こんにちは!オタレコさがわです。この春から、新しくクラブやサウンドバーなどで、DJに挑戦される方にオススメな情報を見つけましたのでご紹介です。約10年前の記事ですので、一部古い情報があるかもしれませんが、参考にしてください。(記事ソースは、DJ Techtools。)
DJの礼儀作法
あと数週間で30歳になります(元記事の作者Ean Goldenの2010年当時のお話です!)。ということは14年近くDJをしていたことになります。以下のDJマナーを最初から知っていたらどれだけよかったか。多くのイベントはよりスムーズに進行していたかと思います。ということで、みなさんには間違いを避けていただくために、他のDJ、オーガナイザー、クラブオーナーさんとの基本的マナーについてデジタルDJの視点からみてみましょう!
(主に、他のDJ、クラブオーナー、お客さん、セキュリティーの四種類の人々との関わり方についてのマナーです。)
他のDJ
特にトラブルになりやすいところです。よくある間違いは、他のDJをライバル視してしまい、出演依頼のチャンスを逃してしまうことです。同業者にはリスペクトを、そうすればもっとイベントに誘ってもらえることでしょう。
以下は、DJブース内での最低限のマナー
1.可能であれば誰かがDJしている時は、準備をするのを避けること
自分の準備を勝手にはじめると、DJをしている人にも負担になるので、気をつけましょう。
2.サウンドチェックができないのであれば、場つなぎ用のMIX CDを用意しておきましょう
MIXCDのを再生して、まずはすんなり交代。MIX CDが再生中に準備しましょう。(じっくり準備できるよう、20分用意しておく)
3.上記ができない場合、下記のルールを守りましょう
- 転換のために十分時間を用意しておくこと
- DJをしている人に、準備をすることを伝え、邪魔してしまった場合は言ってくださいと事前に相談する。余裕を持って準備していることを伝え、急かしていない意図を伝えよう。
- DJしている人がミックスをしていない時に、ちょっとずつ交代する準備をしましょう。ミックス中はDJミキサーに近づかないこと!
- 最後は、お礼をすること。
4.他のDJのためにオープニングDJをしている時
- 自分の役割を理解し、フロアを盛り上げすぎないように。主演アーティストに認めてもらいたければ、とにかく盛り上げるのではなく、主演がしっかり目立てるイベントにすること。そうすれば、他のイベントにも誘われるようになるでしょう。
- フロアがガラガラだからと音量を上げないように。序盤は音量を低め、テンポも遅めにして、フロアに人が来やすくしよう。
- 自分の最後の曲は長めの曲を用意しておこう!絶対に次のDJの人に、ミックスに2分しか時間を与えないような曲はかけないように。せめて4~7分くらいの転換時間を用意できる曲にしよう。
- 最後の曲の内、4分間をフィルターなどを掛けながら遊ばないこと。交代するDJは1分くらいでミックスをしなければならなくなります。素人だと思われますのでやめましょう。
- 了承されてなければ、ブース内の残らず、内輪のパーティーのようにしないように。
- 音量を最大にしないこと。他のDJのためにも音量に余裕を作っておくこと。
- 次のDJが準備中に、パソコンのディスプレイを光らせておかないこと。
- 自分のかけてる曲のBPMで交代できそうか確認すること。劇的な変化を最後にしないこと。
- 飲み物をそこらへんに置いとかないこと。
- ちゃんと使った後は綺麗にしてからブースを後にすること。
5.誰かの次にDJをする場合
- ブースには5~10分前には入ること
- 自己紹介をして、いつから自分の開始時間なのか伝えること
- 開始時間で揉めそうだったら、オーガナイザーに相談しよう
- 準備ができたら、交代するDJに準備ができたことを伝えよう。ボ~ッと立ってるだけはやめよう。
- どんなに自分が凄いDJであったとしても、前の人のDJやフロアを観察するのはいいことでしょう。特に初めての町でのDJだったりしたら、お客さんが何を求めてるのか事前に観察するのは大事。
クラブオーナー
誰とビジネスしてるのか知ることは大事です。典型的なクラブオーナーは、忙しく、あなたの人生でもあるエレクトロニック・ミュージックのサブジャンルになんて興味ありません。確認事項は要点を抑えて彼らの人生を少しでも楽にして、また誘ってもらえるようにしましょう。
- メールにデモ音源を添付しないこと。
