LS3/5aというスピーカーをご存知でしょうか?
英国の放送局BBCが1970年代にモニターとして開発したスピーカーで、ライセンスされた複数のメーカーが同じ型番としてリリースしている、という珍しいモデルとなります。
今回はその中よりStirling LS3/5a V2とCHARTWELL LS3/5aをご紹介してみようと思います。
まずは見た目から。エンブレムが違うのは当然としても、
同じ型番、という割りには木材とその厚み、グリル目の細かさなど、意外に異なる部分が目に入ってきます。
試しにスピーカーの上側を指でコツコツと鳴らしてみましたが、「コッコッ」「ケッケッ」というくらいに音の高さが違い、CHARTWELLの方が高い音がします。
マジックテープで留まっているグリルを外して各ユニットを眺めてみました。
各ユニットのレイアウトは同じながらもウーハーのツヤ、ツイーターの目の細かさなどに違いが見て取れます。
同一型番といっても意外に見た目に異なる今回の2機種。実際に聴いてみました。
聴いてみた。
いわゆるモニター然とした低域が薄く、高域が硬めの想像をしていたのですが、まずしっかりした低域が印象に残りました。とはいえダラダラ伸びるという感じではなく適度にロールオフが感じられてまさにモニターとして使いやすそうな音です。
高域に関してはStirlingとCHARTWELLで少し味付けの違いを感じました。
Stirlingの方がクッキリしていてモニター的、CHARTWELLの方がそのクッキリした部分を少し抑えてその上の帯域に伸びがありツヤがあるように感じました。
また、今回はシングルワイヤリングでの試聴だったのですがStirlingはバイワイヤリング対応となっております。そのあたりでも使いこなしで差が出てきそうなポイントです。
今回ご紹介した2つのLS3/5aは2019年3月末まで店頭にて試聴可能となっております!
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