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【光電式カートリッジ】DS AudioのDS-W1を受け継いだ「DS-W2」のご案内です。

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DS Audioの光カートリッジのDS-W2 Cartridge/Equalizerのご案内です。

ドイツの大手オーディオ専門誌Stereo誌とAUDIO誌から創刊以来歴代最高評価を獲得し、世界一のカートリッジと評価されたDS Audioの光カートリッジ「DS-W1」。その世界一を生産完了品としてまで造られた後継機、「DS-W2」。ただ後継機として技術を受け継ぐことにとどまらず、電源部分を圧倒的にパワーアップし、カートリッジ自体にも安定性・鮮度などに、よりこだわることで新たな光カートリッジへと生まれ変わりました。

DS-W2

DS-W2

 

そもそも光カートリッジとは。

恐らく、オーディオファンの多くの方々が一度は聞いた事あるものも、詳しくは知らないと言う方も居るのではないでしょうか。
ここで、光カートリッジまたは光電式カートリッジの仕組みについて簡単にご紹介させていただきます。

光カートリッジとはDS Audioが世界で唯一販売する光電式カートリッジのことです。
一般的に馴染みのあるMM、MC型のカートリッジは磁石とコイルを用いて針の動きを検出するのに対し、光カートリッジは針の動きを光の変化として捉え出力します。

ここで光カートリッジの利点は何か、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、磁界の影響の有無が大きな利点の一つです。
従来のMM,MC型カートリッジは針についたマグネット(もしくはコイル)が磁界の中を振動することで発電しますが、光カートリッジは針の動きを光で検出するため、磁界が音に影響するというMM/MCについて回る欠点を克服したカートリッジこそが、この光カートリッジになります。

MM/MC型カートリッジの仕組みは電磁誘導の原理を応用したものです。
この方式の欠点はカートリッジが動いた方向と逆の方向に力が発生してしまうということにあります。(レンツの法則)
つまり、レコード再生時にレコードの波の動きとは逆方向の力がマグネット(もしくはコイル)に発生しているということです。
この現象は電磁誘導の原理を利用して音を取り出す以上避けられない現象であり、MM/MC型カートリッジの問題であると考えています。

ここで、「光=デジタル」と思われる方も多いかもしれませんが、光カートリッジはレコードに刻まれた信号を一切デジタル処理をすることなくそのまま出力します。
針の動きを磁石とコイルで検出するか、光で検出するかという検出方法の違いだけであり、両者共にアナログサウンドであるという点は共通です。

DS-W2Cartridge

 

DS-W2にかけたメーカーのこだわりとは

光カートリッジが世の中で知られるようになった要因の一つともいえるDS-W1を後継するにあたって、DS-W2には新しい技術を投入することで、より完成度の高いものを作り上げました。

カートリッジ部にはワイヤーサスペンション機構を搭載することで、より安定した音楽再生とより鮮度の高い音を実現しました。

また、DS-W1でのボロンカンチレバーにシバタ針の組み合わせをボロンカンチレバーにマイクロリッジ針を使用した組み合わせに変更しました。LED表示部分には「天然ローズクォーツ」を使用するなど、細部にも決して妥協しないこだわりが伝わります。

イコライザーでは、電源部分にこだわり、56000μFのコンデンサ12本を投入することで、パワーアンプを凌ぐ程の電源部に仕上がっています。

サイズはDS-W1に比べて3倍近くにまで大きくなりましたが、その理由が分かるほどに、より深みのある豊かな音楽再生を可能にしました。

できるだけ手作業にもこだわり、抵抗の足を一つ一つ撚り合わせたり、プリント基板の上にも裏打ち配線を加えるなど、これらの作業を手作業で行うことにより音楽信号が流れる部分のインピーダンスを限りなく低くし、それにより音の鮮明度を高めました。

 

これだけ、こだわりの深い製品は聴いてみたい方も多いと思います。OTAI AUDIOの試聴室にも近いうちに登場する予定ですので、その際は是非ご来店下さいませ。

 

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