TAD 新商品試聴会を無事終了しました。
二日間にわたって開催致しましたTAD新製品試聴会を無事終了しました。
新製品のブックシェルフスピーカー Micro Evolution One(ME1)のお披露目ということで沢山のお客様にお越しいただきました。
お越しいただいたお客様・メーカー様、この場を借りてお礼申し上げます。
試聴会のメインとなったME1はTADの技術力をコンパクトに凝縮したブックシェルフスピーカーです。
9cmの同軸ユニットに16cmウーファーを組み合わせており、定位感と空間表現が素晴らしかったです。
清涼感のあるサウンドで、オーディオ的なことを気にせずにただただ音楽に浸ることが出来ます。
CE1と同様に「Bi-Directional ADS」システムのバスレフ方式を採用しております。
エンクロージャーサイドにバスレフポートが設けたTAD独自の方式です。
スピーカースタンドはME1専用のST3を使用しました。
純正同士の組み合わせが見た目も音も一番ですね。
スピーカースタンドの下に敷かれたオーディオボードは浮遊式タイプで、フワフワと浮いていました。材質はフィンランドバーチで、大変硬いです。
このボードはTADのオリジナル製品で、ZZ011というものです。床と完全に分離しますので、有害な振動をシャットアウト出来ます。
ブックシェルフスピーカーに限らず、トールボーイスピーカーにも有効です。
また、スピーカーケーブルはケーブルインシュレーター(ZZ021)を使用し、床から浮かしました。
これにより、床からの振動ノイズやアース電位での音の鮮度の劣化が防ぐことが出来ます。
TADからこのような実力派アクセサリーが各種発売されていて少し驚きました。
アンプ類はプリをC2000、パワーはM2500MK2を使用しました。
TADのプロ用機器で培われた技術が詰められており、癖が殆どないのですが音楽がイキイキと鳴ってくれます。
一見地味に見えますが、金属ブロックをNCで削りだした80mm厚のシャーシなど、他では真似の出来ないようなアピールポイントが沢山あります。
プリアンプの下に敷かれているインシュレーターもTADオリジナルのもの(ZS103-S)で、一見円柱型の一般的なタイプのものに見えますが、内部に車のエンジンのクランクシャフトなどで使用されるクロムモリブデン鋼製のスパイクとスパイク受けが内蔵されております。
これにより荷重ポイントが絞られ、しっかりと支えられ制振することで、音のピントがきっちりと合うようになります。
このインシュレーターは完成度が高く、海外や国産のハイエンド機器を使用されている方に是非とも試していただきたいです。アンプの他、スピーカーに対しても有効です。
CDプレーヤーはD1000MK2です。
CDプレーヤーでありながら、電子ボリュームを搭載しておりますので、パワーアンプとの直結が可能となっております。
今回の試聴会を通して、TAD製品の素晴らしさをしっかりと堪能することが出来ました。
一つ一つ機器への拘りが感じられ、どの機器も自信を持ってお勧めすることが出来ます。
TAD ME1の詳細はオタイオーディオのHPをご覧ください。
●TAD/スピーカー/TAD-ME1-K(ペア)
●TAD/スピーカースタンド/TAD-ST3-K(ペア)