SACD/CDプレイヤー marantz 「SA-12」でCDからハイレゾまで堪能しました!!!
どうも、どうもどうもどうもです!オタイオーディオのオレンジです。
marantzのSACD/CDプレイヤー 「SA-12」の後編です。前編は「こちら」から
後編は「SA-12」のディスクリートDACによるハイレゾ再生からヘッドフォンアンプの実力までを、音質・使用感にフォーカスを当ててご紹介致します!
SA-12の仕様詳細は「こちら」から
後編 SA-12のディスクリートDACによるハイレゾ再生とヘッドフォンアンプとしての実力はいかに!?
まずはディスクリートDACの実力を確認するために、デジタルプレイヤーからハイレゾ再生を行います。
下記のシステムで試聴しました。
デジタルプレイヤー(トランスポート): SONY HAP-Z1ES
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DAC : marantz SA-12
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アンプ : marantz SM-10 (1980年製)
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スピーカー : B&W 804 diamond
デジタルプレイヤーからはUSB出力にて「SA-12」のUSB入力に接続します。
やはりMMMのディスクリートDACが素晴らしく、一聴してS/Nの高さ、高域の解像度・滑らかさ・艶やかさを感じます。
このあたりはSACDの音質と変わら無いため、安心してレベルの高い音を聴くことができました。
なお、USBからの入力にも機敏に反応して、もたつくこともありません。
▼続いてハイレゾPCM音源(FLAC 24bit/96kHz)にてヴォーカル物を聴いてみます。
まず私が驚いたのは、DSDからFLACへ曲を切り替えた後の動作の機敏さです。
この半年で10種類以上のDACを比較試聴してきましたが、いままでで一番素早く楽曲が切り替わり、曲の頭出しで途切れるということが一切ありませんでした。
また、DACによってはフォーマットの切り替え時にリレーの音が「カチカチ」と鳴ってしまって音の邪魔をしたり、頭出しが再生されないということがありますが「SA-12」は全く問題ないのです!
PCM音源もDSD音源と同様に高品位・高音質な音を感じさせてくれます。
SA-12のヘッドフォンアンプとしての実力は!?
ヘッドフォンを「SA-12」へ接続してハイレゾを試聴します。
デジタルプレイヤー(トランスポート): SONY HAP-Z1ES
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DAC兼ヘッドフォンアンプ : marantz SA-12
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ヘッドフォン : DENON AH-D2000
一聴して鮮度感が高く、メリハリがあり華やかな音がします。
このあたりはDENONのヘッドフォンの特性もあるかもしれませんが、高域の解像度の高さや滑らかさなどマランツの音はしっかりと感じ取ることができます。
PCM音源ですので、前編でご紹介したデジタルフィルターもしっかりと活かされています。
なお、個人的に心配していたホワイトノイズも出てこず、楽曲に集中することができました。
音質だけではなく性能や品質が素晴らしいので、ヘッドフォンユーザにとっても朗報ではないでしょうか。
SA-12を視聴して最後に・・・
総評として「SA-12」は価格・クラスを超えた大変素晴らしいプレイヤーという事です。
SACD/CDプレイヤーとしてはもちろんの事、MMMのディスクリートDACも高品位・高性能で、PCやデジタルプレイヤーを接続してのハイレゾ再生も高音質で楽しむことができると考えます。
また、デジタルフィルターによって好きな音質に追い込むことが可能な点も見逃せないポイントです!!!
正直なところ、私はフィルター類にネガティブなイメージが有りましたが、「SA-12」のデジタルフィルターは違和感や不自然さを全く感じさせません。
このようなプレイヤーを30万円という価格で実現してくれたmarantzに拍手を送りたいです。
今回のご提案としては「高品位でフォーマットにとらわれず長く使えるプレイヤーが欲しい」、「プレイヤー1台でCDからハイレゾまで思う存分楽しみたい」、「高品位なヘッドフォンがあるので、スモールシステムでもハイエンドな音が聞きたい」といった場合におススメできると考えております。
marantz 「SA-12」でCDからハイレゾまで思う存分楽しむ事ができました!
前・後編 長文にお付き合いいだきまして有難うございました。