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【これはデジタル/クロックの革命児だ!】MUTEC マスター・クロックジェネレーター「MC-3+USB」 徹底試聴レビュー!

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MUTEC マスター・クロックジェネレーター「MC-3+USB」でデジタル/クロック変換を楽しむ!

 

 

毎度お世話になっております!オタイオーディオのオレンジです。

 

今回はマスター・クロックジェネレーターとDDコンバーターの機能を併せ持つMUTECのクロックジェネレーター 「MC-3+USB」のご紹介です。

 

非常にマニアックな内容で、どちらかというとデジタルに強いベテランオーディオフリーク向けになっておりますが、使い方や音質をメインとしてご説明させいただきますので、是非最後までお付き合いください!

 

製品の詳細は「こちら」から

 

 

 

 


MUTEC マスター・クロックジェネレーター「MC-3+USB」とは?

MUTEC社はドイツのベルリンで1989年に設立された、デジタルシグナル・プロセッサーの開発メーカーです。

大手音響メーカーへの業務用機器の開発および供給を皮切りに、2000年以降は独自の技術を基に高精度なマスタークロック・ジェネレーターの製造を開始しました。

サンプリングレート・コンバーター、クロックシグナル・ディストリビューターなど音響に不可欠な製品を多岐にわたり世に送り出しています。

そのMUTECのノウハウと技術が凝縮されて開発された製品がマスター・クロックジェネレーター兼DDC「MC-3+USB」なのです!

 

 

 

 


「MC-3+USB」にはどんな機能があるの???

大きく分けて3つの機能が「MC-3+USB」にあります。

 

◆(マスター)クロックジェネレーターとしての機能

クロックジェネレーターとは44.1kHz、48kHz、96kHz、174kHz、192kHz等のデジタルクロックを発生させ、オーディオ機器に供給するための装置です。

正確なデジタルクロックをオーディオ機器に供給することで、音質の向上が可能となります。

 

「MC-3+USB」は高精度な1GHzの内蔵クロックを用い、ワードクロック入力を持っているオーディオ機器へデジタルクロックを供給できます。

 

また、OCXOやルビジウム発信機などの超高精度10MHzのクロックと「MC-3+USB」のクロック入力端子をBNCケーブルで接続することで、より正確なクロックが生成できる高精細なマスタークロックとして活用することも可能です。

 

 

 

◆DDC(デジタル・デジタル・コンバーター)

USBやS/PDIFからの入力されたデジタル信号を、AES/EBUとS/PDIF(光・同軸)のデジタル信号で出力することが可能です。

 

さらに!USB入力がないDACやデジタルプレイヤーに、パソコンやDELA/Fidata等のUSB出力ができる機器を接続することが可能となります。

 

 

 

◆デジタル信号のリクロック機能

「MC-3+USB」最大のセールスポイントである機能です!

 

USB、AES/EBU、S/PDIFから入力されたデジタル信号を、内蔵された1GHzクロックや10MHzの外部クロックを用いて「リクロック」しデジタル信号として出力することが可能です。

 

クロック入力の無いCDトランスポートとDACの間に「リクロック」された信号を用いることで、音質の向上が可能です。

また、ハイレゾ再生で主流のDSDファイルや96kHz、192kHz/24bitのPCMファイルを「MC-3+USB」の内蔵クロック、外部クロックに同期して「リクロック」することも可能となります。
※DSD信号はPCM信号に変換されて出力されます。

クロックジェネレーターとDDCの機能を併せ持った「MC-3+USB」だからこそ出来る優れた機能です!!!

 

 

 

 

 


USB DACの無いネットワークプレイヤーとの接続試聴

まずはネットワークプレイヤー兼DACであるLINN Klimax DSMとDELA N100を接続してみます。

 

▼システム一式

 

本来であればLINNのKlimax DSMにはUSB入力ができないため、DELAのN100のUSBデジタル出力は当然接続できません。

また、Klimax DSM、N100ともにクロック入力端子はありません。

 

そのため「MC-3+USB」のリクロック機能とDDC機能が大いに役に立ち、音質向上が図れると考えてこのシステムにしました。

 

 

 

試聴には宇多田ヒカルのFantomeより「道」を選曲しています。

▼① まずはN100をNASとしてLINNにネットワーク接続して試聴します。

いつも聴いている音質のため非常に安心して聴くことができました。

LINNのDSらしく、音楽性高く繊細で空間の描写も素晴らしいです。

特に大きな不満もなく試聴は終わりました。

 

 

 

▼② N100からUSB出力し「MC-3+USB」を経由して、Klimax DSMにS/PDIF接続します。S/PDIF信号はリクロックされています。

 

まず音が出始める前の無音時に素晴らしいS/Nの高さを感じることができました。

その静寂から一気に弦の響きが広がり、ドラムのスネアやバスドラムの音がはっきりと聞こえ、その音楽性高い空間に驚かされます

高域の解像度は高く、宇多田ヒカルのヴォーカルの表現が大変クリアで生々しいです。

 

この時点で1Ghzの高精度内蔵クロックの素晴らしさ、必要十分とさえ感じさせてくれる説得力の有る音でした。

 

音調はLINN DSの音楽性と繊細さに加えて、優しさが合わさった感じを受けました。

 

 

 

▼③ 接続経路はIIと同じですが、クロックに外部クロックである「CG-10M」を利用しています。

内部クロックで感じる事のできたS/Nの高さに加え、前後左右に空間が広がった事を感じます。

そして響きがとにかく素晴らしいです。

楽器が響き合ってハーモニーを形成し、分離感があるのに音がまとまっているという不思議な感覚を覚えました。

 

ずっと聴いていたい思いにさせてくれる、素晴らしく良い音質でした。

 

 

 

 

 


USB入力、ワードクロック入力の有るDACにCDプレイヤーを接続して試聴

USB入力、ワードクロック入力の有るMYTEK Manhattan DAC IIにTRIODEのRUBY-CDを接続してみます。

 

▼システム一式

 

せっかくUSB入力のあるDACですが、ここではあえてCDプレイヤーをデジタル接続して「MC-3+USB」の底力を垣間見たいと思います。

また、Manhattan DAC IIにはワードクロック入力が有りますので「MC-3+USB」のクロックジェネレーターの機能も番外編として試してみます。

この試聴にはオレンジのリファレンスであるCHMISTRYのthe way we areより「合鍵」をチョイスしました。

 

 

 

▼壱 まずはRUBY-CDからManhattan DAC IIにS/PDIFで直接接続して音質を確かめます。

 

いつもと変わらず良い音で鳴っています。元気よくハツラツとした音調です。

今後どのように音が変化していくかに期待!

