4/6,7二日間にわたり当社リスニングルームにてTAD用途別オーディオシステム試聴会が開催されました。
桜も満開のこの週末、おかげさまで今回も満員となりました試聴会の模様をレポートさせていただきたいと思います。
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”用途別”と謳った今回の試聴会。
1.TAD-ME1をシンプルに楽しむシステム
2.TAD-E1TXをM1000のバイアンプで鳴らす、本格的ハイエンドオーディオシステム
というふたつのご提案を軸にすすめられました。
試聴機のご紹介。
SACDプレーヤー TAD-D1000MK2、プリアンプ TAD-C2000
パワーアンプ TAD-M1000 x2
スピーカー TAD-ME1
スピーカー TAD-E1TX
TAD-ME1をシンプルに楽しむシステム
TAD大倉氏より今回の試聴機ラインナップの説明をいただき、クラシック、ジャズ、ポップスなどさまざまなジャンルの音源試聴がおこなわれました。
TAD-ME1は普段店頭で聴いていますが、帯域バランスが良く明るめのキャラクターで個人的にも大好きなスピーカーです。
大倉氏のお話の中に「TADはCDプレーヤーからアンプ、スピーカーまで一貫して生産している稀有なメーカー」とのご紹介があったのですが、オールTADで固められた今回の試聴で聴いたME1はブックシェルフとは思えない音像の大きさも感じました。
技術的なご説明の中でなるほど、と思ったトピックとしては「タイムアライメント」。言い換えると「到達時間の調整」でしょうか。
ME1、E1TXともに中高域にCSTドライバーといういわゆる同軸2ウェイユニットを採用し、さらにこのドライバーとウーファーの位置調整を行い耳への到達時間をそろえることで音像の大きさ、深さを実現しているとのことです。
TAD-E1TXをM1000のバイアンプで鳴らす、本格的ハイエンドオーディオシステム
つづいてTAD テクニカルアドバイザー 川村氏にバトンタッチされましてE1TXのご説明をいただきました。
ME1同様のドライバー技術を採用しながらさらに沈みこむ低域が印象的です。
ウッドベースの音程感などがより聴き取りやすくなりつつ、ME1同様の音のスピード感を実現していると感じました。
川村氏のお話の中でも「Bi-Directional ADSポート」について触れられていました。
いわゆるバスレフポートなのですが開口部を細くスリット状にすることで通常の形状だと「ハフハフ」と鳴る付帯音を抑えつつ豊かな低音を実現している、とのことです。
タイトルにもあるように「バイアンプで鳴らす」のが今回の試聴会のテーマでもあります。
お客様の見ている目の前で接続を変えての比較試聴も行われました。
一聴してわかるほど解像度が上がり、分離も良くなっていました。
もともと効率のいいM1000を2台使用することで、E1TXのポテンシャルをさらに引き出される瞬間を目の当たりにできた有意義な比較試聴でした。
TAD大倉さま、テクニカルアドバイザー川村さまに感謝申し上げて当レポートを締めさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
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今回の試聴会でご紹介させていただきましたTAD-ME1は店頭展示中です。
ご来店の際にはぜひお気軽にご試聴のお声がけくださいませ!