東京インターナショナルオーディオショウで、YAMAHAの新型スピーカー、NS-5000が発表されました。
一時期はAV機器の色が濃かったヤマハですが、近年はピュアオーディオ系のアンプやプレーヤーの新機種を続々と発表しており、オーディオに力を入れてる感じですね。
ヤマハはオーディオ全盛期に、後に名機と呼ばれるような製品を沢山を生み出したメーカーですので、いまもなお愛用されている方は多いのではないでしょうか。
GT-2000、C-2、B-2など中古市場で大変人気ですが、中でもNS-1000Mの人気は未だに衰えません。
1000Mはベリリウムを蒸着したユニットが特徴的で、スウェーデンの国営放送局のモニタースピーカーに採用されていました。1974年に発売され20年以上生産され続けたロングセラーモデルでしたが、1997年に生産を終了してしまい、残念がるファンは多かったと思います。
そんなファンの方に朗報です。今回、NS-1000Mの後継モデルとしてNS-5000が発表されました。
東京インターナショナルオーディオショウでお披露目となったNS-5000はNS-1000Mを彷彿とさせるルックスで、ヤマハのグランドピアノと同じピアノ専用塗料と下地材、研磨工程による黒鏡面ピアノフィニッシュで仕上げられています。
キーポイントとなるユニットはベリリウムは採用せず、世界一の強度と理想的な弾性率を誇る日本生まれの化学繊維「Zylon(ザイロン)」を使用したベース素材にヤマハ独自のモネル合金蒸着コーティングを施した新開発振動板をウーファー、ミッド、ツイーターに採用しています。
NS-1000Mで気になったスコーカーとウーファーのつながりにくさが、素材を統一する事によって改善されているようです。
予約受付開始は2016年6月1日(水)で7月頃の発売になります。
オタイオーディオのホームページに詳細をUPしました。下のリンクからアクセスしていただけます。
●YAMAHANS-5000