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【この音でペア10万円?!】Elipson Prestige facet 8Bを聴きました!

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いつもご覧いただきありがとうございます。

今回はフランスElipson社から登場したPrestige facetシリーズの中からブックシェルフElipson Prestige facet 8Bを聴く機会を得ましたのでご紹介してみたいと思います。

Elipson Prestige Facet シリーズは

トールボーイ2機種
Prestige Facet 24F ペア¥300,000-(商品ページは>>>こちら)
Prestige Facet 14F ペア¥180,000-(商品ページは>>>こちら)

ブックシェルフ2機種
Prestige Facet 8B ペア¥100,000-(商品ページは>>>こちら)
Prestige Facet 6B ペア¥70,000-(商品ページは>>>こちら)

センタースピーカー2機種
Prestige Facet 14C¥73,000-
Prestige Facet 11C¥43,000-

というラインナップ構成になっており、比較的お求めやすい価格となっています。

今回はブックシェルフのラージモデル、17cmミッドウーファーPrestige Facet 8Bのご紹介となります。


ツイーターもウーファーも独特な立体形状のリング、その名も”ファセットリング”に囲まれており、これが製品名のPrestige Facetの由来となっています。ユニットからの音の回り込みを抑えて音質向上に貢献しています。


背面ターミナルもデザインが秀逸です。


聴いてみた。

今回はTRIODEのプリアンプTRX-3、モノラルパワーアンプTRX-M300x2台がちょうど店頭展示中でしたのでその組み合わせで鳴らしてみました。

まず一聴して””音の明るい”スピーカーだな、という印象を受けました。

ハイ寄りで明るい、という意味ではありません。
アンプの駆動力に対してユニットが軽やかに鳴っていて、高域から低域までバランス良く、素直な素性を感じます。組み合わせたTRIODEの真空管アンプの味もしっかり表現していると感じました。

展示期間中に耳にされたお客様も「とてもペア10万円の音には聴こえない」という感想で持ちきりでした。
この価格でこの音、、人気シリーズになる予感がします。。!

Elipson Prestige Facet,気になるというお客様はご遠慮なくお問合せ下さいませ!


Elipson Prestige Facet シリーズ

Prestige Facet 24F ペア¥300,000-(商品ページは>>>こちら)
Prestige Facet 14F ペア¥180,000-(商品ページは>>>こちら)

Prestige Facet 8B ペア¥100,000-(商品ページは>>>こちら)
Prestige Facet 6B ペア¥70,000-(商品ページは>>>こちら)

Prestige Facet 14C¥73,000-
Prestige Facet 11C¥43,000-

【期間限定展示】TRIODEのプリメインアンプ「TRV-A300XR」をご試聴頂けます。

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みなさまこんにちは。
梅雨も目前で天気の微妙な日が続いて居ますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、掲題の通りまたまたトライオードのアンプの期間限定展示のご案内です。

前回は三極真空管「300B」を使用した、プリアンプ、パワーアンプでしたが今回の展示機はプリメインアンプ「TRV-A300XR」です。

「本機は300Bの魅力をシンプルに引き出すA級シングルアンプです。
固定バイアス方式ですが、天面にバイアス確認用のメーター、バイアス調整ボリューム、ハムバランスボリュームを設けてありますので、真空管交換時にも簡単に最適な調整ができます。」

上記はメーカー公式紹介分の引用です。
実際に試聴しましたが、紹介分の通りシンプルに真空管の魅力を感じて頂けるアンプです。

▲プリメインアンプ/TRV-A300XR/標準価格:¥240,000(税抜)

6月中旬までの期間限定展示です。
ご興味のある方は是非、遊びにいらして下さい。

【人気モデルの後継機】CDからネットワークまでに対応したMarantzのM-CR612を展示しました

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人気モデルMarantzのM-CR611の後継機、M-CR612が登場

CDからネットワーク再生、DAC機能等も兼ね備えた、MarantzのネットワークCDレシーバー、M-CR612を店頭に展示しました。

前モデルのM-CR611は当店でも多くのお客様に気に入っていただきましたが、今回の機種はさらに新たな機能が追加されました。

Marantz M-CR612

 

 

 

M-CR612の機能とは。

豊富なM-CR612の機能を挙げると、

  • 5.6 MHz DSD &ハイレゾ音源対応
  • フルバランス・デジタルパワーアンプ
  • パラレルBTL機能が追加された4chスピーカー出力
  • CDプレーヤー内蔵
  • 「ワイドFM」対応FM / AMチューナー内蔵
  • Amazon Alexaでの音声コントロールに対応
  • Bluetooth®で手軽に再生可能
  • 音楽ストリーミングサービス、インターネットラジオ対応
  • AirPlay 2対応
  • Wi-Fi(無線LAN)でネットワークに接続可能
  • 自動再生機能付き光デジタル入力

