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今回は、発売当初より話題となっていた前方定位ヘッドホンCROSSZONE「CZ-1」の弟分にあたる新モデル「CZ-10」をご紹介させていただきます。
1枚目の写真が「CZ-10」、2枚目が「CZ-1」となります。
「CZ-1」に比べ、ユニット部位のサイズが小さくなっています。
重量も「CZ-1」約485g、「CZ-10」約385gと軽量化もされています。
「CZ-10」は、ご自宅はもちろんですが、外出先でのポータブル環境による使用も想定されたモデルとなっています。
気になる装着時のシルエットも悪くありませんでした。
但し、付属のケーブルは1.5m、3.5mと使用環境に合わせて付属されていますが、3.5mmから6.3mmへのプラグ変換アダプタが付属されていませんので、6.3mmプラグ搭載のヘッドホンアンプをご使用の場合は、別途ご用意いただく必要がございます。
そんなケーブルに絡めた面白い話が一つ、「CZ-10」はケーブルが着脱式なっておりますが、普通でしたらLRチャンネルに合わせてケーブルを接続する必要がありますが、こちらの付属されているケーブルにはLRを識別する記載がありません!
これはまさにCROSSZONEのヘッドホンの特徴を表しているお話しで、前方定位のサウンドを表現するため、LRチャンネルにはそれぞれ、主音源再生用の2つのドライバーユニット(高音用/低音用)はもちろんのこと、逆チャンネルの音源を再生するもう1つの専用ドライバーユニットを搭載しています。
なので各チャンネルにステレオの音源を流し込む必要があるため、ケーブルでLRをアサインする必要がないんですね。
また、3つのユニットを効率よく再生させるため、高音用ドライバーユニットを前方に斜めに設置するなど、構造にも細部にわたり拘りが見られます。
「CZ-10」のイヤーパッドは、「CZ-1」のものと質感が変わり、お部屋でいうところの少しライブ気味な素材となっています。
もちろん付け心地も抜群で、長時間使用しても耳が疲れなさそうな印象を受けました。
今回CHORDのDAVEを使用してCD再生やストリーム再生を試聴しましたが、「CZ-1」が比較的にフラットだとすると、それよりもいい意味でドンシャリ感が増しており、出力音圧レベルも99dBと高いので、どちらかというとやはりポータブル環境を意識した仕上がりになっていると感じました。
お値段も「CZ-1」が希望小売価格250,000円(税抜)でしたが、希望小売価格90,000円(税抜)と比較的お求め易くなり、もちろん「CZ-1」のノウハウがしっかりと踏襲され、さらには日本製ということで、コストパフォーマンスが非常に高いモデルと言えるのではないでしょうか。
当店では、上位モデルの「CZ-1」の展示をさせていただいておりますので前方定位ヘッドホンにご興味のある方は是非一度お試しくださいませ。
CROSSZONE/ヘッドホン/CZ-1【店頭展示有・ご試聴可】
▼動画にて「CZ-1」をご紹介させていただきました▼