 

 

 

▼弐 RUBY-CDから「MC-3+USB」を経由してManhattan DAC IIに接続します。デジタル信号は内蔵クロックによりリクロックされています。

 

一聴して音が前に出てきて迫力が増しました。

音の傾向としては先程お伝えしたIIと同様で、内蔵クロックによるリクロックが効いているのだと思います。

また、DDCの変換精度が高いためか、①のManhattan DAC IIに直接入力するのと変わらない質の高い音です。

 

 

 

▼参 接続経路は②と同じですが、CG-10Mの外部クロックを利用しデジタル信号をリクロックしています。

 

非常に厚みのある音に変わりました。

高域の響きが素晴らしく、CHMISTRYの特徴であるヴォーカルのハーモニーが伸び伸びと聴こえてきます。

低域は沈み込み、前に出てくるほどの迫力を感じます。

また、空気の密度感が絶妙で非常に高いレベルの音楽性になっています。

音質は暖かく大変聞きやすくて耳障りの良い音になっていると思います。

 

正直なところ定価60,000円のCDプレイヤーとは思えず、数ランク上のデジタルトランスポートでハイレゾを再生しているようです。

 

 

 

▼【番外編】クロックの経路ですがマスタークロックのCG-10Mから「MC-3+USB」を経由してManhattan DAC IIのワードクロック入力に接続します。RUBY-CDは①と同じくManhattan DAC IIに直接接続します。

 

この組み合わせを聴くまでは③と同じ音質だと思っておりました。それは、クロックはCG-10Mを利用しているからです。

ですが再生をスタートして驚きました!予想に反して音質が違います!

③では迫力があり音の温かみがありました。それは薄れましたがS/Nが上がり、ヴォーカルや弱音の明瞭度が上がり、よりクリアに聴こえてきます。

 

おそらくこれは基準となるDACのクロックまでがCG-10Mになったため、音質が大きく変わったのだと考察します。

 

単純な音の良し悪しではなく、これは好みの問題と捉えることが出来るほどの変わりようでした。

 

 

 

 

 


すべての試聴を終えて

今回の試聴を通して感じ取れたのは、クロックの「重要性」「確かなる効果」です!

 

「MC-3+USB」の1GHz内蔵クロック、CG-10Mのマスタークロック共に音の変化は圧倒的で大変素晴らしかったです。

Klimax DSMとManhattan DAC II共にクロック変更時の音の違いは同じように感じられましたので、皆さんにも同様に高い効果を感じていただけるのではないでしょうか。

また、今回外部クロックにはルビジウムのマスタークロックであるCG-10Mのみでしたが、OCXO等のマスタークロックに変える事で音調や音質を変えることも可能です。

クロック入力のあるオーディオ機器はそんなに多くはないですが、デジタル入出力を持つ機器は多いと思います。

 

今回のご提案として「単純に高性能なクロックジェネレーターやDDCが欲しい」「クロック入力は無いもののクロックによる音質向上に興味がある」「DACにUSB入力が無いが、PCオーディオや高品位なNASを接続してハイレゾを楽しみたい」「高品位なデジタルプレイヤーやDACを既にお持ちである」といった場合におススメできる製品ではないでしょうか。

 

MUTEC マスター・クロックジェネレーター「MC-3+USB」でデジタル/クロック変換を楽しんでみまよう!

長くなりましたが最後までお付き合いありがとうございました!

 

 

↓製品のご紹介はこちらから↓
MUTEC/マスター・クロックジェネレーター/MC-3+USBのご紹介

【高周波ノイズ対策の決定版!】CAD 「GC1(Ground Control)」試聴レビュー

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CAD 「GC1(Ground Control)」で高周波ノイズを取り除きS/N高くクリアな音を聴こう!

お元気ですか!オタイオーディオのオレンジです。
今回はノイズを取り除くオーディオアクセサリー CADの「CG1」をご紹介させていただきます。

以前もご紹介「こちら」させていただいておりますが、今回もオレンジ流に音質に着目してのご紹介です!

製品のご紹介は「こちら」から。


CADの「GC1(Ground Control)」とは?

CAD( Computer Audio Design)社は 2011 年にイギリスで設立されたハイエンドオーディオメーカーです。
「デジタル機器での最高の音作り」 を目的に、これまでにDACやオーディオトランスポートなどの開発を手掛けてきた企業です。

「GC(Ground Control)」シリーズはCAD社が「シグナルグラウンド」から効果的に「高周波ノイズ」を除去するという視点から開発した製品です。

GC 本体内部は電子・航空業界でも採用されている電気エネルギーを熱に変換させる機能性材料で満たされており、広範囲な高周波エネルギーを除去します。

電子の運動エネルギーがGC 内で熱に変換されることでGC の内部インピーダンスは低く保たれており、シグナルグラウンドからのノイズ成分が効果的に吸収除去されます。

高周波ノイズが除去されることで、サウンドの静寂性が増し、定位感やサウンドステージの見え方が格段に向上いたします。


どうやって使うの?

「GC1」の使用方法は非常に簡単で、専用のケーブルを使用してシグナルグラウンドをGC に接続するだけです!

▼「CG1」の後面

本体後面にはSignal Ground 入力が2系統ありますので、2台のオーディオ機器を接続することが可能です。

また「GC1」を複数台用意し、ディジーチェーン(数珠つなぎ)で連結させノイズ吸収性能を増強させることも可能です。

なお、パッシブ設計のため、別途電源は必要ありません。

▼「GC1」に専用ケーブルを接続した状態

具体的な使い方ですが「機器の空いている入出力端子」に専用ケーブルを挿して、「GC1」本体に接続します。

専用ケーブルはご注文時に XLR / RCA / USB の3種類から選択可能で、今回はRCAに接続する専用ケーブルです。

なお、専用ケーブルは、グラウンドのみ導通するようになっています。


効果の程は!!?