などなど。

本当に多機能です。

「ここまで豊富な機能を使いこなせない」と思われるかもしれませんが、お客様の利用シーンに合わせて、必要な機能を使ってもらえればと思います。

CDを聴くのは勿論、スマートフォンやタブレットと無線でつないで手軽に聴くのもよし、テレビやレコードプレーヤーと接続してアンプとして使用するのも可能です。

Marantz M-CR612

 

前機種と比べて

実は、ブログを書いている私自身、家で前モデルのM-CR611を使用しているのですが、今回のM-CR612を比較すると、操作画面のデザインがスッキリとしたように感じます。

手軽に使えるため、初心者の方の使用は勿論、お店に導入して他の従業員の方が手軽に使用したり、家族で使用したりと、様々なシーンでの導入が可能です。

また、新たにAmazon Alexaに対応したため、よりオーディオを手軽に楽しんでいただけると思います。

Marantz M-CR612

 

試聴について

本機種は店頭にて展示しております。

購入を検討されている方や、気になる方は是非店頭にお越しくださいませ!

CD等の音源やスーマートフォン、タブレットをお持ち込み頂き、そちらで再生することも可能です。

 

商品の詳細や購入はこちらのページからご覧ください。

⇒MARANTZ/ネットワークCDレシーバー/M-CR612

【新GOLD 5G】Monitor Audio GOLD200-5G を試聴しました!

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いつもご覧いただきありがとうございます。オタイオーディオ近藤です。

Monitor Audioから新GOLDシリーズ”5G”が登場いたしました。


ラインナップは以下のとおりとなっており
Gold 100-5G ブックシェルフ¥300,000-(ペア) >>>商品ページはコチラ
Gold 200-5G トールボーイ ¥600,000-(ペア)>>>商品ページはコチラ
Gold 300-5G トールボーイ ¥780,000-(ペア)>>>商品ページはコチラ
Gold C250-5G センタースピーカー ¥240,000->>>商品ページはコチラ
Gold FX-5G FX スピーカー¥320,000-(ペア)>>>商品ページはコチラ
Gold W12-5G サブウーハー¥320,000->>>商品ページはコチラ

今回はその中よりGOLD200-5Gのデモ機をお借り出来ましたので、ご紹介とレビューをしたいと思います。

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各メディアでも報じられていますが、今回のGOLD-5Gは同社PlutinumIIから3年の開発期間を設けられ、その間の技術向上もフィードバックされたGOLDとしては実に7年ぶりのニューモデルです。

各部を見ていきますと、PlatunumIIからのフィードバックが随所に見てとれます。

ツイーターはリボンからMPDトランスフューザーに刷新。PlatinumIIからさらに形状を見直したことで透明感、解像度の向上に繋がっている、とのことです。

前GOLDと見比べると明らかに小さくなったことがわかる新開発64mm C-CAMミッドレンジ。
前GOLDはウーハーと同じRDTⅡの100mmで担ってた部分であり、PlatinumIIにも見られないGOLD-5Gのための新要素で、GOLD-5Gの音質を最も特徴づける部分といえるのではないでしょうか。

こちらもPlatinumIIからのフィードバックが見て取れる165mm RDTⅡ Bass ドライバー。前GOLDからルックスの変化を大きく感じる部分です。

▼HiVe II バスレフポート

▼スピーカーターミナル

聴いてみました。

まず一聴して新規ユニットであるミッドレンジがグッと出てくる印象があります。ボーカルを中心としつつ、さらにそのもう少し上の帯域もでしょうか。音楽の芯となる部分をしっかり描画しようという意図を感じます。

そこからもう少し俯瞰して聴いていると、前述の中域をしっかり押し出しつつも低域から高域までディップもなくつながりが良いな、という印象を受けました。

同系統のユニットを採用するSTUDIOが、フォーカスをカチッと合わせ制御の効いたまさしくスタジオの音の印象なのに対し、GOLD-5Gは描く空間が広く、雄大な音場を感じることができました。

高域も低域も伸びてはいるのですが、そこをひけらかすことなく音楽の中心、声やメロディ楽器に自然に注目が行くような、”音”ではなく”音楽”を聴いてください、というようなメッセージを感じた気がします。

