動きがリアルに分かるような感じになりました。
あと、非常に滑らかで艶っぽく「これは確かに妖艶」と思いました。
ベースも引き締まり、グッと押し出し感のある音になっています。
アンプの電源ケーブルをMTB-6Ⅱに入れる
アンプの電源タップMTB-6Ⅱに入れました。
う~ん、これもなかなかいい感じです。
さらに音の抜け感が良くなっているのを感じます。
アコギの弦の響き自然でリアルに近づき、ボーカルの息遣いが更に明瞭になっています。
また、再生されている音のレンジが広がり更に深い低音も聴こえるようになりました。
MTB-6Ⅱの電源ケーブルをVONDITA-Xに換える
最後に電源タップのケーブルをVONDITA-Xに換えました。
おぉ、これも凄く効いてます!
プレーヤーとアンプの両方に安定した電源が供給されているので全体的な音が整った印象になりました。
高域から低域までの音の印象は上記で述べたような感じですが、よりそれぞれの帯域が丁度いいバランスで出ています。
今回の検証では改めて「電源はめちゃくちゃ音が良くなるな」と思いました。
どのくらい変わったかというと、私の主観ですがフラッグシップのモデルに迫る位ハイエンドになりました。
ご興味のある方は是非ご検討下さい。