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【R-2Rラダー抵抗変換方式】XI AUDIO「SagraDAC」を聴いた。

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いつもご覧いただきありがとうございます、オタイオーディオ近藤です。

本日はお盆期間デモ機展示しておりましたXI AUDIO「SagraDAC」の紹介レビューです。

XI AUDIO「SagraDAC」

SagraDACは試聴機をお借りする前から多くのお問合せをいただいておりました。

実際にお借りしてからもご試聴に来られるお客さまも多くいらっしゃり、本機への注目度の高さをあらためて感じた次第です。

SagraDACのご紹介

フロントパネルはシンプルです。インプットのセレクトボタンとディスプレイのみ。

ディスプレ左側に選択した入力が表示され、入力のクロックがロックされると右側に表示されます。

シンプルなフロントパネルと対照的にバックパネルには豊富な入出力が。

デジタル入力がS/PDIFがRCAx2、BNCx1となっており、さらにToslink(光)x1、AES/EBUx1、I2S(HDMI)x1、USBx1。

このうち RCA2, BNCには「S/PDIF Blade機能」と呼ばれる、デジタル信号のジッターを低減するシステムが搭載されています。
RCA1はこの機能を搭載しない代わりに192kHzに対応しています。
(I2Sを除く他のインプットは96kHzまでの対応)

Amanero社製 特注USBインタフェースを搭載。
44.1kHz~384kHz/32bit/DSD64~DSD256に対応します。

▼DELAとのUSB接続でAmanerooデバイスとして認識されている様子

アナログ出力はRCAに加えてバランスXLRも装備しています。

聴いてみた

本機の最大の特徴はR-2Rテクノロジーを採用していることです。

昨今のDAC製品の多くがデルタシグマ方式を採用しています。それらはシンプルな音声信号で測定する限りは良好に動作するのですが実際の音楽信号はより複雑です。

そこで採用されたのがR-2Rテクノロジー。
詳しい技術解説はXI Audioのサイトをご覧いただきたいのですが、

そのサウンドは一聴した瞬間から情報量が非常に多く、濃密です。
一音一音が情感をもって丁寧に描き出されます。
だからといって地味で重苦しいという訳ではなく、力強さも兼ね備えているサウンドだと感じました。

多くのお客さまが関心を持たれている訳が分った気がいたしました。

デルタシグマ方式によってマイノリティになりつつも、時代を経て現代によみがえった「R-2Rテクノロジー」を採用したSagraDAC。
濃密で非常に音楽性の高いサウンドを奏でます。

最後に余談を一つ。
「SagraDAC」の名はスペインのサグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)に由来しているとのことです。
これは「SagraDAC」がこれからファームウェアなどを発展していくことの予言なのかどうかは、定かではありませんが。

本機のご試聴は明日8/18(日)までとなっておりますが、ご興味おありの方はご遠慮なくお問合せくださいませ!

XI AUDIO「SagraDAC」の商品情報はこちら。