下記、当店代表のOTAI AUDIOようすけ管理人によるレビューも掲載いたします。

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MONITOR AUDIO GOLD新シリーズがついにリリースされました。
いち早くGOLDのトールボーイ200を試聴してみました。
MONITOR AUDIOといえばBRONZE,SILVER,GOLD,PLATINUMの4シリーズがあります。
そして先日リリースされたSTUDIOもとても良い出来でした。
それとシーリングスピーカーなどもあって、幅広いラインナップで今や世界的なスピーカーメーカーといっても過言ではないでしょう。
国内の輸入代理店は岐阜に本社を構えるナスペックが輸入をしています。
PLATINUMの500というフラッグシップの発表会を英国大使館で行うなど、同社もかなり力を入れてMONITOR AUDIOに取り組んでいることは普段からお付き合いをしていてしっかり伝わってきます。
しかし、それだけ力を入れる甲斐ある位最近のMONITOR AUDIOの快進撃は素晴らしいものがあると思います。
特に新シリーズ。一番先陣を切ったのはSILVERシリーズです。
アナログ、デジタルともに録音も再生も情報量戦争といえるこのシーンにおいて見事に対応できるモデルを出してきたなという印象が新SILVERシリーズにはあります。
情報量戦争というとハイエンドファンやヴィンテージファンなどはちょっと一歩引いてしまうことがあるかもしれませんが、決して悪い意味ではありません。音楽の表情やニュアンス、録音の空気感など抒情的な世界をキープしつつ情報量が増しているという、大変センスの良い改良が新しいSILVERシリーズにはあるのです。
そして続いてリリースされたSTUDIO。これも即展示導入を決めましたが、このモデルにはいまだに聴くたびに驚かされています。とにかくコストパフォーマンスが素晴らしく、PLATINUMの世界観すら味わえるのではないかというくらい、プレミアムな余裕があってエレガントかつ繊細な世界を描くスピーカーで、私も近年聞いたスピーカーの中ではあるベクトルでは、5本の指に入るくらいのものでした。本題からそれますが好きすぎるので、ちょっと宣伝ですが、このスピーカーご興味ございます方は是非ご試聴していただきたいです。結構驚かれる方も少なくないです。
まあ、そんなわけで、昨今のMONITOR AUDIOには完全に目が離せないわけです。
きっと誰か、か、なにか、がうまく機能しているのでしょうね。確実に何かをつかんでいる気がします。
…と存分にハードルを上げたところに新GOLDシリーズが発表されました。
NASPECさんに無理を言ってGOLD 200を試聴させていただきました。
個人的な話で恐縮ですがMONITOR AUDIOの世界観で、好きなところの一つに、安心感あるバランスの良い低域というのがあります。
一番最初に試聴したのはホリーコールトリオのテネシーワルツ。
この曲で低域をチェックするときはウッドベースの帯域を聴きつつも、意外と私が個人的に注目しているのが一番最初にピアノの左手(暇な人はたどってみてください。この表現で分かるはず。)の低域なのです。
その左手の鍵盤の分厚さを着目したのですが、そこに関してはMONITOR AUDIOの今までの傾向と変わりません。もちろんこれは褒めています。良い意味です。
MONITOR AUDIOの低域は優しく包容力があり、音楽の豊かさを演出してくれます。
それでいて、だらだらしていないところが職人技な部分。それは確実にMONITOR AUDIOの魅力だなと聴くたびに感じています。
さて、新GOLDシリーズ、、、今回は200を試聴しましたがどこが進化したかということです。結論から言ってしまえばちょっとつまらないかもしれませんが感想は新SILVERシリーズがリリースされた時と同じ。情報量が圧倒的に増えている。ということです。
先ほども申し上げた通りアナログ、デジタル、、そして録音、再生ともに、ソースの情報量が増えつつある昨今で、意外とそれをきれいに受けれるスピーカーって、意外と少ないのではないかと感じています。そういう意味ではこれからのオーディオにしっかり対応した仕上がりということも言えるのではないでしょうか。
あと、わかりやすい特徴としては、前作に比べ、音場感、定位感ともにぐんとアップしています。ボリュームを絞ってもしっかり定位してくる感じは、クレバーな印象すらあります。新SILVERシリーズは音が小気味よくスッと出てくる、気持ちよい風のような印象もありますが、このゴールドに関しては小気味良いスッとしたで音というよりは、もっと壮大で力強い鳴りっぷりを感じます。
2枚目はTEODOR CURRENTZISのMAHLER6番を聞いたのですが、とにかく音場感、感じる、、というよりもっと自然に、そこにあるとすら思わせられる再生能力があるのです。
現代っぽい進化した要素と威風堂々とした気高さすら感じでしまうサウンドだと思いました。
ペアで60万。もうこれで十分じゃないかと思ってしまいそうなくらい完成度が高く、信頼感のある出来になっています。是非皆様も新しいGOLDシリーズにご期待くださいませ。

Monitor Audio New GOLD “5G”シリーズは 2019年6月1日より発売開始です!

