【“DJ 初心者”で検索したアナタへ】DJを始める前に、DJって何?から紹介するブログ

【“DJ 初心者”で検索したアナタへ】DJを始める前に、DJって何?から紹介するブログ

はじめまして。DJ機材専門店のOTAIRECORD(オタイレコード)と申します。
通信販売、実店舗販売にてDJ機材や楽曲制作機器などを販売しているお店です。

略して“オタレコ”と呼んでいただいています。是非気軽にオタレコと呼んでいただければと思います。
> オタレコのホームページはこちら

創業50年以上、姉妹店にはOTAIAUDIOというオーディオショップも構えており、音周りのことでしたら何でもご相談ください。

 

なんとなく“DJに興味がある”、“DJやってみたい”と思っている

この記事では「DJを始めてみたい」と思っている、または「なんとなくDJに興味がある」という方に向けて、よくある“DJを始めるために必要なもの!”とか“初心者はまずこれを買え!”とかではなく、そもそもDJとは?というところから書かせていただきます。

DJの活躍する場所が真夜中のクラブだけにとどまらなくなった今、DJに興味を持たれる方がとても増えているのを実感しています。

これだけ長く音楽機材の商売をしていますと、皆さんがDJについて「これくらいのことはご存知だろう」と麻痺してきてしまうんですよね。
なので弊社のブログや商品紹介ページに記載されている内容を見てもサッパリという方多いと思います。

そんな自身に喝を入れるつもりでDJについて1から綴ってみた記事がこちらです。
DJに興味がある方、音楽が好きな方に読んでただければ幸いです。

 

実は人間誰もがDJの素質を持っている

DJに興味を持たれた方は、友人がDJをやっているので自分もという方もいれば、何やってるかもわからないけどなんとなくカッコいいからやってみたいと思っている方もいると思います。

ではDJは何をやっているのか?からお話します。
DJは一般的に“異なる曲を、止めることなく繋ぎ再生し、これを繰り返す”ことをしています。

この記事を読んでいただいているということは、仮にDJに興味が無かったとしても、最低限音楽が好きなのだと思います。

最近はspotifyやApple Musicなどのサブスクリプションサービスで音楽を楽しめるので、気分に合わせて聞き分けたりするように好きな曲ばかり集めたプレイリストを作って音楽を楽しんでいる方も多いと思います。

ここで“うんうん”と頷いた方はすでにDJの素質があります。
なぜならDJがやっていることの8割がコレだからです。

例えば“晴れた日のドライブで聞きたいJ-POP”というプレイリスト作ります。
おそらく太陽の眩しささえ感じさせる軽快なヒット曲を次々と組み込むことでしょう。会話だけのドライブも十分楽しいはずですが、音楽はその車内をさらに盛り上げ、さらに気分が高揚することは言うまでもありません。

この時、当然1曲再生を終えると、次の曲が始まるまで無音になりますよね。
DJは曲から曲へ音を止めずに流しているので、この無音部分が無いというイメージです。

音を止めないので、1曲目の勢いをそのままに、さらに軽快でポップな定番名ソングを流して大合唱!となれば車内はさらに盛り上がるでしょう。
逆にミディアムテンポに落として会話を楽しむ時間を演出してもいいかもしれません。

DJはこのように、音楽を使ってその場の抑揚をコントロールをしています。

DJが活躍するクラブと呼ばれる場所では、常にDJがこれを繰り広げています。
DJは音楽が持つ力を使って、その場にいる人達に合わせた空間づくりをしているんですね。

「この曲で盛り上がるなら、この曲も絶対知ってるよね!」とか、「この曲が好きな人には、マイナーだけどこんな曲も聴いて欲しい!」といった感じで次の曲に繋いでいったりします。
休憩知らずで盛り上げっぱなしというDJもOKですし、30分なら30分の中でドラマのような展開を作るDJもまた素敵です。

知っている曲が多ければ多いほど、その場に合わせた音楽を広い知識からチョイスできるので、流れを作る幅が広がりますよね。
だからDJは“音楽が好きで、いろんな曲を知っている人・いろんな曲に興味がある人”が向いているということになります。

DJ=クラブ=夜の街=危ないイメージという印象を持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では結婚式の披露宴、二次会、地域行事、飲食店など様々な場所でDJを見かける機会が増えイメージも変わり、若者だけでなく、子供からディスコ全盛期に踊り倒したプレイバック世代の方まで幅広い年代の方の趣味としても楽しまれるようになりました。

DJとは、音楽が好きな方なら子供から大人まで誰もが出来る、空間コーディネーターなのです。

 

どんな風に曲を止めずに流しているの?