今回はSONYのHDDプレイヤー、DAC、パワーアンプに接続して効果の程を確認していきます。

▼ラックにセッティングした「GC1」

「GC1」はアルミ削り出しのマットブラックになっており、大変高級感を感じさせるデザインです。

見た目は奥行きが結構ありますが、横幅は短いため、今回のようにラックの空いたスペースに設置できそうです。

重量は4.7Kgとずっしり重く、これはいかにも「効果がありそうだ!」と感じさせてくれる作りになっています。

◆SONYのHDDプレイヤーの音質変化

再生をスタートさせた瞬間にS/Nの高さと、音の響きの良さを感じます。

空間に表現されている音の質感や密度が上がっており、一気に音楽性が上がっていることに気付かされました。

特に中域の解像度が素晴らしく、普段は高域や低域に耳を奪われがちですが、こんな音が隠れていたのか!と驚くほど充実した中域を感じさせてくれました。

◆DACの音質変化

S/Nの高さと音の響きは変わらず感じさせ、ヴォーカルに艶とハリが出てきて生々しくなりました。

コーラス部分がしっかりと聴こえてきて、いつもより大変聴こえやすくなっています。
特徴としては明るく、華やかな印象があります。

低域に関しても明るく、軽やかになっていますが決してブーミーではないため楽しく音楽を聴くことができました。

◆パワーアンプの音質変化

空間が広がったことを真っ先に感じます。スピーカー1個分ほど広がったでしょうか?音の分離も良くなったため、広がりと合わせてスケール感を感じさせてくれます。

低域は量感が増え、非常に質が高くタイトになりました。アンプの駆動力が上がり、機器をワンラックアップしたかのようです。

高域はDAC程解像度は高くないですが、明るく好印象です。


これは高周波ノイズ対策の決定版だ!

総評ですが、高周波ノイズの対策がこれほど音質に良い影響を与えるとは思いませんでした。

個人的な感想としては上流のオーディオ機器ほど効果が高いように感じ、プレイヤーやDACの良さを更に引き出すことが可能だと感じます。

「GC1」は決して安価なオーディオアクセサリーではないため、ある程度システムを揃えた方へおススメできる製品だと思います。そのために、プレイヤーやアンプ、DACなどの機器以外で、大きく音質を向上させたいといった場合に「GC1」を使用していただくのが、良いのではないでしょうか。

もちろん「高周波ノイズ」対策のアクセサリーですので「高周波ノイズが気になる!」という方にもおススメです。

また、ラックの空いた場所等に置けるコンパクトさと、専用ケーブルを接続するだけで使えるという使い勝手の良さも特筆モノです。

CAD 「GC1」でS/N高くクリアな音を体感しませんか?

↓製品のご紹介はこちらから↓
CAD/高周波ノイズ除去アクセサリー機器/GC1

【超薄型で効果抜群】TELOSのノイズ抑制シート「Quantum Damping」

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みなさんこんにちは。
今回は、台湾のオーディオアクセサリーメーカー「TELOS」のノイズ抑制シート「Quantum Damping」についてご紹介させていただきます。

■「Quantum Damping」の特徴。

「Quantum Damping」は、シート状のオーディオアクセサリーです。
基本的な素材には制振性に優れた素材である、シリコンを使っています。
この、シリコンにTelos Audio Design独自のノウハウを用いて多くの特別な成分を調合しています。

●「Quantum Damping」に調合されている特別な成分。

・レアメタル
・遠赤外線発生成分(-196℃で36時間の極低温プロセス処理済・特許取得)
・イオンパウダー(特許取得)
・二酸化チタン光触媒
・シリカウェーハ絶縁コーティング
・帯電防止剤
・グラフィン

上記の他にも様々な成分が含まれています。

■どんな効果があるの?

プレーヤーやアンプなどのオーディオ機器、PC、スマートフォンなどの下に敷く、もしくは上に置くことでノイズが抑制され音質がクリアになります。

下記は公式サイトから引用した詳細です。

”有害な電磁波を遮断することによって、機器に影響するノイズを抑制してくれます。
「Quantum Damping」の使用によって、音質がクリアに聴こえるようになります。
また、制振性のある素材を使用しているのでサウンドの解像度、密度を高める効果も期待できます。

もともと「Quantum Damping」は、Telos Audio Designで開発している他のアクセサリー機器の内部基盤を保護するために開発されたものを発展させたものです。
精密機器に電磁波が及ぼす悪影響は計り知れません。
ノイズ対策のノウハウに長けたメーカーだからこそ実現できた製品です。”

■3つのサイズバリエーション

サイズは「A4(210×297mm)」「B5(182×257mm)」「Small(58×98.5mm)」の3種類用意されています。

使用したい機器に合わせて、自分に合ったサイズのものを選ぶことが出来るのも魅力です。

●使用例

A4(210×297mm):PCやフルサイズのプレーヤー、アンプなどにオススメです。

B5(182×257mm):フォノイコライザーなどの機器にオススメです。

Small(58×98.5mm):スマートフォン、DAPなどにオススメです。

■実際に試聴してみました。

今回は、スマートフォンの下に「Quantum Damping」のSmallサイズを敷いて実験してみたいと思います。

iphone5 SEとSmallサイズを並べてみました。
スマートフォン本体よりも一回り程小さいです。

試聴した曲はジャズボーカル曲「カーメン・マクレー/エンジェル・アイズ」です。

イヤフォンはYAMAHAの「EPH-200」です。

 

シートを敷いた状態で聴くと明らかに違いを感じました。

ボーカルがよりクリアに聴こえ、ビブラートの伸びやかさが格段に上がりました。

あまり目立っていなかったベースも骨格をしっかりと持った音で、以前よりも前に出てきた感じがします。

 

スマートフォンでも結構、効果を感じることが出来たので回転系の機能を持つプレーヤー類等に導入して頂くとさらに大きな効果が期待できそうです。

 

ノイズ対策をご検討の方は一度、お試ししてみてはいかがでしょうか。

※Smallサイズは店頭に展示品がございますのでご試聴可能です。

 

TELOS/ノイズ抑制シート/Quantum Dampingの詳細はこちらをクリック。

A級アンプなのに発熱しない?!KRELL Duo 125を試聴しました。

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5月に入り、夏日を感じるようになってきた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

