現場で増えている“USBでDJ”。CDJ-900NXS、XDJ-1000MK2が圧倒的にオススメな理由!
OTAIRECORDミノルです!
最近USBメモリでDJする方がめちゃくちゃ多いです。特に大箱と呼ばれる収容人数が多い大きなクラブではUSB DJ化がじわじわ進んでいます。
その理由は設置されている機材。
こういったクラブに行くと大体上位モデルが置いてあります。現場でDJされる方はよく見るお馴染みの機種ですよね。
ただ、この上位モデルは最上位モデルともなると「CDJ-2000NXS2」という機種名で、その額何と25万円!!!(ひゃー!)
でもある意味“間違いない機種”ということになるので、この現場設置率の高い最上位モデルを買う方も少なくありません。
最上位モデルは1台250,000円、2台で500,000円!!!
一般的に言えば高くて手が出ないじゃないですか。
でも「俺の闘志は燃えまくっていて、頑張って高額機材を買うんだ!」という方に、機材選びのポイントを1つご紹介します。
USB DJ増加の背景=rekordbox dj快進撃
その前に。“なぜUSBでDJする人が増えているのか”。
USB DJが増加している背景には現場の機材に関わる話だけでなく、先ほど挙げた「rekordbox」の快進撃があります。
rekordboxは楽曲管理ソフトでありながら、serato DJやTRAKTORのようなPCDJソフトでもあります。
Pioneer DJのDJコントローラーを買うと「rekordbox dj」というPCDJソフトが付いてきます。
「rekordbox dj」の楽曲管理モードが「rekordbox」というわけです。
近年、PCDJコントローラーの販売台数が増えており、rekordbox djのシェアがぐんぐん伸びています。
しかし、現場では「serato」というDJソフトがダントツのシェアを誇っており、ほとんどのDJがこのserato DJを使っていると言っても過言ではありません。
そんな中、大箱でプレイするDJは現場に設置されているCDJを使う機会が増えてきます。
そうすると「もうUSBでやったほうがPCも要らないし楽じゃん!」ということになったりします。
そのため、アナログターンテーブルやCDJを使ったDVS(詳しくはコチラ)でDJしている方も、まずは今使っているDJソフトをserato DJからrekordbox djへ移行するというDJが徐々に増えています。
これでserato DJからrekordbox djへ移行できれば、全ての解析情報を引き継げるためUSB DJへの移行はラクラク。
「今日はDVSだな!」「明日はUSBでやろう」なんていう判断も現場の機材に応じて楽に対応することが出来ます。
イコール!現場DJの最大効率化が望めるというわけです。
まずはUSB DJのはじめ方
USBでDJをする方は、まずPCで「rekordbox」というPioneer DJが開発した無料の楽曲管理ソフトを使って、PC内に保存されている楽曲を解析します。
そうすると楽曲のBPMやKEYなどの情報がデータに書き込まれます。
プレイリストなどもこのrekordboxのソフト上で作成し、ゴソッとUSBへ移行し、このUSBメモリを現場のCDJに差し込みます。(USBメモリの使用が出来る機種に限ります。)
するとCDJの方でそれらの情報を呼び出すことができ、BPMでソートして今流している曲と早さが近いものを選んだり、KEY(音程)が同じものを選んだりということがCDJの画面上で出来ます。
上位モデルは液晶がフルカラーでジャケット画像なども表示できるので、とても見やすく、選曲がしやすいという圧倒的なメリットがあります。
▼CDJ-2000NXS2じゃなくてもいい。
前置きが長くなりましたが、機材選びのポイントです。
当然ですが、クラブでDJをしたいからといって、クラブに設置されている機材と同じ機種を購入する必要はありません。
でも出来れば操作性が近いもののほうが、現場に行って使い方がわからずあたふたすることも無いことは間違いありません。
そこでそんなアナタに機材選びの際にチェックしておきたいポイントをご紹介。
▼Pioneer DJ製品
USB DJをするには現場設置されているものと同じ、Pioneer DJ製のものをオススメします。
(※家で自分だけが楽しめればいいということであればこの限りではありません!)
