【音質向上】ACOUSTIC REVIVEのUSBケーブルを試聴してみた。

USBケーブルを変えて音質向上を目指そう!

オタレコブログをご覧の皆さんこんにちは!OTAIRECORD長橋です。

今回はOTAIRECORDの実店舗「Leben by OTAIRECORD」よりお届けします。

ところでみなさんは、お持ちのDJコントローラーやインターフェイスとパソコンの接続にはどんなUSBケーブルを使っていますか?

おそらく多くの方は、購入された機器に付属されたUSBケーブルを使用しているとお答えになるかと思います。

DTM(デスクトップミュージック)はもちろんですが、今やDJの間でもパソコンの使用は当たり前となりました。

USBケーブルは、そんなパソコンとDJコントローラーやオーディオインターフェイス間を繋ぐ必要不可欠な存在であり、その品質などにより音質面でも大きく影響されてくることが近年では常識となりつつあります。

USBケーブル出音が変わる仕組みとは?

ご存知の方も見えるかと思いますが、USBケーブルには、信号ラインと電源ラインが同じケーブル上の平行に存在しています。

信号ラインは機器間で楽曲データだったり、操作情報をデジタル信号で伝送を行います。

電源ラインは俗にいうバスパワーというものですね。

機器に電源が搭載されていないものは、このバスパワーにより電力供給をパソコン側から受けて機器が可動できるようになります。

基本的にはデジタル信号の伝送を行うので、音質が変わるなどあり得ないという考えももちろんありますが、どうやらパソコンからのノイズが多く乗った電源ラインが、信号ライン側に影響を与えてしまい、データの欠損による解像度低下、エラーチェック時に発生するレーテンシーによるタイム間のズレなどにより、結果音質劣化に繋がってしまっているようです。

筆者も理系人間ではないので若干見解が違っているところもあるかもしれませんが、一般的には上記のようなことが言われています。

更に加えて申し上げると、「※ただし音質の違いがわかるオーディオシステムに限る」というところもあるので、テスト環境によっては違いがわからないといった結果になる場合もあります。

そんなこんなUSBケーブルですが、百聞は一見に如かずということで、実際に音質面を考慮した環境で比較試聴してみました。

普通のUSBケーブルと比較してみる。

今回比較試聴に用いるUSBケーブルは、インターフェイスに付属されるものと、国内のオーディオアクセサリーブランドとして名高いACOUSTIC REVIVE社の「R-AU1-PL」というものを使用します。

この「R-AU1-PL」は、上記でご説明した信号ラインと電源ラインを完全分離した仕様になっており、まさに電源ラインからのノイズによる影響を抑えるのに効果抜群なUSBケーブルとなっています。

A端子側とB端子側は一つにまとまっていますが、ケーブル部が2本になっていて、このようなケーブルを見たことが無い方にとっては斬新ですよね。

その他の試聴環境は下記の通りです。

モニタースピーカー: GENELEC/8331A
電源ケーブル: ACOUSTIC REVIVE/POWER STANDARD TripleC-FM
ヘッドホン: Pioneer DJ/HRM-7
オーディオインターフェイス: RME/Babyface Pro
XLRケーブル: ACOUSTIC REVIVE/LINE-1.OX-TripleC-FM
パソコン: iMac
試聴ソフト: 44.1kHz/16bitのWAVEファイル音源
DAW: Ableton Live 9 Suite

今回は上記環境にて2種のUSBケーブルを比較致します。

まずは、Babyface Proに付属されているUSBケーブルです。

やはりそれなりのモニタースピーカーとインターフェイスを使用しているので、楽曲データに含まれる細かい音までしっかりと聴き取ることができます。

Ableton Liveでソフト音源を再生しても、音源の質感もしっかりわかりますね。

これはこれでRMEのロゴが印字され、引き回しのし易いL字になっているなど中々拘りのケーブルですね。(見た目の話ですが)

では、「R-AU1-PL」に取り換えて試聴してみます。

なんと、最初の出だしで楽曲の雰囲気の違いがまるっきり違いました。

楽曲データの細かい音が、更にその質感までしっかり聴き取ることができます。

奥行や広がりなど立体感も増した影響か、エフェクト処理されたパートの残響もしっかりととらえることができました。

この環境で制作やミキシングをしたら、細かいところまでより拘った音作りができるなと感じました。

続いて下記DJシステムでも試聴してみます。

モニタースピーカー: KRK/V6S4
DJミキサー: Pioneer DJ/DJM-S9
パソコン: Mac Book Air
使用ソフト: Serato DJ Pro with Pitch N Time DJ
試聴ソフト: 44.1kHz/16bitのWAVEファイル音源

ドラムラインの輪郭がはっきりして、DJミックスが更に楽しくなりました。

細かいディテールがわかるので、エフェクトのかかり具合も良く聴こえますね。

こちらの「R-AU1-PL」は、汎用のUSBケーブルと比べて高価ではありますが、これでしたら導入の価値は十分にあるケーブルだと思います。

「あれ?なんかあのDJだけなんか音凄くいいね!」

「あの人の作る楽曲って、細かい音まで凄い拘ってるよね!」

なんて言われてみたくないですか?!

この機会にUSBケーブルの見直しをご検討ください!

尚、「Leben by OTAIRECORD」では、今回ご紹介させていただいた環境にてご試聴いただけますので、ご興味のある方は是非ともご来店くださいませ!