夏場になってくると、当店でも毎年恒例のような話題として真空管アンプやA級アンプの発熱の話になります。

「夏真っ盛りの熱いときに真空管アンプやらA級アンプで長時間音楽を聴いていたら暑くて堪らないんだよね。」

といったお話はもう夏の風物詩と言っても過言ではないでしょう。

しかし、今回試聴をしたKRELLのDuo 125はA級アンプでありながら、発熱が全くといっていいほどしないのです。

もちろん、お貸出しいただく前からiBias式アンプにより発熱の制御がされているというのは予備知識として知っていましたが、想像以上に発熱していないことにびっくりしました。

今回は、スピーカーにFranco SerbrinのAccordoを、価格帯に開きがありますがConstellation AudioのTOURUSをパワーアンプの比較として試聴しました。

Duo 125は、本当にA級動作しているのか心配になるくらい発熱していないのですが、電源を入れてから時間を追うごとに本調子となっていき、A級アンプらしい繊細でバランスの良いサウンドと、A級アンプながら8Ωで125W x 2と充分な駆動力、そして明るい印象のサウンドで、TOURUSほどの生々しさはありませんが、聴いていて気持ちの良い鳴りっぷりが印象的でした。

サイズ感もそれなりにありますが、22.7kgと見た目以上に身軽なアンプです。

背面には冷却ファンが目立ちますが、XLR接続もできるようになっています。

また、LAN端子も搭載されており、ネットワークへ接続することで、様々な状況のモニタリングをすることができます。

音楽性の高い、良質なパワーアンプをお探しの方にお勧めさせていただきます。

Duo 125 / 125W/ch iBias™ Class A ステレオ パワーアンプ 希望小売価格 ¥960,000(税別)

【お買い得!】店頭展示商品、中古品入荷のご案内です。

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いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は店頭展示商品ならびに中古商品をあらためてご紹介したいと思います。

【展示処分品特価】TANNOY KENSINGTON GR スピーカー
(商品ページはコチラ。)
美しいデザインとサウンドを両立したTANNOY KENSINGTON GRが現在展示処分品特価となっており大変お求めやすくなっております。もちろん保証は新品同様ですのでこの機会にぜひ憧れの逸品をご検討ください。

【メーカーB級品特価】TANNOY REVOLUTION XT 8F スピーカー(ミディアムオーク)
(商品ページはコチラ。)同じくTANNOYのREVOLUTION XT 8F (ペア/ミディアムオーク)
伝統の同軸ユニットを新しい発想で設計し直した意欲作の本機。もちろんご試聴できますのでぜひご自身の耳でお確かめ下さいませ!

【売り切り最終特価】MARANTZ M-CR611 ネットワークCDレシーバー(シルバー)
(商品ページはコチラ。)

MARANTZの小さな名機M-CR611。後継機にその座を譲る今だからこその超特価にてご提供いたします。ライトリスニング、サブ用途にいかがでしょうか?在庫希少です、お急ぎくださいませ!

【中古品】JBL STUDIO 220 BRN スピーカー
(商品ページはコチラ。)
JBLのコンパクトなブックシェルフSTUDIO 220 ブラウンカラーのモデルです。目立つキズもなく状態良好。コンパクトさを生かしてPCサイドのデスクトップスピーカーなどにいかがでしょうか?

【中古品】ONKYO C-N7050 ネットワークCDプレーヤー
(商品ページはコチラ。)
ONKYOのネットワーク対応CDプレーヤーC-N7050です。
フロントパネルからCD、USBストレージ、ネットワークを簡単操作で切り替えることができます。USB、ネットワークはDSD5.6MHzにも対応。天板に小キズがありますが状態は良好です。

【中古品】ONIX A80 プリメインアンプ
(商品ページはコチラ。)
個性的なルックスのONIX A80。駆動力もあり見通しのよいサウンドです。リモコンに若干べたつきがありますが本体ともにキズも少なく動作は良好です。

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その他にも多数商品展示しております。もちろんご試聴できますのでお気軽にお声がけくださいませ!

中古品、展示処分品、お買い得品の一覧はコチラからもご覧いただけます!

【効果万別!!!】COLD RAY 「FRACTAL 7」(コールド・レイ・フラクタル 7)試聴レビュー

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COLD RAYの「FRACTAL 7 」で様々な効果を実感しよう!

お疲れ様でございます!オタイオーディオのオレンジです。

つい最近もご紹介させて頂きましたCORD RAYの「FRACTAL 7 」を、オレンジ流に音質にフォーカスをあてて、今回も熱量高くマニアックに!ご紹介をさせて頂きます。

以前のブログのご紹介は「こちら」から。

製品のご紹介は「こちら」から。


COLD RAYの「FRACTAL 7 」のデザインについて考えてみる

まず目に引くのがアルミ加工された、三角の形状ではないでしょうか?アルミは航空用のハイグレード素材です。

続いて「FRACTAL 7」の化粧箱に目を凝らしてみます。このアルミ素材に負けるとも劣らない気品ある、しっかりとした作りには好感が持てます。

以前のブログでもご紹介している通り、オーディオ機器の上に設置する事で「振動を共振させ、音質に悪影響を与える振動を相殺し緩和する」効果があります。

この効果には三角形の形状が大きく関与しているのではないでしょうか?恐らくはこの形状が特殊な振動を生み、嫌な振動を上手く逃しているのではないかと考察します。また、高さや幅が約4.5cmというのも振動を相殺するのに一躍かっているのではないでしょうか。


どういった効果が期待できるのか

今回はオフィシャルサイトの文面からオレンジがかいつまんで引用させていただきます。

オーディオ機器の筐体上部やスピーカーの上部に乗せると事で、演奏やヴォーカルの質感がより分かりやすくストレートに感じられます。

「FRACTAL 7」の設置時に適切な箇所や配置が見つかれば、お持ちのオーディオシステムを演奏現場に誘うことができるかも知れません。

もちろん「FRACTAL 7」をどこに置くかは、オーディオシステムに対するの愛情と情熱が必要とされますが、無限の可能性を秘めた楽しいオーディオ・トゥウィーク(オーディオ微調整機器)なのです。

さらなる音楽性ディテール、より優れた透明性と明瞭度、演奏者の息づかいさえも感じられるような臨場感等、更なる高品質なオーディオシステムにしてくれることでしょう。

上記効果を読む限り、「FRACTAL 7」の設置箇所やオーディオ機器によって効果が変わるように受け取れます。

オーディオアクセサリー好きのオレンジとしては、試聴のしがいがあります!これは期待が持てますね!


