小型真空管プリアンプ、iFi-Audio『iTube2』の使い方。
メインのオーディオシステムとは別に、デスクトップ上で小型のシステムを組まれている方。
今回は小型ながら強力な音質改善が望めるiFi Audio『iTube2』の実用セッティング例をご紹介しますが、まず簡単に特徴について説明します。
そもそもiTube2とは?
iTube2は、真空管を使った出力ステージ、真空管を使ったプリアンプ、真空管を使ったバッファー、「そして」インピーダンス・マッチング・デバイスをオールインワンに収めた機器であり、これに似たものは他にどこにもないとのこと。
さらに、使い方色々のiTube2。ソリッドステート・プリアンプの前に置き、さらにもう1台のiTube2をその後ろに置くことによって、オーディオチェーンの全体を真空管化するという効果を生み出すこともできますし、また、シンプルにiTube2を単体で用いて非常に高品質なプリアンプとして使うこともできます。
iFI独自のダイレクト・チューブ・バッファ(真空管による緩衝増幅機能)を備え、アナログ・ボリューム・コントロールを備えた、本物のチューブ(真空管)・プリアンプです。しかもボリューム回路をパスして固定出力とし、バッファーアンプとして使うこともできます。とりわけ中域と低域の音質と重みが増強されるので、お好みの音楽に合わせてアドしてみると面白いですね。
実際の接続パターン例2選
その1:アナログは真空管プリと最も相性がいいですね。アナログプレーヤー→フォノイコライザーiPhono2→iTube2→パワーアンプかアクティブスピーカーをつないで楽しむが、もっとも手軽でもっとも効果を体感できるセットアップ例です。
その2:iTube2はプリアンプ・モードであってもバッファー・モードであっても通常のゲイン0dbだけでなく+9dBでも動作するようになっています。+9dBは、たとえばAstell&Kernのようなデジタルオーディオプレーヤーのラインアウト出力を上げ、インピーダンスの高いヘッドフォンや能率の低いスピーカーを駆動するために使います。このセットアップはまさにデスクトップにぴったり。何気なく聴いてる音楽に劇的な変化をもたらします。
このようにiTube2は、バッファーとプリアンプのモード切り替え機能を持つことにより、大型フロア・スピーカーからアクティブなデスクトップ・スピーカー(パワード・スピーカー)、小さなヘッドフォンアンプまで、すべてを守備範囲としています。
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