Gold 100-5G ブックシェルフ¥300,000-(ペア) >>>商品ページはコチラ
Gold 200-5G トールボーイ ¥600,000-(ペア)>>>商品ページはコチラ
Gold 300-5G トールボーイ ¥780,000-(ペア)>>>商品ページはコチラ
Gold C250-5G センタースピーカー ¥240,000->>>商品ページはコチラ
Gold FX-5G FX スピーカー¥320,000-(ペア)>>>商品ページはコチラ
Gold W12-5G サブウーハー¥320,000->>>商品ページはコチラ

【期間限定展示】話題のスピーカー2機種が期間限定にて店頭展示中です!

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いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は各メディアに取り上げられ、気になっている方も多いのではないでしょうか、
Monitor Audio GOLD 200 5G とelipson Prestige Facet 8B の期間限定店頭展示のご案内です。

Monitor AudioがPlutinumIIの開発で得たノウハウを惜しみなく投入、GOLDとしては実に7年ぶりとなるモデルチェンジを果たし5世代目となったGOLDシリーズ。その中よりMonitor Audio GOLD 200 5Gを展示しております。(商品ページは>>こちら

フランスelipsonのブックシェルフPrestige Facet 8B(商品ページは>>こちら

お求めやすい価格ながら、バランスのとれた明るいサウンドが印象的です。

今回ご紹介したスピーカーの展示はどちらも1週間ほどとなっております。

この週末ぜひご来店いただきまして話題の新機種の音に触れていただければと存じます!

【期間限定展示中】TRIODE「TRXシリーズ」がご試聴頂けます。

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皆さん、こんにちは。

真空管アンプファンに朗報です。

トライオードの真空管アンプ「TRXシリーズ」を現在展示中です。

5月末までの期間限定展示となりますのでご興味のある方はお早めに!

多くのオーディオファンに愛され、トライオードの社名ともなった直熱三極管「300B」の魅力を最大限まで楽しめるアンプとなっております。

■展示機器

・プリアンプ/TRX-3
・モノラルパワーアンプ/TRX-M300
・モノラルパワーアンプ/TRX-P300M(WE300B仕様)

モノラルパワーアンプ/TRX-M300(880,000円(税抜))
ウェスタンエレクトリックWE91回路を基本にトライオード独自の改良を加え、トライオード社の名の示す通り、三極管のリファレンスとして設計されました。
NFB(ネガティブ・フィードバック)は採用せず、純粋な三極管の特性をご堪能頂けます。

プリアンプ/TRX-3(350,000円(税抜)
使用真空管にスロバキアJJ社製「ECC83(12AX7A)」を採用。直熱整流管の「PSVANE WE274B」と相まって、より魅力ある音質を実現しています。

モノラルパワーアンプ/TRX-P300M(WE300B仕様/572,000円(税抜))

オーディオショーなどでも話題を呼んだ、2019年春発売の新作です。
直熱三極管300Bの音の魅力を最大限に味わっていただけるパワーアンプです。
モノラルとすることにより、 理想的なチャンネルセパレーションを確保し、チャネル間の相互干渉を排除し、素晴らしいステレオイメージが広がります。

往年の300Bオリジナル真空管に迫るクオリティーを再現した真空管「PSVANE WE300B」を搭載した特別仕様です。

短い期間ではありますが、是非OTAIAUDIOまで遊びにいらして下さい。


TRIODE/真空管パワーアンプ/TRX-M300 (ペア)の詳細はこちらをクリック。

TRIODE/真空管プリアンプ/TRX-3の詳細はこちらをクリック。

【これはデジタル/クロックの革命児だ!】MUTEC マスター・クロックジェネレーター「MC-3+USB」 徹底試聴レビュー!

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MUTEC マスター・クロックジェネレーター「MC-3+USB」でデジタル/クロック変換を楽しむ!

 

 

毎度お世話になっております!オタイオーディオのオレンジです。

 

今回はマスター・クロックジェネレーターとDDコンバーターの機能を併せ持つMUTECのクロックジェネレーター 「MC-3+USB」のご紹介です。

 

非常にマニアックな内容で、どちらかというとデジタルに強いベテランオーディオフリーク向けになっておりますが、使い方や音質をメインとしてご説明させいただきますので、是非最後までお付き合いください!

 

製品の詳細は「こちら」から

 

 

 

 


MUTEC マスター・クロックジェネレーター「MC-3+USB」とは?

MUTEC社はドイツのベルリンで1989年に設立された、デジタルシグナル・プロセッサーの開発メーカーです。

大手音響メーカーへの業務用機器の開発および供給を皮切りに、2000年以降は独自の技術を基に高精度なマスタークロック・ジェネレーターの製造を開始しました。

サンプリングレート・コンバーター、クロックシグナル・ディストリビューターなど音響に不可欠な製品を多岐にわたり世に送り出しています。

そのMUTECのノウハウと技術が凝縮されて開発された製品がマスター・クロックジェネレーター兼DDC「MC-3+USB」なのです!

 

 

 

 


「MC-3+USB」にはどんな機能があるの???