効果の程を確かめてみよう!

今回はSONYのHDDプレイヤー、DAC、TRIODEのCDプレイヤーと3機種に対してどのような効果が有るかを試聴していきます。

▼HDDプレイヤーの上に置いてみます

音を出した瞬間にS/Nが上がった事と、解像度が高いことに気付かされます。

シンバルや弦楽器などの弱音がしっかりと感じ取ることができ、音の細かいニュアンスまでよく伝わってきます。

低域はバスドラムがはっきりと聴こえてきて、非常に質の高い低域になりました。

また、音全体の傾向としてアタック感や瞬発力が高く、小気味良い音調に変化しました。

▼DACの上に置いてみます

続いてDACです。
HDDプレイヤーとは対象的に、音がなめらかで優しくなりました。

瞬発力はやや抑えられたものの、高域の解像度が更に上がって音が前に出てくる印象を感じます。

低域も印象がガラッと変わり、バスドラムは大らかで、空気感が広がる感じです。

全体的な音調としては、ゆったり・リラックスをして聞けるのではないでしょうか。

▼CDプレイヤーの上に置いてみます

最後にCDプレイヤーです。
一聴して空気感の透明度に驚かされます。また、全帯域にかけての情報量や解像度が上がりました。

シンバルやトライアングルなどの繊細な楽器が非常に分離良く、かつ定位がしっかりと聴こえてきます。

音の立ち上がりや立ち下がりが素早く、スピード感を感じる音調に変化しました。


試聴を終えて

恒例の総評ですが、試聴した感想として予想していた通りに3機種共に音の変化が違いました。

なお、3機種共に共通していた効果は「S/Nの向上」、「解像度が高くなる」という点です。

そういった点からも、オーディオアクセサリーは通常同様の効果が期待できますが「FRACTAL 7」は機器が本来持っている能力を更に引き出す事ができるため、通常の制振効果や振動対策のアクセサリーとは違い、様々な効果が表れるのだと考えます。

オーディオ機器の振動を上手く逃し、整える事ができる「FLACTAL 7」は正に「整振」効果が期待できる一味も二味も違った素晴らしいアクセサリーです!!!

今回のご提案として「オーディオ機器の振動対策に興味があり良い製品を探している」、「オーディオ機器が本来もつ音の良さを更に向上させたい」、「振動を抑えすぎる事によるデメリットが気になる」といった場合に大変おススメできるのではないでしょうか。

COLD RAY 「FRACTAL 7」で効果万別な音を楽しもう!

↓製品のご紹介はこちらから↓

COLD RAY/FRACTAL 7のご紹介はこちら

【ドラマティックに逢いに行きませんか?第一弾】Stereo Sound誌とオーディオの歴史をひもとく【1980年 第56巻】

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第一弾! Stereo Sound誌とオーディオの歴史をひもといてドラマティックに逢いに行こう・・・

こんにちは!オタイオーディオのオレンジです。
今回より、過去のStereo Sound誌を私オレンジがご紹介しながらオーディオの歴史を振り返って見たいと思います。

まずは第一弾ですが1980年(昭和55年)  第56巻からのご紹介です。

ご紹介は「表紙の機器」、「スピーカ」、「アンプ」、「プレイヤー」、「アクセサリー」の5種類を当時の人気機種や時代背景から選ばせていただきたいと思います。


なぜ令和の時代に昭和のStereo Sound誌なのか?

疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。

今オーディオ機器の購買層で一番多いのは50代~60代の方々だと思います。
その方たちが若い頃に実際にお持ちだったり、憧れていたオーディオ機器を、今30代の私が改めてご紹介をし、当時を懐かしく感じていただければと思います。

しかし!
今の若い方にこそ、本ブログを読んでほしいという思いもあります。

オーディオは日々進化していますが、音楽という趣味は古今東西普遍的な物だとおもいます。
試聴スタイルの主流はレコードからCDへ、そしてストリーミング配信やデジタルファイルのハイレゾ再生へと移り変わっています。

それでは昔のオーディオ機器や試聴方法は「古くて」、「悪い音か」と言われるとそれは違うでしょう。

アナログ・レコードやカセットテープの再ブームがすごいい勢いであることは周知の事実ですし、現に私は1980年製造のパワーアンプ marantz SM-10でハイレゾを再生していますが、とても良い音で鳴っています。

試聴するための機器や方法は変わっても「良い音」にかける情熱や想いは、きっと今の若い方にも通じるものが有るのではないでしょうか。

そういった思いや情熱を、オーディオ誌で権威の有る「Stereo Sound」から、みなさんと一緒に素晴らしい製品を振り返りながら「ドラマティック」に逢いに行くお手伝いができれば幸いです。


Stereo Sound 1980年 56巻の表紙より

▼THORENS(トーレンス) レコードプレイヤー 「リファレンス」

はじめにご紹介するのはTHORENSのレコードプレイヤー「リファレンス」です。
オーディオフリークであればアナログファンでなくとも一度は聞いたことの有るメーカではないでしょうか。

▼見出しには「超マニア用 トーレンス・リファレンス は大変な製品だ。すごい可能性、すごい音質、そしてその偉容」とあります。

それもそのはずです!当時の価格で3,580,000円と大変高価です。なお、THORENSのカタログでは他のレコードプレイヤーが20万、25万と大変な開きがあります。
1980年での3,580,000円は現在の価値に直すと5,800,000円相当だそうです。

当時でも相当高価ですが、いまでも超弩級のレコードプレイヤーが購入可能な価格帯です。

総重量は木製のプレイヤーベースを含め約100Kgで設置には5人必要とのことでした。(移動に4人、もう1人は置き場所に木製ベースを持ってスタンバイする)
このことからも大変な物量を投入し、質実剛健で非常に音質の高いプレイヤーだったことは想像に難しくないでしょう。

アームが3つ取り付けることが可能で、THORENSの中でも圧倒的な高級(フラグシップ)機です。

▼オタイオーディオのレコードプレイヤーのリファレンス機であるTechnicsのSL-1000Rも同様に3つのアームが取り付ける事が可能ですね!