- 直接会ったときにデモ音源を渡すこと。
- 出番が終わってすぐ、ギャラが支払われると思わないこと。彼らは25人分の支払いの手続きがある。
- かけてる音楽を変えるように言われたら素直に従うこと。
- アポの相談をいただいたら、即答できるよう予定をすぐに見れるようにしておくこと。逃したらおそらくまた電話をしてくることはない。
- 一晩中、フリードリンクがもらえると思わないこと。クラブによってルールが異なりますが、DJにフリードリンク数杯はあるもの。10杯も無料で飲んだら別の意味で覚えられてしまうでしょう。初めてのイベントでしたら、ベストなコンディションを保つため、呑まないようにしてもいいかも。
- イベントが終わってからも、また呼んでもらえるように定期的に連絡を入れとこう。
- オーガナイザーと世間話などしてどんな人なのか理解を深めておこう。DJ以外にも興味があることを示しておこう。いい場所で友人を作ることはレギュラーイベントにつながる可能性が高い。
お客さん
ここがプライドを捨てるのが一番むずかしい部分ですが、おそらくもっとも大事なことです。イベントに参加しているお客さんは、あなたのテクノ帝国にそこまで関心がないかもしれないが、彼らがいるから仕事があるので、気遣いと丁寧な対応をするように。
1.リクエストをいただいた
- 酷い扱いをすると、お客さん全員から嫌われ、おそらくスタッフにクレームもいくでしょう。
- なるべく丁寧な対応を心がけ、相手は酔っ払っていることを理解し、優しく対応すること。
- リクエストをかけなくてもいい場合であっても、参加者が聞きたいジャンルの曲であると認識し、セットリストの参考にしよう。
- 一番簡単なリクエストの断り方は、リクエストを受ける際に笑顔とサムズアップでとりあえず受けること。リクエストした人は高確率でその後ブース前に戻ってこないでしょう。もし戻ってきたら、聞こえなかったと伝えましょう。
- もしリクエストを受けるのであれば、メモできるようにしておきましょう。あたふたせずに、リクエストの対応およびセットリストへ戻ることができるでしょう。
2.お客さんがチップと一緒にリクエストしてきたら
- お金をいただき、とりあえず保留にして、かけれるか調整してみると、伝えよう。
- もしリクエストをかけることができたらお金をそのままいただこう。
- 再生できなかったら、戻ってきた際にお金を返そう。
- もし戻ってくることがなかったらそのままお金をいただこう。
3.お客さんがドリンクを機器のそばに置くことに過剰に対応しないように
- 問題になりそうだったら、セキュリティーに相談しよう。
4.めんどくさいお客さんにからまれたら
5.自分のエリアは確保しよう
- どこまで立ち入り禁止なのか、明確にしておこう。お客さんを恐れずしっかりここはダンスフロアではないことを伝えよう。
6.ナンパばかりするな
セキュリティー
酔っぱらいのリクエストの次に問題になりうる人達です。セキュリティーの人たちがほしいものは2点:お金をもらい、家に帰ること。そのことを頭に入れながら最後の曲をかけましょう。セキュリティーの人たちがもっともダンサーからのフィードバックをもらい、オーガナイザーやオーナーに伝える人であることを覚えておきましょう。なので、なるべく彼らにも楽しんでもらいましょう。
ワンポイントアドバイス
クラブに悪い印象を残すことは簡単で、良い印象を残すことは難しいです。大事なことは、プロ意識を持ち、変に目立たないこと。大都会であっても、ナイトライフは、噂が飛び交う小さいコミュニティーの場合があります。自分の評判を良くしておくため、上述した人々に、自分が対応される以上に丁寧に対応するようにしましょう。
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以上、DJ Tech Toolsの「DJ Etiquette」の意訳でした!
自分のかけたい曲をひたすらミックスするだけがクラブイベントじゃないことがよく分かりますね。原文は、主にアメリカで活躍されているDJの方なので、文化的違いはあるかもしれませんが、参考になることも多いと思います。
あと、場所によって個性的なローカルルールとかあったらぜひお気軽にコメントしてください!
原文はこちら!
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Written Ean Golden for DJ Techtools