DJは“異なる曲を、止めることなく繋ぎ再生し、これを繰り返す”わけなんですが、もう少し細かくどの様に行っているのか?ということですよね。

これに関しては本当に様々です。正解はありませんが、聞いてみて自分が良いと思えばそれが正解です。
“例えばこんな繋ぎ方”というのを4種類動画で撮ってみましたので参考までにご覧ください。

1回目はロックやポップスなどのDJでよくやる繋ぎ。1曲目の終わりの余韻が消えないうちに次の曲を再生する方法。

2回目はココ!と思ったところでパッと曲を変えてしまう方法。(ブッ込みなんて言われます)

3回目は一番多い繋ぎ方ですが、他の繋ぎ方に比べて2曲が同時に流れている時間が長いです。その分ジワジワ曲が変わっていっているというイメージ。(動画では繋いでいる時間が短くてわかりづらくすみません。)
曲同士がガチャガチャしないようにボリュームの入れ替えや、EQ(イコライザー)と呼ばれるつまみで音域調整などを同時に触ってスムーズに次の曲に繋ぐ方法です。この方法は先に挙げた3つの方法よりも少し練習が必要です。

4回目は曲にエフェクトをかけて余韻を作り、次の曲を再生する方法。(動画ではエコーをかけて音のやまびこを作り、それが消えないうちに次の曲を再生しています)

どれも急に曲調が早くなったり遅くなったりしてしまうと、踊っている人が「あれ?」と戸惑ってしまうので、お互いの曲の速さ(BPM)を同じくらいの速さに合わせておくことが重要です。曲の雰囲気、速さが近いものであればあるほど自然に聞こえやすいMIXになります。(※1回目のMIXの方法に関しては曲が一旦終わるイメージになるので、曲同士の流れが良ければ曲の速さが同じである必要はありません。)

どの繋ぎ方が一番良かったですか?どれも正解ではありませんし、どんな繋ぎ方でもOK。
自分が良ければOKですし、聞いている人が楽しめていればそれが正解です。

アーティストのライブを見に行くと、MCを挟まず、音を止めずに2曲続けて演奏することがあったりしますよね。DJがやっていることはあれに近いです。

“この曲とあの曲をこんな風に繋いだらカッコ良さそう!”
そんなイメージがDJの始まりです。

 

DJを始めるにあたって必要なもの全て

ここまで来たらDJ機材にどんな物があるのか、いくらで買えるのか。実際に検討してみましょう。

DJの始まりは音楽ソースがアナログレコードだった頃になります。

そのため、DJをするためには2台のターンテーブル(レコードプレーヤー)と、DJミキサーというセットしかあり得なかったので、それぞれのサイズも大きいですし、高額だったり、適したケーブルを使って機器同士の接続をする必要があるなど難しそうなイメージが先行していました。

当時「趣味で始めたいのにこんなに大層な買い物出来ないよ!」と思って諦めた方も当時は多かったはず。

今は音楽ソースがMP3などのデータに移り変わり、パソコンをつないでパソコンの中に入っている楽曲を使ってDJしたり、USBメモリーなどに音源データを入れてDJしたり出来るようになったことで、先程の動画にあったような一体型のコントローラーを使ってDJを始める方が多いです。

中でもパソコンを使用してDJをする“PCDJコントローラー”はとても安価に始められます。

こちらの画像がPCDJコントローラーの例です。ターンテーブル2台+DJミキサーの機能が1台にまとめられており、パソコンの中に保存されている楽曲データを使ってDJすることが出来ます。

接続はDJコントローラー本体をUSBケーブルでパソコンと繋ぐだけ!ヘッドホンやスピーカーも直接PCDJコントローラーに接続すればOKです。PCDJコントローラーなら設置スペースもコンパクトにDJを楽しむことができます。持ち運びも出来るのでスピーカーなどの音響機器がある場所ならどこでもDJ出来ますね。

今回はDJに興味を持った方に向けて「それくらいなら私も始められそう!」と思っていただけるようなDJ初心者さんに向けたお求めやすいPCDJコントローラーを例に挙げて紹介します。

 

DJスタートに必要なもの(例:パソコンを使ったDJコントローラー)

<必要なもの>

▼PCDJコントローラー(例:Numark / MIXTRACK PRO FX

→今回は2020年の夏に発売になったNumarkのMIXTRACK PRO FX(商品ページはコチラ)をご紹介します。
安価ながらしっかりした作りで、DJ MIXをするために必要な機能は全て備えており、且つDJ MIXをかんたんにカッコよく出来る最新鋭の機能をたくさん搭載したオタレコオススメのモデル。ターンテーブル部にあたるジョグホイールが大きいので、ミックス時の曲の微調整がしやすいです。

DJソフトは世界中でシェアの大きなSeratoというブランドの「Serato DJ Lite」というDJソフトが無償で使用できる設計になっています。
HIPHOPでスクラッチをしっかりやりたい、ROCKでエフェクターなどを使って一味違ったMIXがしたい、HOUSEやTECHNOでじわじわと曲を混ぜていくロングMIXがしたいなどなど、どんなジャンルやプレイスタイルにも細やかに対応可能なオールラウンダー。