「リファレンス」は、もともと一般販売する予定はないTHORENSの研究用、実験用としてのみを目的として作られたプレイヤーのようです。

それが、西ドイツ デュセルドルフでのオーディオフェアにデモンストレーション用に展示したところ、世界各国のディーラーやオーディオフリークから猛反響が来て製品化されたそうです。


スピーカー B&Wの製品についてご紹介

▼B&W Model801とDM-12(画面左2つ)

今でもなお圧倒的な人気を誇るB&Wのスピーカーですが、この当時からモニタースピーカーと言われていました。

この頃からすでにB&Wは先進的な音作りと、最新技術を駆使して新たなるスピーカーを作り出そうとしていたようです。

型番の801だけで見ると、今は800D3シリーズがあり、皆さんも御存知である「ダイアモンドツイータ」に「コンティニュアムコーン」と、今も昔も最先端を目指す姿勢には驚かされます。

現在の取扱代理店はD&Mホールディングスですが、当時は今井商事(株)でした。
このあたりは時代を感じさせますね。


アンプ YAMAHAの製品についてご紹介

▼YAMAHA プリメインアンプ 「A-7」

当時の価格で89,000円と、今で言えばミドルクラスの製品だと考えられます。
YAMAHAの現行ラインナップで言えば、A-S801相当でしょうか。

デザインに目を凝らしてみます。
アンプのフォルムやシルエットは現在のYAMAHA製アンプに通じるものがあり、昔から美しいことを感じさせます。

約40年前の製品ですが、いまカタログに乗せても十分通じるデザインの良さを感じます。また、デザインに古さを感じさせず、古き良きものを続けているYAMAHAには好感が持てます。

音はYAMAHAらしくナチュラルで優しく、バランスの良い「心地いい」音がするのでしょうか・・・
そんな事を想像させてくれるアンプです。


プレイヤー Nakamichiの製品についてご紹介

▼Nkamichi カセットデッキ 「1000 ZXL」

NkamichiといえばCR-70、DRAGON、1000ZXLのカセットデッキが有名ですね!

現在でもNkamichiのカセットデッキは中古市場で大変高値で取引されている人気メーカーです。

1980年、私はまだ産まれておりません。この後幼少時代よりカセットに慣れ親しんできましたが、流石に子供でしたので、本格的なオーディオグレードのデッキを購入することはできませんでした。

それでもラジカセでカセット再生を楽しんでおりました。

アニメやアイドルの曲を聴き、テレビから出る音をマイクで拾って録音などしていたことを思い出しました。


アクセサリー AUDIO CRAFTのご紹介

▼主にアナログ機器アクセサリーが並ぶ

オーディオアクセサリーはStereo Soundでももちろん掲載されております。

今はアナログからデジタル、中にはどのように使っていいのか?と悩むような製品まで百花繚乱のアクセサリーが販売されておりますが、この頃はレコードプレイヤーが中心となったラインナップだったようです。

左下にスピーカーケーブルがありますが、それ以外は全てレコードプレイヤー関係のアクセサリーです。

まだ電源ケーブルやインシュレーター、オーディオボード等のアクセサリーはまだ登場していないみたいですね!?

特に私は電源関係のアクセサリーに注目していますが、まだホスピタルグレードのコンセントやプラグは当然のように出てきておりません。

今後これらのアクセサリーがいつ頃登場するのかとても楽しみです。


今も昔もオーディオは「熱かった」!!!

今回Stereo Sound誌を読んで1番に感じたことは、今も昔もオーディオに対する熱気や熱さは変わらないという事です。

それは音楽やオーディオへの愛や情熱、憧れや想いなどをレポートの文面からひしひしと感じるからです。

その一片を本ブログからお伝えし、ベテランオーディオフリークには懐かしさを、若い方々には新鮮さや熱気を感じて頂ければ幸いです。

なお、読み続けるうちにある事に気付きました。それはCDプレイヤーが全く登場しないという事です!

それもそのはずですね!CDプレイヤーの発売が始まったのは、約2年後の1982です。まだ、影も形もないですね。

また、特徴深いのは「デジタル」はもちろん「アナログ」という言葉すら出てこないという事です。

この時代の主流は当然レコードプレイヤーですが、CDプレイヤーが無いためにあえて区別する必要がなかったのですね。

いかにアナログ再生、特にレコードプレイヤーがオーディオの中に浸透し、再生装置の主役であったかを伺える出来事ではないでしょうか。

今後はCDプレイヤーの登場から、SACD、ネットワークオーディオと再生の移り変わりまでご紹介できればと思います。

つづく

【スピーカに取り付けるだけでパワーアップ!】SPEC リアルサウンド・プロセッサー 「RSP-AZ1」 試聴レビュー

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SPEC リアルサウンド・プロセッサー 「RSP-AZ1」でお気に入りのスピーカーをパワーアップしよう!!!

オーディオライフを満喫されていますか!?オタイオーディオのオレンジです。
今回は、お気に入りのスピーカーに取り付けるだけで音質を向上させてくれる「夢のようなアイテム」SPECのリアルサウンド・プロセッサー 「RSP-AZ1」のご紹介です。

以前にもご紹介(こちらから)させていただきましたが、オレンジが技術的裏付けを探りながら!マニアックに!!体験・レビューしたいと思います。

RSP-AZ1の仕様詳細は「こちら」から


SPECの「RSP-AZ1」とは?

「RSP-AZ1」を使用するとインピーダンス変動を補正し、逆起電力を吸収して音質を向上します。

ベテランオーディオフリークの方なら「へー。そうなんだ!」で納得していただけることでしょうが、最近オーディオを始められた方や電気に詳しくない方のために、できるだけわかりやすくご説明させていただきたいと思います。

技術的な事にはあんまり・・・という方は「どうやって使うの?」からご覧ください。

◇インピーダンス変動が与える影響・・・

アンプとスピーカーはお互いに影響を及ぼしあっています。また、音楽の信号は常に変化しており、スピーカーのインピーダンスを変動させます。
複雑な音楽信号をアンプがスピーカーに送るとき、このインピーダンス変動はアンプにとって悪影響となります。