大きく分けて3つの機能が「MC-3+USB」にあります。

 

◆(マスター)クロックジェネレーターとしての機能

クロックジェネレーターとは44.1kHz、48kHz、96kHz、174kHz、192kHz等のデジタルクロックを発生させ、オーディオ機器に供給するための装置です。

正確なデジタルクロックをオーディオ機器に供給することで、音質の向上が可能となります。

 

「MC-3+USB」は高精度な1GHzの内蔵クロックを用い、ワードクロック入力を持っているオーディオ機器へデジタルクロックを供給できます。

 

また、OCXOやルビジウム発信機などの超高精度10MHzのクロックと「MC-3+USB」のクロック入力端子をBNCケーブルで接続することで、より正確なクロックが生成できる高精細なマスタークロックとして活用することも可能です。

 

 

 

◆DDC(デジタル・デジタル・コンバーター)

USBやS/PDIFからの入力されたデジタル信号を、AES/EBUとS/PDIF(光・同軸)のデジタル信号で出力することが可能です。

 

さらに!USB入力がないDACやデジタルプレイヤーに、パソコンやDELA/Fidata等のUSB出力ができる機器を接続することが可能となります。

 

 

 

◆デジタル信号のリクロック機能

「MC-3+USB」最大のセールスポイントである機能です!

 

USB、AES/EBU、S/PDIFから入力されたデジタル信号を、内蔵された1GHzクロックや10MHzの外部クロックを用いて「リクロック」しデジタル信号として出力することが可能です。

 

クロック入力の無いCDトランスポートとDACの間に「リクロック」された信号を用いることで、音質の向上が可能です。

また、ハイレゾ再生で主流のDSDファイルや96kHz、192kHz/24bitのPCMファイルを「MC-3+USB」の内蔵クロック、外部クロックに同期して「リクロック」することも可能となります。
※DSD信号はPCM信号に変換されて出力されます。

クロックジェネレーターとDDCの機能を併せ持った「MC-3+USB」だからこそ出来る優れた機能です!!!

 

 

 

 

 


USB DACの無いネットワークプレイヤーとの接続試聴

まずはネットワークプレイヤー兼DACであるLINN Klimax DSMとDELA N100を接続してみます。

 

▼システム一式

 

本来であればLINNのKlimax DSMにはUSB入力ができないため、DELAのN100のUSBデジタル出力は当然接続できません。

また、Klimax DSM、N100ともにクロック入力端子はありません。

 

そのため「MC-3+USB」のリクロック機能とDDC機能が大いに役に立ち、音質向上が図れると考えてこのシステムにしました。

 

 

 

試聴には宇多田ヒカルのFantomeより「道」を選曲しています。

▼① まずはN100をNASとしてLINNにネットワーク接続して試聴します。

いつも聴いている音質のため非常に安心して聴くことができました。

LINNのDSらしく、音楽性高く繊細で空間の描写も素晴らしいです。

特に大きな不満もなく試聴は終わりました。

 

 

 

▼② N100からUSB出力し「MC-3+USB」を経由して、Klimax DSMにS/PDIF接続します。S/PDIF信号はリクロックされています。

 

まず音が出始める前の無音時に素晴らしいS/Nの高さを感じることができました。

その静寂から一気に弦の響きが広がり、ドラムのスネアやバスドラムの音がはっきりと聞こえ、その音楽性高い空間に驚かされます

高域の解像度は高く、宇多田ヒカルのヴォーカルの表現が大変クリアで生々しいです。

 

この時点で1Ghzの高精度内蔵クロックの素晴らしさ、必要十分とさえ感じさせてくれる説得力の有る音でした。

 

音調はLINN DSの音楽性と繊細さに加えて、優しさが合わさった感じを受けました。

 

 

 

▼③ 接続経路はIIと同じですが、クロックに外部クロックである「CG-10M」を利用しています。

内部クロックで感じる事のできたS/Nの高さに加え、前後左右に空間が広がった事を感じます。

そして響きがとにかく素晴らしいです。

楽器が響き合ってハーモニーを形成し、分離感があるのに音がまとまっているという不思議な感覚を覚えました。

 

ずっと聴いていたい思いにさせてくれる、素晴らしく良い音質でした。

 

 

 

 

 


USB入力、ワードクロック入力の有るDACにCDプレイヤーを接続して試聴

USB入力、ワードクロック入力の有るMYTEK Manhattan DAC IIにTRIODEのRUBY-CDを接続してみます。

 

▼システム一式

 

せっかくUSB入力のあるDACですが、ここではあえてCDプレイヤーをデジタル接続して「MC-3+USB」の底力を垣間見たいと思います。

また、Manhattan DAC IIにはワードクロック入力が有りますので「MC-3+USB」のクロックジェネレーターの機能も番外編として試してみます。

この試聴にはオレンジのリファレンスであるCHMISTRYのthe way we areより「合鍵」をチョイスしました。

 

 

 

▼壱 まずはRUBY-CDからManhattan DAC IIにS/PDIFで直接接続して音質を確かめます。

 

いつもと変わらず良い音で鳴っています。元気よくハツラツとした音調です。

今後どのように音が変化していくかに期待!

