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fo.Qの新ブランド「modrate」のインシュレーター HEM-25を試聴しました。

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fo.Qの新ブランド「modrate」のインシュレーター HEM-25を試聴しました。

fo.Q ブランドで多くの高性能なオーディオアクセサリーをリリースしてきた木曽興業が新たに立ち上げた新ブランド modrate(マドレート)のインシュレーターHEM-25を試聴してみましたので、簡単なレビューをさせていただきます。

fo.Qのアクセサリーといえば東京工業大学大学院・住田雅夫名誉教授が、 JST(科学技術振興機構)のプレベンチャー支援を受けて開発した新素材を採用しており、従来の金属やゴムとは全く性格が違い、高い制振性を持ち合わせています。

fo.Qのベース材をエラストマーから特殊ゴムに変更し、新たに誕生したのが新素材の『ZeroBump』で、従来のfo.Qの「効き過ぎる」性能を抑制し、使いやすくなりました。
『ZeroBump』を使用し、新たに開発されたインシュレーターがこちらのHEM-25です。
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従来のfo.Qの印象とは異なるデザインのパッケージです。
ベルギーの高級チョコレートのような雰囲気のお洒落なデザインですね。

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箱を開けてみるとインシュレーターが現れます。箱の開き方もお洒落で、二分割されて開きます。

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下部にはトレーと説明書類が収納されていました。

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一つ取り出して眺めてみます。

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真鍮製の受けとZeroBumpで出来た半球に分けてみました。
どちらも大変精密に加工されています。
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真鍮の受けだけの状態でもスパイク受けとして使用できます。
かなりずっしりとしていますね。
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説明書には記載がありませんが、半球を下に向けてもピタッと安定します。
応用が利きますので、様々な使い方が出来そうですね。

早速試聴してみました。
オーディオ・アルケミーのアンプとマランツのSA-14S1,電源はSIGMASを使用し、DALIのEPICON 2を鳴らしてみました。
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まずは現状のままHEM-25を使用せずに聴いてみます。
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ぱっと聴いた感じでは全体的に悪くはないのですが、ベースラインが少し緩いと感じたり、細かいニュアンスが曖昧だったりするところが気になります。

次にHEM-25を使用してみます。
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使用する前と比べてかなり印象が異なります。
全体的に明瞭感が増し、付帯音が軽減されています。ベースラインは原音に近づき、タッチ感や息づかいが聴き取れるように変化しました。
余分な振動だけを削り、音楽のおいしいところはしっかりと残すので、副作用が殆ど感じられませんね。
今回はブックシェルフスピーカーで使用しましたが、
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HEM-25を設置すると一見不安定そうに見えますが、半球の先端が適度に潰れ、スピーカーに密着します。
スピーカー上部を手で押してみても、ぐらぐらせずに安定しています。
写真の状態ではトレーを使っていませんが、使用するとさらに安定するでしょう。

今回はブックシェルフスピーカーで使用しましたが、HEM-25 1個あたりの耐荷重が100kgですので、フロア型スピーカーやアンプ・プレーヤー類に幅広く使用出来ます。

効果がしっかりと感じられる素晴らしいインシュレーターです。

HEM-25の詳細などはオタイオーディオのホームページをご覧ください。
modrate/インシュレーター/HEM-25(4個1組)