特に高域におけるインピーダンスの乱れは、原音に忠実な音楽再生の妨げになります。

◇逆起電力が与える影響・・・

スピーカーのコイルから発生する逆起電力はスピーカーからアンプに戻ってしまい、アンプ内部に悪影響を与えます。

半導体の特性を補完するためのNFB(負帰還)回路が不可欠であるA級、AB級等の半導体アンプにおいてはそれが顕著に発生します。

★結果として・・・

上記でご説明したインピーダンス変動の乱れや、位相遅れがもたらす悪影響は、結果的に「躍動感のない音楽」、「平板な音場」、「薄めの音色」となり、それがリアルで自然な、そして心地よい音楽再生とは程遠いものとしていたのです。

「RSP-AZ1」はこの音質に有害なインピーダンス変動を補正し、逆起電力を吸収します。
その結果、アンプとスピーカーはお互いの影響力から脱し、アンプがスピーカーを駆動するという本来の役割分担に戻り大きな音質向上が図れます。

スピーカーユニット間の逆起電力を抑えるための対策として「バイワイヤリング」が有名ですね。

多くのオーディオフリークがすでにバイワイヤリングを実践されていると思いますが、さらなるアプローチ(スピーカーからアンプ間の)方法としてRSP-AZ1が大きな対策として活用できそうです!


どうやって使うの?

▼「RSP-AZ1」の接続端子とスピーカーの入力端子をケーブルで接続するだけです!
 

スピーカーケーブルはできるだけ短いものを使用し、スピーカーシステムの近くに設置する必要があるそうです。

今回は1.5mのスピーカーケーブルを使用しました。
接続は数分で済みます。とっても簡単でした!!!

なお、バイワイヤリング接続の場合にはスピーカーシステムの中高域用入力端子に接続すると良いそうで、RSP-AZ1を2セット用意して中高域用と低域用それぞれの入力端子に接続すると更に効果が高くなるとの事!

予算に余裕があれば2セット購入するのも良いですね。


効果の程は!!?

▼スピーカー両側に接続し、早速ハイレゾを再生しました。

まずは中高域に接続した状態で聴いてみます。
高域ははっきり、くっきりとと聴こえてきます。とてもクリアで細かい音やニュアンスまで再現されており驚きました。

バイオリンなどの弦楽器は響きが良くなり、余韻が素晴らしいです。

続いて、中高域に接続していた「RSP-AZ1」をスピーカの低域用入力端子に接続し直します。

低域は量感が増えながらも決してぼやけず、タイトで弾むような質感です。音全体が押し出してくるような勢いさえ感じます。

また、音像自体のフォーカスが一気に合って鮮明に聴こえてきました。


パワーアップ効果は抜群!!!

総評ですが、使いやすくコンパクトでこんなに簡単に「お気に入りのスピーカー」をパワーアップできるのは大変素晴らしいですね!

今回の試聴結果としては「RSP-AZ1」を中高域・低域と使い分けましたが、どちらも申し分ない効果を感じることができました。

予算が許すのであれば2セット購入してバイワイヤリングと合わせてお使いいただくのが、おススメだと思います。

今回のご提案としては「お気に入りのスピーカーを更に良い音で聴きたい」「逆起電力の悪影響が気になっている」「クリアで躍動感ある音を求めている」といった場合に大変おススメできると考えております。

SPEC リアルサウンド・プロセッサー 「RSP-AZ1」で心震わすリアルサウンドを体感しませんか?

↓製品のご紹介はこちら↓
SPEC リアルサウンド・プロセッサー 「RSP-AZ1

【CD本来の音を聴こう!】ACOUSTIC REVIVE DISC DEMAGNETIZER 「RD-3」【アコリバ特集第五弾!!!!!】

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ACOUSTIC REVIVE DISC DEMAGNETIZER 「RD-3」でCDの音を余すこと無く聴こう!

いつも大変お世話になっております!オタイオーディオのオレンジです!

アコリバ特集の第五弾目です!
今回はACOUSTIC REVIVEのDISC DEMAGNETIZER 「RD-3」のご紹介です。

以前のアコリバ特集「第一弾」、「第二弾」、「第三弾」、「第四弾」はこちらから。

製品の詳細は「こちら」から。


DISC DEMAGNETIZER 「RD-3」とは?

オーディオ用多目的消磁器 DEMAGNETIZER 「RD-3」は、SACDやCDなどあらゆるディスクを簡単確実に消磁できる画期的な製品です。

そもそも、ディスクが帯磁する最大の要因はメディアのレーベル印刷に使われている塗料に含まれる鉄分にあります。

「赤、黄、茶」系の色には酸化鉄が、「青、緑」系の色にはコバルト、「銀」系の色にはニッケルが使用されており、これらの成分はきわめて磁気の影響を受けやすい「強磁性体」です。

もうひとつの要因はCDの信号面に使われているアルミです。
現在、国内の工業規格で定められたアルミの純度は99.0%。残りの1%には強磁性体の鉄やニッケル、コバルトなどが含まれています。

また、アルミ自体も「弱磁性体」であり、いずれも磁気の影響を受ける素材です。

このように磁性体を含んだディスクを再生すると、ピックアップ部やディスクの駆動モーターが発生する磁束でさらに帯磁が進行し音に悪影響を与えてしまいます。

「RD-3」を使用しディスクを消磁する事で、これまで聴こえてなかった音が聴こえてくるなど、必ずや聴感上の効果を実感していただく事が可能です。


早速消磁してみよう!

▼今回はUKのレーベルでヴォーカル物のCDを消磁してみます!

▼使い方はとっても簡単!一番右の赤いボタンを押して、その左隣りにある白丸のボタンを押すだけです。消磁中は中心にある緑色のLEDランプが点灯し、12~13秒で完了します。

特に煩わしい操作もなく、あっという間に完了しました!
念の為に裏面も消磁しておきます。


消磁は終わった!次は試聴だ!!!

▼今回はCDプレイヤーにTRIODEのRUBY-CD(画面左の天板が赤い機器)を使用します。

一聴して、中央に固まっていた音が左右に広がって、バランスの良い音に変わった事に気づきました。

S/Nが上がり、非常に透明度の高い空間にヴォーカルが浮かび上がるように聴こえてきます。
またダイナミックレンジが広がったのか、弱音(弱い音、小さい音)と強音(強い音、大きい音)の差をしっかりと感じ取ることができます。

低域に耳を傾けてみると、ベースやドラムの量感が圧倒的に増えながらも、しっかりと音が分離されていて楽器の位置をつかみやすいです。

全体的な音楽の印象としては「バランスが整っている」、「音を正確に表現できている」と感じさせてくれ、CDの音を余すこと無く聴けたのではないでしょうか。

ディスクを消磁することで、これほどの効果が出て来るとは思いもよりませんでした!


