KORGのNu 1とは。
KORGという会社をご存知でしょうか?オーディオよりも楽器メーカーとしてご存知の方が多いかと思います。1962年の設立からシンセサイザーや電子ピアノ等を作ってきた、世界的に有名な国内の電子楽器メーカーです。
今回紹介するKORGの製品、Nu 1はデジタルの音楽を知り尽くしたKORGが放つ研ぎ澄まされた多機能DACです。
Nu1の魅力のひとつ「DSD」とは。
Nu1の魅力について、いくつか挙げられますがまず注目されるのはDSDではないでしょうか。
DSDについて、当店の他の記事から引用しますと、
DSDは、WAVやMP3といったデジタル音源のフォーマットの一つで、どちらかというとプロフェッショナルなレコーディング環境などで扱われていたフォーマットとなりますが、 近年は、その圧倒的な情報量からハイレゾ再生の代表格として、ホームリスニングの環境でも少しずつではありますが定着してきています。但し、このDSDファイル自体のリリースタイトルとしてはまだ少なく、その利便性を最大限に活かせていないところではあります。
といった内容になります。
要点をまとめると、
- プロ向けのレコーディング環境で使われていた。
- 情報量が圧倒的に多い。
- リリースタイトルが少ない。
といったところです。
今回はDSDをはじめ、デジタル音源の再生を可能にするDAC機能に着目してご紹介していきたいと思います。
今回はDAC機能についてご紹介したいと思います。
先程ご説明をしたDSDをはじめ、本製品ではパソコンやプレイヤーからのデジタル信号をアナログ信号に変換するDAC機能がついています。
パソコンにたくさん取り込んだ音源を手軽に、解像度の良い音で聴きたいという方はちょうどいい商品ではないのでしょうか?
今回はDAC機能を実際に使ってみての感想を書きたいと思います。
試聴の構成について。
今回、試聴に使ったシステムは
です。
折角なので、3パターンの組み合わせで比較試聴しました。
1.DACなし
まずはシンプルにDACを使わずに聴いてみました。
X35 ⇒ A-S3000 ⇒ NS-5000
の構成です。
2.Nu 1を使用
実際にNu 1をの実力を確認してみました。
X35 ⇒ Nu 1 ⇒ A-S3000 ⇒ NS-5000
の構成です。
3.CHORDのQutestを使用
DAC同士の比較ということで、数多くの評判の高いDACを生み出してきたメーカー、CHORDのQutestを接続して聴いてみました。
X35 ⇒ Qutest ⇒ A-S3000 ⇒ NS-5000
の構成です。
比較後の感想
「DACなし」と「Nu 1使用」
まず、DACなしとNu 1を使用した際の違いについてですが、解像度が段違いのように感じます。
濁っていた音が鮮明になり、ヴォーカルや楽器などが浮かび上がってくるような印象でした。
少なくとも、あると無いとでは大きな差があるように感じられました。
「Nu 1使用」と「Qutest使用」
ここに関しては「DACなしとDACありの比較」ほど大差があるとは言いづらかったです。しかしながら、聴き比べるうちに確かに違うと実感できました。
Qutestに比べてNu 1を使用した時の方が音の表現力が豊かに感じ、ヴォーカル一つを見ても微かな息遣いが伝わってくるように感じられました。
しかしながら、Qutest はコンパクトかつシンプルな設計であり、価格の面でもNu 1 に比べて安価であるため、製品全体としてはなかなか悩むところです。気になられる方は是非一度、店頭にてご試聴くださいませ。
店頭にてご試聴可能です。
本製品は店頭にて展示中のためご試聴可能です。時期によって展示をしていないこともありますので、ご来店される前に一度お電話にてご確認いただけると確実です。
また、お客様の音源やパソコンをお持ちいただけると、そちらを使用してのご試聴も可能です。
最近はデジタル音源が充実しておりパソコンで音楽を聴かれる方も多いと思います。また、話題のネットワークオーディオ等と合わせてみてもいいかもしれません。
気になられた方は是非一度、店頭にお越しくださいませ。
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