OTAIAUDIO Listening Room再構築。
ACCUPHASEのパワーなども入荷したので、しばらく眠らせていたListening Roomを再構築し始めています。
先代の頃と比べて、少しコンパクトなラインナップになっていますが、十分夢のあるサウンドになっていると思います。
新規で鳴らしこんでいる機器もあるので、まだ音の足元がふらついている感じは否定できませんがエイジングをしてどれくらい変わるかです。
最初の一手が基準となる。
オーディオを趣味的にしっかり楽しんでいこうと思ったら、機器の組み合わせというのは一つの壮大なテーマになると思います。
そこについては、理論的に追い詰めていこうと思うと、どれだけの演算が必要なのか。
また、物理特性から気温や湿度やとてつもない不確定要素の嵐なわけです。
可能か不可能かは別として、それに挑戦するのも一つの楽しみだと思います。
しかし、構造論理的なロジックであったり、科学的な根拠が好きで、、要するに機械や電気が好きで、オーディオを楽しんでいる方ばかりではないのは事実です。
そういった方の最初のシステム選びはどういう基準にすればよいのでしょう。
そこに関しては、100点を目指したいのですが、なかなか難しいと思っています。
というか、そもそも最初からご自分の感性に100点満点にフィットする機器を選ぶという事は大変なことです。
だからまずは、手に入りやすい物、現状の環境で使えるものから設置してみる。
それが100点であることは残念ながらほとんどないと思います。
しかしながら、最初の一手をそこでうち、そこからオーディオライフが始まります。
いろんなソースを聴きながら、様々なセッティングを試しながら。
みなさんが船をだし、それぞれの理想に向かって、航海をするわけです。
要は出発地点がないと目的もないわけであって、まずは自分なりの音を出す。
その最初に一手を打ちそこから船をゆっくりと進めていけば良いと思います。
専門店も航海している。
オーディオ専門店といっても、技術は日進月歩だし、ヴィンテージの世界は限りなく深遠な世界。
だから、強がって音の事は完璧にお任せください、というのは、個人的には傲慢だと思っています。
見たことのない島に行ったら、まずは上陸してみる。そこを探索して、外す時もあれば、収穫があるときもあります。
そしてまた、新しい島を探しに行くわけです。
徒歩で外周できる小島だったり、ひょっとしたら新大陸だったり。
OTAIAUDIOの役割はみなさんにより良い航海のアドバイスをさせていただきたい、と考えています。
これからも音の航海をして皆様に良い情報をご提供できればと考えています。