作り手の顔が見えてくるスピーカー。
2日間に渡って開催しました、BOENICKE Audio 試聴会を終了いたしました。
お越しいただきました皆様、暑い中、誠にありがとうございました。
また、今回、解説員としてお越しいただきました、株式会社ゼファンの安藤様、誠にありがとうございました。
今回の試聴会のラインナップについて
今回の試聴会では、BOENICKE AudioのW5、W8、W11とCH PrecisionのC1(D/A コントローラー)、D1(CD/SACD ユニット)、M1(パワーアンプ)を中心とした構成で、皆様にご試聴いただきました。
設計者Sven Boenicke(スヴェン・ボーニック)の思い
設計者のSven Boenicke(スヴェン・ボーニック)は、録音エンジニアとしての経験があり、約25年もの間スピーカー設計に携わっています。
大量生産されるスピーカーに対して疑問を感じ、作り手の顔が見えてくるスピーカーを追求しているとのこと。
今回はそのこだわり抜かれたスピーカーを解説とともに試聴をさせていただきました。
エンクロージャについて
エンクロージャーは、厳選された無垢の木だけが使用されています。内部はCNCマシーンによって複雑な切削加工が施され、組み立てと仕上げ、そしてサウンドチューニング まで、設計者自らの手によって行われる正真正銘のハンドメイドスピーカーです。
一見すると、木材を使用することにより、筐体を響かせるタイプのスピーカーかと思いきや、徹底した耐震対策が施されていました。
敢えて天然木を使用しているのは、その素晴らしい音響特性が理由です。完全な非共鳴エンクロージャというものはなく、不自然さを感じさせないナチュラルな共鳴と最小の減衰を追求した結果、天然木にたどり着いたとのこと。
ツイーターやウーファーについて
ツイーターに注目してみますと、どの機種も、背面についています。(上の写真はW8のものです。)
W5などを試聴して感じた、コンパクトながらも広い音場に一役買っているのかもしれません。
ウーファーは、どの機種も、側面についています。(上の写真はW11のものです。)
W8、W11と筐体が大きくなるにつれ、低域の量感が増します。
スタンドについて
スパイクを使用しているスピーカーと同様、接地面積を少なくすることを考慮し、水平軸での摩擦を最小限にしてスピーカーが自由にスイングできる機能を盛り込んだSwing Base(スイングベース)を使用しています。
後ろ2点が釣られていて、前中央に1箇所ボールで支えられています。
指で少し押しただけゆらゆらと動きます。
最後に
改めて、今回ご参加いただきました皆様、ご協力いただきましたメーカー様、誠にありがとうございました。
作り手のアツい思いを感じることのできた試聴会でした。
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