簡単。早い。効果が高い。

最後に総評です。

毎回のように書かせていただきますがアコリバのオーディオアクセサリーは効果が高く、大変簡単だということです。今回も同様に大変簡単で、効果てきめんでした。

また、第4弾でご紹介させていただきました「RIO-5 II」と合わせてお使いいただくと、より一層効果が高くなります。

数多くのSACDやCDのコレクションをお持ちの方は、まだまだいらっしゃると思いますので、そういったオーディオフリークにおススメできるアクセサリーです。

「光メディアを最高の状態にしたい」、「SACD/CDの本来の音を聞きたい」、「めんどくさい操作や仕組みは嫌だ」といった場合に良いご提案になると思います。

ACOUSTIC REVIVE DISC DEMAGNETIZER 「RD-3」でCD本来の音を聴いてみませんか?

↓製品のご紹介はこちら↓
ACOUSTIC REVIVE/DISC DEMAGNETIZER/RD-3の詳細はこちらをクリック。

【マイナスイオンで音までクリーンに!】ACOUSTIC REVIVE マイナスイオン発生器 「RIO-5 II」 【アコリバ特集第四弾!!!!】

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ACOUSTIC REVIVE マイナスイオン発生器 「RIO-5 II」でリスニングルームからディスクまでを改善しよう!

ブログはお役に立てていますか?オタイオーディオのオレンジです。

アコリバ特集の第四弾はマイナスイオン発生器 「RIO-5 II」のご紹介です!

以前のアコリバ特集「第一弾」、「第二弾」、「第三弾」はこちらから。

製品の詳細は「こちら」から


マイナスイオン発生器!!?

ナチュラルな「マイナスイオン」と「遠赤外線」を発生させ、CDなどディスクの音質を向上させると共に、リスニングルームの音響改善をしてくれるのがマイナスイオン発生器「RIO-5 II」です。

「RIO-5 II」には「トルマリン」という石が入っており、機械内部に有るハロゲンランプの光と熱を当てることにより、マイナスイオンと遠赤外線が発生する仕組みとなっています。

大きな機能 其の一!

SACDやCDなどを「RIO-5 II」で処理すると劇的に音質が向上します。

その仕組みをご説明します。

まずは「RIO-5 II」上部にSACDやCDを置き、本体の赤ボタンを押すと役8秒間ファンが回転し、トルマリンから発生するナチュラルマイナスイオンを効率よくディスク面に照射します。

また、同時に遠赤外線も放射します。その効果によりディスク内部にマイナスイオンが浸透して、表面活性化効果でレーザー光線の透過率が向上します。

その結果、S/Nやダイナミックレンジが向上して、楽器やヴォーカルの質感が生々しく表現されます。

大きな機能 其の二!

リスニングルームの音響特性を改善します。

こちらも仕組みについてご説明します。

電源スイッチを投入した状態で「RIO-5 II」をリスニングルームに置くとトルマリンの効果により、リスニングルームが大量のナチュラルマイナスイオンで満たされます。

マイナスイオンの空気浄化作用により伝搬特性が良くなり、再生音が著しく向上します。


それで本当に音は良くなったのか?

まずは皆さんに「RIO-5 II」の機能と仕組みをご紹介させて頂きました。

しかしながら、理屈は分かったけど本当に音はよくなるの?と言うお声や思いを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もそんな1人です。

オーディオの世界は論より証拠です!!

じゃあ早速聴いてみようじゃありませんか。始めにリスニングルームに効果が有るかを確かめてみましょう。

「RIO-5 II」の電源を投入!

▼後ろにある電源インレットにケーブルを差し込んで電源スイッチをONにします。

▼電源を入れるとハロゲンランプが点灯し、オシャレなインテリア家具のようです!

電源投入後は10秒程度ファンが回転します。この間にマイナスイオンを拡散しているのでしょう。

という事であれば、リスニングルームを満たす為には少し時間をおいた方がより効果が有るのでは無いかと思い、15分程度待つことにしました。

▼早速音を聴いてみます。今回もヴォーカル物でプレイヤーはいつものmarantz SA-12です。

直ぐに気づいたのは音に広がりが出た事です。S/Nが向上して、ヴォーカルや楽器が空間にリアルに描写されています。

一音一音がはっきり、くっきりと聴こえ、リスニングルーム全体を透き通った音が広がります。とにかく非常にクリアなのと、空間表現が非常によくなりました。

音は確実に良くなっています!


メディアの音質改善機能はどうなのか?

▼SACDを「RIO-5 II」の上部に置いてみます。

赤ボタンを押すとファンが回転しますので、回転が終わるまで待ちます。その後プレイヤーにSACDを挿入して再生します。

音を出した瞬間に、全体に張りがあって一本芯の入った音に気付かされます。中低域の量感が増え非常に解像度が高く、埋もれていた音が聞こえてきます。

全体的に響きがとても良くなりました。特にヴォーカルが生々しく聴こえてきて、非常にリアルに感じます。

私の感じた音調は、事前にご説明した想定される効果に似ており、マイナスイオンがしっかりと効いている事を実感しました。


試聴を終えて

試聴前は「マイナスイオン」、「遠赤外線」というキーワードに少し面食らいましたが、実際に音を聞けばそのような疑問も払拭されました。

皆さんにも是非この効果を実感いただきたいです。一度音を聞いていただければ納得していただけるのではないでしょうか。

また、メディア改善とリスニングルーム改善の2つの機能をあわせて持っていますので、導入していただければ、まさに一石二鳥!

今回のご提案として「SACD/CDを高品位に聴きたい」、「部屋に大きなルームチューニング機材を置くことに抵抗がある」、「オーディオアクセサリーにもオシャレな機器が欲しい」などといった場合に良いご提案になるのではないでしょうか。

ACOUSTIC REVIVE マイナスイオン発生器 「RIO-5 II」で掛け値なしの良い音を体感しませんか?

↓製品のご紹介↓
ACOUSTIC REVIVE/マイナスイオン発生器/RIO-5 IIの詳細はこちらをクリック。