 

 

 

▼弐 RUBY-CDから「MC-3+USB」を経由してManhattan DAC IIに接続します。デジタル信号は内蔵クロックによりリクロックされています。

 

一聴して音が前に出てきて迫力が増しました。

音の傾向としては先程お伝えしたIIと同様で、内蔵クロックによるリクロックが効いているのだと思います。

また、DDCの変換精度が高いためか、①のManhattan DAC IIに直接入力するのと変わらない質の高い音です。

 

 

 

▼参 接続経路は②と同じですが、CG-10Mの外部クロックを利用しデジタル信号をリクロックしています。

 

非常に厚みのある音に変わりました。

高域の響きが素晴らしく、CHMISTRYの特徴であるヴォーカルのハーモニーが伸び伸びと聴こえてきます。

低域は沈み込み、前に出てくるほどの迫力を感じます。

また、空気の密度感が絶妙で非常に高いレベルの音楽性になっています。

音質は暖かく大変聞きやすくて耳障りの良い音になっていると思います。

 

正直なところ定価60,000円のCDプレイヤーとは思えず、数ランク上のデジタルトランスポートでハイレゾを再生しているようです。

 

 

 

▼【番外編】クロックの経路ですがマスタークロックのCG-10Mから「MC-3+USB」を経由してManhattan DAC IIのワードクロック入力に接続します。RUBY-CDは①と同じくManhattan DAC IIに直接接続します。

 

この組み合わせを聴くまでは③と同じ音質だと思っておりました。それは、クロックはCG-10Mを利用しているからです。

ですが再生をスタートして驚きました!予想に反して音質が違います!

③では迫力があり音の温かみがありました。それは薄れましたがS/Nが上がり、ヴォーカルや弱音の明瞭度が上がり、よりクリアに聴こえてきます。

 

おそらくこれは基準となるDACのクロックまでがCG-10Mになったため、音質が大きく変わったのだと考察します。

 

単純な音の良し悪しではなく、これは好みの問題と捉えることが出来るほどの変わりようでした。

 

 

 

 

 


すべての試聴を終えて

今回の試聴を通して感じ取れたのは、クロックの「重要性」「確かなる効果」です!

 

「MC-3+USB」の1GHz内蔵クロック、CG-10Mのマスタークロック共に音の変化は圧倒的で大変素晴らしかったです。

Klimax DSMとManhattan DAC II共にクロック変更時の音の違いは同じように感じられましたので、皆さんにも同様に高い効果を感じていただけるのではないでしょうか。

また、今回外部クロックにはルビジウムのマスタークロックであるCG-10Mのみでしたが、OCXO等のマスタークロックに変える事で音調や音質を変えることも可能です。

クロック入力のあるオーディオ機器はそんなに多くはないですが、デジタル入出力を持つ機器は多いと思います。

 

今回のご提案として「単純に高性能なクロックジェネレーターやDDCが欲しい」「クロック入力は無いもののクロックによる音質向上に興味がある」「DACにUSB入力が無いが、PCオーディオや高品位なNASを接続してハイレゾを楽しみたい」「高品位なデジタルプレイヤーやDACを既にお持ちである」といった場合におススメできる製品ではないでしょうか。

 

MUTEC マスター・クロックジェネレーター「MC-3+USB」でデジタル/クロック変換を楽しんでみまよう!

長くなりましたが最後までお付き合いありがとうございました!

 

 

↓製品のご紹介はこちらから↓
MUTEC/マスター・クロックジェネレーター/MC-3+USBのご紹介

【高周波ノイズ対策の決定版!】CAD 「GC1(Ground Control)」試聴レビュー

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CAD 「GC1(Ground Control)」で高周波ノイズを取り除きS/N高くクリアな音を聴こう!

お元気ですか!オタイオーディオのオレンジです。
今回はノイズを取り除くオーディオアクセサリー CADの「CG1」をご紹介させていただきます。

以前もご紹介「こちら」させていただいておりますが、今回もオレンジ流に音質に着目してのご紹介です!

製品のご紹介は「こちら」から。


CADの「GC1(Ground Control)」とは?

