【映画】ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった ONCE WERE BROTHERS ROBBIE ROBERTSON And THE BANDの試写会に行ってまいりました。
OTAIRECORDようすけ管理人です。
先日のジャズ喫茶をテーマにしたベイシーのチケットプレゼントキャンペーンのご縁で「今度THE BANDの映画がやるんです。よかったら試写会に。」という事でお誘いを受けました。
この記事からわかるようにOTAIRECORD,OTAIAUDIOは音楽映画を積極的にサポートしています。
弊社が音楽映画を応援する理由それは憧れが原点だと思うから。【映画ジャズ喫茶ベイシーチケットプレゼント開催について】
というわけで、スケジュールもあったことだしこれは行くしかない!となり行ってまいりました。
まずは予告編をご覧ください。
ロックの中でももっと評価されるべきバンドがザ・バンド
皆さんザ・バンドというとどれくらいの方がピンとくるでしょうか?
ロックがお好きな方でも、ザ・バンドについてはあまり、という方も多いのではないでしょうか?
私は昔からCDやソフトのレコード販売を行っておりますので、どのジャンルがどれくらい人気があってどれくらい人口がいるかというのを昔から肌で体験しています。
その所感によると、ザ・バンドはその功績の割には本当に日本では評価が低いと思います。
とくにアメリカでは、もう伝説的なカリスマバンドになっています。
ロック、カントリー、フォーク、ブルース、などを融合させ、気づき上げたスタイルはあまりも普及しすぎて、逆にキャッチーな面が今聞くと感じられないくらい人々にしみこんでいるのです。
彼らの代表曲といえば、「The Weight」当たりなのでしょうが、限られた作品群の中でも、バンドとしての完成度が圧倒的に高く、1ST,2NDはロックの歴史の中でも金字塔といわれています。
また、彼らの解散コンサートはもはやロック史に残る伝説といわれており、記録映画も作成されていました。
「ラスト・ワルツ」といいます。
このラストワルツには、ボブ・ディラン/ニール・ヤング/エリック・クラプトン/マディ・ウォーターズ/ヴァン・モリソン/ドクター・ジョン/ジョニ・ミッチェル/ボビー・チャールズ/ロン・ウッド/リンゴ・スター/ロニー・ホーキンズ/ポール・バターフィールド/ニール・ダイアモンドなどなどロック界の名だたるレジェンドたちが参加しました。
その記録映画を製作したのがマーティン・スコセッシ監督です。
スコセッシといえば音楽ドキュメンタリーの映画監督としても超一流な監督。ストーンズやジョージハリスンの映画なんかでも有名ですね。
ちょっと前置きが長くなったけど、そのスコセッシがTHE BANDのドキュメンタリームービーを作成したという情報が入ってこれは絶対見ようと心に誓っていたら、ありがたいことに試写会のお誘いを受けた、、というわけです。
実際に見た感想ですが、ロック好き、バンド好きだったら絶対に見た方がいい映画です。
もうあっという間に時間が過ぎた。
基本的に過去のムービーや当時の回想録をインタビューなどを織り交ぜて振り返っていきます。
実は私が感心したのは映画としての構成力でした。
仮にTHA BANDを知らない人からしてもとても面白くわかりやすい内容になっています。
音楽が好きなら、やっぱ音楽っていいな、って気持ちを家まで持って帰れるような、記録映画としてもエンターテインメントとして成り立っている絶妙な塩梅が映画としてのクォリティを支えているなと思いました。
インタビュー中心の映画って動きが少ないので単調になりがちなのですが、当時の動画や、音楽を使いながら飽きることなく、集中を切らすことなく、すっきり見せてくるあたり、色々なドキュメンタリーを見ていますが、シンプルで変な脚色もないしドキュメンタリーのお手本のような映画だなって思いました。
あと、音楽に関しては言うまでも、映画館でTHE BANDの曲を大きな音で聞けるのは素晴らしかったのですが、私は音楽屋なので言及しておくと、音質に関してもかなり良かったなという印象がありました。
音楽好きな人も心地よく見れることでしょう。
映像にとって音って意外と重要ですからね、音でクォリティが決まるといっても過言ではないし、特にこういう音楽関係の映画だったらなおさらですよね。
今回の映画はそこもばっちりで、うーん、もういう事なしの出来となっております。
私自身もTHE BANDのルーツのあたりなんかは全然知らなかったし、より一層彼らに愛着を増すことができました。
人に歴史あり、バンドに歴史あり、バンドの数だけドラマがある。
その BAND OF BANDがTHE BAND。
彼らの生きざまを見て、映画館に是非いろいろ感じに来てほしいと思います。
また音楽映画を見たらレポートしたいなって思います。
アー楽しかった。
今回のTHE BANDの映画のオフィシャルサイトはこちら