From Italy! PATHOSのプリメインアンプLogos MkIIを部屋に招き入れたくなる3つの理由とは?
その個性的な外観から「変化球が来た!」という風に思われた方もいるかもしれません。
しかし、オーディオ機器は絶対的に部屋にするものです。当然ながら毎日のように視界に入るもの。
しばしばピュアオーディオは「嗜好品」といわれます。
「嗜好品」について改めて意味を調べてみると、、
嗜好品(しこうひん)とは、風味や味、摂取時の心身の高揚感など味覚や臭覚を楽しむために飲食される食品・飲料や喫煙物のことである。
とあります。
食品や喫煙物、とありますが、おそらくこれを読んでいるであろうオーディオ好きな方々は、オーディオが「嗜好品」といわれても納得する方々は少なくないと思います。
文字通りサウンドに酔いしれ、摂取時の心身の高揚感を得ることができます。
そういう意味でサウンドだけではなくデザインも大切なファクターであると思うのです。
もちろんサウンドが優先です。そのために導入するわけですから。
しかし、音を楽しむときも、耳だけで聴いているというわけではないということです。
サウンドはもちろん、デザインも素晴らしい。
Pathos Acousticsとは?
今回はPATHOSのLogos MKIIと出会いそんなことを改めて感じさせられました。
PATHOSとの出会いはオーディオの輸入代理店タイムロード社に以前にご案内をいただきました。
Logos MK IIを紹介いただき、サウンドを聴いてこれは素晴らしいということで導入を決めました。
タイムロードといえば、CHORDの輸入代理店であることで知られていますが、他にも素敵なブランドがいっぱいあるのです。
例えば先日のブログで紹介させていただいたchario audio。
そしてDACを中心に大ヒットを飛ばしているCHORDはオーディオファンの間では説明不要かもししれません。
その中で新たに展開されているのがこのPathos Acousticsというわけです。
中でもLogos MkIIを試聴して弊社に常設展示をすぐに決めさせていただきました。
は音を聞く前にこのデザインに惹かれてしまいました。
Pathos AcousticsのプリメインアンプLogos MkIIをお勧めしたい3つの理由
Logos MkIIをお勧めしたい3つの理由を皆様にご説明をさせていただきます。
結論から説明させていただきます。
1.Pathosならではの洗練されたデザインがお洒落。
2.ずっと長く飽きが来ないであろうオールマイティかつ深遠なサウンド。
3.所有感、満足度が高い。
というところでしょうか?
1.Pathosならではの洗練されたデザインがお洒落。
まずはこちらをご覧いただきたいです。
上記の写真はPATHOSのヒートシンクになっています。
よく見ると、ブランド名PATHOSの文字をあしらってデザインになっています。
また天板のラウンド型のメッシュもこんなデザイン今日本のブランドでは、なかなかないのではないでしょうか?
当然フロント部の赤みがかったパドックウッドの美しさに是非ご注目いただきたいです。
金属の無機質な感じとパドックウッドの対比が本当に洒落ています。
またプリ部の真空管の後ろがミラーになっているのも憎らしいくらい素敵です。
私がPATHOS Logos MKIIの美しさをご紹介するうえで強調したいことが一つあります。
オーディオ機器、工業デザインに限らずですが、これ位デザインやマテリアルのギミックを入れると、デザインが崩壊してしまうというか全体のバランスが取れなくなってしまうことが多々あります。
このPATHOS Logos MKIIは、それくらいの量のデザイン的なギミックが入っています。
しかし、Logos MKII、なぜか全体の調和がとれているのです。ここがイタリアの洒落ものがデザインした、という感じで、日本のデザインの常識からすると、とんでもないことだと思うのです。
今回は3つの特徴を上げていますが、正直一番衝撃的だったのはこのデザインです。
実際オーディオルームに設置しても派手なことは全くなく、よく見るとめちゃくちゃ凝っている、という感じです。
イタリアの美意識を見せつけられた名機が出るくらいです。皆様にもデザインだけでもご覧いただきたいです。(とはいえ、来ていただくならば当然音も聴いていただきたいです。)
2.ずっと長く飽きが来ないであろうオールマイティかつ深遠なサウンド。
デザインは上記のような感じ。肝心なサウンドはどうか、というところですが、ECC88のプリ段+AB 級 MOS FET の増幅段によるインテグレーテッドアンプという構成になっています。
また現代のスピーカーに対応するべくチャンネルあたり 220W(4Ω)の出力というスペックも実に心強いです。
とはいえそんなスペックはどうでもいいのです。
肝心なのはここまでデザインにこだわっておいて、音が良くない、音が釣り合っていない、というのが最もかっこ悪い!というのがコアなオーディオファンの意見なのではないでしょうか?
個人的にもオーディオ機器にはデザイン性を求める方ではありますが、それは音が釣り合っていることが最低条件です。
やはり音ありき、ということなのでそこはどこまで行ってもサウンドが重要なことは命題ですよね。
そんな中でいろんなジャンルを聞いてみましたが、実にモダンなサウンドでした。
現代的な情報量、そしてパワーを確保しながらもプリが実に良い雰囲気を醸し出してくれます。
まさに素敵な匂いまで感じられるかのようなサウンドなのです。
ピュアオーディオファンにも、オールドなファンにも誰もが納得する、実に革新的なサウンド。
そこにさらにPATHOSならではの味付けがしてある。
深遠で雰囲気も良い、あなたの部屋の空気をガラッと変えてくれる素敵なサウンドです。
3.PATHOS Logos MkIIは所有感、満足度が高い。
全ての買い物において誰もが、購入した暁には、思い切ってよかった、と思いたいものですよね。
PATHOS Logos MkIIは、そういう点で、現代のオーディオ製品の中でも間違いなくトップレベルです。
これを部屋に設置して音を出した途端、
・家に早く帰りたくなる
・ちょっと掃除とか頑張りたくなる
・家具なんかもこだわりたくなる
・ルームフレグランスをかえてみたり
そんな、二次的三次的な行動をするかもしれません。
私も音楽機材の販売を一筋でやってきておりますが、これだけは自信を持って言えることがあります。
本当に良い音楽プロダクトは、その人の人生を変える、ということです。
リアルにフィットした音楽プロダクトに巡り合うことができたら、毎日の生活がもっともっと楽しくなったり、喜びにあふれたりする。
それどころか、さらにポジティブに何かを始めたくなる。また良い循環が生まれる。
ちょっとネガティブなことも申しておきましょう。PATHOS Logos MkIIは、決してOTAIAUDIOでもすべてのお客様にお勧めできるものではございません。
なぜならば、明確な個性、明確なメッセージがあるからです。
それを受け入れることができないお客様には苦痛でしかないでしょう。
しかし、逆に、フィットするお客様には本当に感動的なオーディオ体験ができ、心から満足いただけるアンプということが言えるでしょう。
個人的には、現在のオーディオ業界はプロダクトに想いや、メッセージがあるメーカーさんが強いし支持を得られていると感じます。
そういった意味ではPATHOSは完全に条件を満たしている、オーディオショップとしては無視することはできない存在といえるのです。