CAD( Computer Audio Design)社は 2011 年にイギリスで設立されたハイエンドオーディオメーカーです。
「デジタル機器での最高の音作り」 を目的に、これまでにDACやオーディオトランスポートなどの開発を手掛けてきた企業です。

「GC(Ground Control)」シリーズはCAD社が「シグナルグラウンド」から効果的に「高周波ノイズ」を除去するという視点から開発した製品です。

GC 本体内部は電子・航空業界でも採用されている電気エネルギーを熱に変換させる機能性材料で満たされており、広範囲な高周波エネルギーを除去します。

電子の運動エネルギーがGC 内で熱に変換されることでGC の内部インピーダンスは低く保たれており、シグナルグラウンドからのノイズ成分が効果的に吸収除去されます。

高周波ノイズが除去されることで、サウンドの静寂性が増し、定位感やサウンドステージの見え方が格段に向上いたします。


どうやって使うの?

「GC1」の使用方法は非常に簡単で、専用のケーブルを使用してシグナルグラウンドをGC に接続するだけです!

▼「CG1」の後面

本体後面にはSignal Ground 入力が2系統ありますので、2台のオーディオ機器を接続することが可能です。

また「GC1」を複数台用意し、ディジーチェーン(数珠つなぎ)で連結させノイズ吸収性能を増強させることも可能です。

なお、パッシブ設計のため、別途電源は必要ありません。

▼「GC1」に専用ケーブルを接続した状態

具体的な使い方ですが「機器の空いている入出力端子」に専用ケーブルを挿して、「GC1」本体に接続します。

専用ケーブルはご注文時に XLR / RCA / USB の3種類から選択可能で、今回はRCAに接続する専用ケーブルです。

なお、専用ケーブルは、グラウンドのみ導通するようになっています。


効果の程は!!?

今回はSONYのHDDプレイヤー、DAC、パワーアンプに接続して効果の程を確認していきます。

▼ラックにセッティングした「GC1」

「GC1」はアルミ削り出しのマットブラックになっており、大変高級感を感じさせるデザインです。

見た目は奥行きが結構ありますが、横幅は短いため、今回のようにラックの空いたスペースに設置できそうです。

重量は4.7Kgとずっしり重く、これはいかにも「効果がありそうだ!」と感じさせてくれる作りになっています。

◆SONYのHDDプレイヤーの音質変化

再生をスタートさせた瞬間にS/Nの高さと、音の響きの良さを感じます。

空間に表現されている音の質感や密度が上がっており、一気に音楽性が上がっていることに気付かされました。

特に中域の解像度が素晴らしく、普段は高域や低域に耳を奪われがちですが、こんな音が隠れていたのか!と驚くほど充実した中域を感じさせてくれました。

◆DACの音質変化

S/Nの高さと音の響きは変わらず感じさせ、ヴォーカルに艶とハリが出てきて生々しくなりました。

コーラス部分がしっかりと聴こえてきて、いつもより大変聴こえやすくなっています。
特徴としては明るく、華やかな印象があります。

低域に関しても明るく、軽やかになっていますが決してブーミーではないため楽しく音楽を聴くことができました。

◆パワーアンプの音質変化

空間が広がったことを真っ先に感じます。スピーカー1個分ほど広がったでしょうか?音の分離も良くなったため、広がりと合わせてスケール感を感じさせてくれます。

低域は量感が増え、非常に質が高くタイトになりました。アンプの駆動力が上がり、機器をワンラックアップしたかのようです。

高域はDAC程解像度は高くないですが、明るく好印象です。


これは高周波ノイズ対策の決定版だ!

総評ですが、高周波ノイズの対策がこれほど音質に良い影響を与えるとは思いませんでした。

個人的な感想としては上流のオーディオ機器ほど効果が高いように感じ、プレイヤーやDACの良さを更に引き出すことが可能だと感じます。

「GC1」は決して安価なオーディオアクセサリーではないため、ある程度システムを揃えた方へおススメできる製品だと思います。そのために、プレイヤーやアンプ、DACなどの機器以外で、大きく音質を向上させたいといった場合に「GC1」を使用していただくのが、良いのではないでしょうか。

もちろん「高周波ノイズ」対策のアクセサリーですので「高周波ノイズが気になる!」という方にもおススメです。

また、ラックの空いた場所等に置けるコンパクトさと、専用ケーブルを接続するだけで使えるという使い勝手の良さも特筆モノです。

CAD 「GC1」でS/N高くクリアな音を体感しませんか?

↓製品のご紹介はこちらから↓
CAD/高周波ノイズ除去アクセサリー機器/GC1

【超薄型で効果抜群】TELOSのノイズ抑制シート「Quantum Damping」

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みなさんこんにちは。
今回は、台湾のオーディオアクセサリーメーカー「TELOS」のノイズ抑制シート「Quantum Damping」についてご紹介させていただきます。

■「Quantum Damping」の特徴。

「Quantum Damping」は、シート状のオーディオアクセサリーです。
基本的な素材には制振性に優れた素材である、シリコンを使っています。
この、シリコンにTelos Audio Design独自のノウハウを用いて多くの特別な成分を調合しています。

●「Quantum Damping」に調合されている特別な成分。

・レアメタル
・遠赤外線発生成分(-196℃で36時間の極低温プロセス処理済・特許取得)
・イオンパウダー(特許取得)
・二酸化チタン光触媒
・シリカウェーハ絶縁コーティング
・帯電防止剤
・グラフィン

上記の他にも様々な成分が含まれています。

■どんな効果があるの?