なぜなら散々上で書かせていただいたrekordboxによる解析を200%使いこなすことが出来るからです。
現場主義なあなたは、まずこのrekordboxというフィールドでスタートしてみましょう!
▼搭載されている液晶のサイズ
まずは液晶。先ほど書いたように、USBでDJをする方は液晶が細かく表示できたほうが選曲が圧倒的にしやすいです。
上の画像は「CDJ-850」と「CDJ-900NXS」の比較です。見て分かる通り、液晶の仕様が全然違います。
どちらもrekordboxで情報を書き込んだデータを使ってDJが可能ですが、これだけ違うと家でCDJ-850を使っている方が現場でCDJ-900NXSやCDJ-2000NXS2を使うとあたふたしがち。
こちらが「CDJ-900NXS」
現場設置機種に近い液晶仕様を持つCDJは“CDJ-900NXS以降のモデル”ということになります。
楽曲管理ソフトrekordboxで設定した内容が“見やすい”という安心を求めるなら液晶の仕様はチェックすべき!
▼CDが使えないXDJシリーズはめちゃくちゃお買い得!
実際現場でCDを使ってDJする方は圧倒的に少ないです。
理由は様々ですが、CDを買わなくなったり、CD-Rは容量が少ないので楽曲をあまり多く書き込めなかったり。
この流れが顕著になり、遂に(と言っても結構経ちますが)Pioneer DJから「XDJシリーズ」が販売されています。
これはCDJのような筐体ですが、CD挿入口が無い、USB再生専用機です。
冒頭に挙げた最上位モデル、CDJ-2000NXS2は1台で250,000円でしたが、これのCDが再生できないだけに近いXDJモデル「XDJ-1000MK2(写真左)」なら、なんと半額の125,000円で買えるんですね。
操作性はほぼCDJ-2000NXS2と同じで、音質も高音質設計という理にかなったモデルになります。
時代が進むにつれ人気を増し続ける上位モデル!
この下には「XDJ-700(写真右)」というモデルも有り、ジョグホイールが小さいとか、その他細かなボタン配置の違いなどがありますが、液晶は見ての通りフルカラーで見やすくなっています。
これならさらにお求めやすいので、スクラッチしないし、家で使うなら十分でしょ!という方には人気です。
分かってるDJはトラブル対策用にCDを。
それだけUSB化が進んでいるのになぜCDJなの?という疑問が残りますが、クラブ側としては単純で「CDでDJしたい人もいるから」ということがあります。
クラブでDJする人が全員パソコンで楽曲解析して~というスタイルを選ばず、慣れ親しんだCDをジャケットを見て選曲するという方もたくさん見えます。
もう1つ理由があって、それは「トラブル対策」。
USBメモリは安価なものから高額な著名メーカー品までたくさんありますよね。
USB DJはデータを使います。なので曲のデータを読み込んでいる最中に誤って抜いてしまってデータが壊れたとか、家だと大丈夫だったのに現場のCDJがなぜかうまく読み込んでくれないなど様々なトラブルがついて回ります。
そういった時にCDを使えるのと使えないのでは大きな違い。
ちゃんと分かってる冷静な現場DJは、そんなトラブルが起こってもDJを放棄せず対応できるように、CDを数十枚持ち歩いていたりします。
結論!
というわけで、現場主義のあなたには・・・
CDJなら「CDJ-900NXS」以降のモデルを!
USBデータDJなら「XDJ-1000MK2」をオススメします!
せっかく買うなら“最上位モデルは厳しいけど、長く使える間違いない機種を”という方は、是非この2機種をチェックしてみてくださいね!
■Pioneer DJ / CDJ-900NXSの詳細ページはコチラ
■Pioneer DJ / XDJ-1000MK2の詳細ページはコチラ
■Pioneer DJ / XDJ-700の詳細ページはコチラ