そして特筆すべき点は「ピッチコントローラーが長い」ということ。

DJコントローラーは「SYNC」という名前で左右の曲のBPMをボタン1つで合わせてくれるという機能が付いているため、その他のDJコントローラーはこのSYNC機能を使う前提のような設計で、ピッチコントローラー(BPMを遅めたり早めたりする)の幅がとても短いのですが、このMIXTRACK PRO FXはピッチコントローラーが長く設計されています。

そのため、細かな曲の速さの調整が可能になり、SYNC機能に頼らずちゃんと自分の耳で曲の速さを合わせる練習もしっかりすることが出来ます。
これが出来ると機種特有の便利な機能に頼ること無く、どんな機材でもしっかりDJが出来るようになります。

 

▼アンプ内蔵スピーカー(例:QUINTET / 407WALTZ

→DJコントローラーで操作した音がこのスピーカーから出てきます。アンプ内蔵スピーカーとしていますが、アンプ+アンプ非内蔵スピーカーの組み合わせをお持ちの方はそのまま使用可能です。(アンプ非内蔵のスピーカーとDJコントローラーを直接繋ぐことは出来ません。)

クラブで例えればお客さんが聞く音がこのスピーカーから出ます。最近はパソコンのDJソフトも進化し、このスピーカーをパソコン内蔵のスピーカーで代用できる機能もあるので場合によっては必須ではありませんが、やはり良い音で聞きながらDJすることで上達スピードも変わりますし、何より楽しさが全然違うので、ご予算が許すようでしたら是非一緒に購入されることをオススメします。(※スピーカーとコントローラーをつなぐケーブルも別途必要になります。DJコントローラー、スピーカー側の端子形状に応じて必要なケーブルが異なります。)

 

▼ヘッドホン(例:QUINTET / voyage

→DJをする際のヘッドホンの役割はスピーカーから出る音ではなく、次に流す曲を選んだり、今スピーカーから流れている音との速さを合わせたりする際に自分だけが聞いて確認するために使います。ヘッドホンは基本的には必須です。イヤホンでも大丈夫ですよ。

たまに「ワイヤレスヘッドホンやワイヤレスイヤホンは使えますか?」とか、「無線化できますか?」というお問い合わせをいただきますが、基本的には有線であることが必須です。理由は音の遅延が発生してしまい、うまくモニタリングできなくなるからです。

一部このような遅延のほとんどないワイヤレスヘッドホンもありますが、DJ用途で作られたものではないのでまずは有線ヘッドホンで始められることをおすすめします。

 

機材が揃ったら?

DJソフトをパソコンにインストールし、付属のUSBケーブルで繋げば認識します。(パソコンの環境やDJコントローラーによっては別途ドライバーインストールが必要になります)

あとはパソコンに入っているご自身の曲でDJ MIXの練習です。
iTunes(ミュージック)アプリで曲の管理をしている場合、iTunes(ミュージック)で作成したプレイリストなども読み込んでくれます。

ココでよくあるお問い合わせをご紹介。
曲はたくさん入っているはずだけどDJソフト上に表示されないんですけど!」というもの。

冒頭にも書きましたが、最近はApple MusicやSpotifyなどのサブスクリプションサービスで音楽を楽しんでいる方が多いと思います。
ご注意いただきたいのが、DJソフトではこれらのサブスクリプションサービスでダウンロードした楽曲は使用できません。(※2022/3月現在。一部サービスを除く。)

ここでいうダウンロードは、パソコンの中に取り込まれたわけではなく、アプリケーション内でオフライン再生できるようになっているだけです。

DJソフトで使用するには、CDをレンタルして取り込んだり、iTunes Storeなどで1曲数百円などで購入したものが使用可能です。
要するに“パソコンの中にMP3やWAV、AACといったファイル形式でデータが存在している”必要があります。覚えておいてくださいね。

 

DJをスタートする準備が整いました!

ここまでお読みいただけた皆さんは誰もがDJのスタートラインに立っています。とはいえギターやピアノと違ってあまり一般的ではないDJは不安がいっぱいだと思います。

オタレコではDJ機材をご購入いただいた方に、DJの練習法を解説しているオリジナル動画や、DJ機材の機能などを細かく紹介したPDFデータをプレゼントしています。周りに教えてもらえる人がいなくても、人より早くDJに慣れて楽しめるようサポートさせていただきます。

> OTAIRECORDオリジナル特典:HOW TO DJ講座のご紹介はコチラ

> OTAIRECORDオリジナル特典:DJ初心者はじめてBOOKのご紹介はコチラ

 

さぁ準備は万端!

楽器が出来なくても音楽を奏でて楽しむ・楽しませるDJ。是非一歩踏み出してみませんか?

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DJ初心者の方はこちらもご参考ください。

> OTAIRECORD DJ初心者ガイド「はじめの一歩」

長きにわたり多くのお客様にご覧いただいている老舗ページです。
上記でご説明した内容をもう少し具体的にご紹介していたり、アナログレコードでのDJ、CDを使ったDJ、パソコンを使ったDJそれぞれのメリット・デメリットなどもご紹介しています。是非こちらのページもご参考ください。