プレーヤーやアンプなどのオーディオ機器、PC、スマートフォンなどの下に敷く、もしくは上に置くことでノイズが抑制され音質がクリアになります。

下記は公式サイトから引用した詳細です。

”有害な電磁波を遮断することによって、機器に影響するノイズを抑制してくれます。
「Quantum Damping」の使用によって、音質がクリアに聴こえるようになります。
また、制振性のある素材を使用しているのでサウンドの解像度、密度を高める効果も期待できます。

もともと「Quantum Damping」は、Telos Audio Designで開発している他のアクセサリー機器の内部基盤を保護するために開発されたものを発展させたものです。
精密機器に電磁波が及ぼす悪影響は計り知れません。
ノイズ対策のノウハウに長けたメーカーだからこそ実現できた製品です。”

■3つのサイズバリエーション

サイズは「A4(210×297mm)」「B5(182×257mm)」「Small(58×98.5mm)」の3種類用意されています。

使用したい機器に合わせて、自分に合ったサイズのものを選ぶことが出来るのも魅力です。

●使用例

A4(210×297mm):PCやフルサイズのプレーヤー、アンプなどにオススメです。

B5(182×257mm):フォノイコライザーなどの機器にオススメです。

Small(58×98.5mm):スマートフォン、DAPなどにオススメです。

■実際に試聴してみました。

今回は、スマートフォンの下に「Quantum Damping」のSmallサイズを敷いて実験してみたいと思います。

iphone5 SEとSmallサイズを並べてみました。
スマートフォン本体よりも一回り程小さいです。

試聴した曲はジャズボーカル曲「カーメン・マクレー/エンジェル・アイズ」です。

イヤフォンはYAMAHAの「EPH-200」です。

 

シートを敷いた状態で聴くと明らかに違いを感じました。

ボーカルがよりクリアに聴こえ、ビブラートの伸びやかさが格段に上がりました。

あまり目立っていなかったベースも骨格をしっかりと持った音で、以前よりも前に出てきた感じがします。

 

スマートフォンでも結構、効果を感じることが出来たので回転系の機能を持つプレーヤー類等に導入して頂くとさらに大きな効果が期待できそうです。

 

ノイズ対策をご検討の方は一度、お試ししてみてはいかがでしょうか。

※Smallサイズは店頭に展示品がございますのでご試聴可能です。

 

TELOS/ノイズ抑制シート/Quantum Dampingの詳細はこちらをクリック。

A級アンプなのに発熱しない?!KRELL Duo 125を試聴しました。

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5月に入り、夏日を感じるようになってきた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

夏場になってくると、当店でも毎年恒例のような話題として真空管アンプやA級アンプの発熱の話になります。

「夏真っ盛りの熱いときに真空管アンプやらA級アンプで長時間音楽を聴いていたら暑くて堪らないんだよね。」

といったお話はもう夏の風物詩と言っても過言ではないでしょう。

しかし、今回試聴をしたKRELLのDuo 125はA級アンプでありながら、発熱が全くといっていいほどしないのです。

もちろん、お貸出しいただく前からiBias式アンプにより発熱の制御がされているというのは予備知識として知っていましたが、想像以上に発熱していないことにびっくりしました。

今回は、スピーカーにFranco SerbrinのAccordoを、価格帯に開きがありますがConstellation AudioのTOURUSをパワーアンプの比較として試聴しました。

Duo 125は、本当にA級動作しているのか心配になるくらい発熱していないのですが、電源を入れてから時間を追うごとに本調子となっていき、A級アンプらしい繊細でバランスの良いサウンドと、A級アンプながら8Ωで125W x 2と充分な駆動力、そして明るい印象のサウンドで、TOURUSほどの生々しさはありませんが、聴いていて気持ちの良い鳴りっぷりが印象的でした。

サイズ感もそれなりにありますが、22.7kgと見た目以上に身軽なアンプです。

背面には冷却ファンが目立ちますが、XLR接続もできるようになっています。

また、LAN端子も搭載されており、ネットワークへ接続することで、様々な状況のモニタリングをすることができます。

音楽性の高い、良質なパワーアンプをお探しの方にお勧めさせていただきます。

Duo 125 / 125W/ch iBias™ Class A ステレオ パワーアンプ 希望小売価格 ¥960,000(税別)