【徹底解説!】Pioneer DJ DDJ-FLX4の”いま”。

2025年現在、いま最も売れているDJコントローラー「DDJ-FLX4」

こんにちは、OTAIRECORDえんどうです。

DJを始めたい、機材を買いたい、というお客様から一番聞かれることと言えばやはり、「オススメってどれですか?」。

オススメと一言でいっても「現場DJ向き」「自宅で練習向き」「ヒップホップ向き」「野外向き」とか、色々あります。

以前に初めてDJ機材を買う方に「AlphaThetaのDDJ-FLX4は初めての方に一番人気ですよ。」とご案内したところ、

「なんで一番人気なんですか?」と聞かれました。もちろん低価格であったり、基本的な機能が揃っているなどご説明をしましたが、内心かなりはっとさせられました。

実際DDJ-FLX4より安くて大体同じ機能の機材もあります。

「みんな買ってるからこれが良い。」になっていないか?本当にそれだけで片付けていいのだろうか。魅力を伝えきれていないのではなかろうか?と。

そう思ったら居ても立っても居られず今ブログを書いています。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は改めてPioneer DJ DDJ-FLX4の魅力に迫ります!

DDJ-FLX4

まずは基本的な情報から。意外とDDJ-400は?とか中にはDDJ-RBは?というお問い合わせもいただきますがこれらは全て廃番になっていてDDJ-FLX4が現行モデルです。(2025年3月現在)

rekordbox djに無償対応しておりUSBケーブルで繋げばすぐに使えます。Serato DJ Lite(無償)、Serato DJ Pro(有償)にも対応しているのでSeratoユーザーの乗り換えにも対応しています。以前のレコボ対応モデルのDDJ-400とセラート対応モデルのDDJ-SB3が合体した感じですね。

過去モデルと何が違うの?

↑DDJ-RB(前々モデル)

↑DDJ-400(前モデル)

こうして並べてみるとそんなに大差ないように見える方もいるかもしれません。特にこれからDJ始める方からしたら中古でDDJ-RBとかDDJ-400買ったほうが安いし、DDJ-FLX4にする理由ってあるのかな…?となると思います。

“古い機材を中古で買うのは、最初は問題ないですが近い将来困る”ことになりますよ!多分!

じゃあなぜ将来困るのかをまずは各モデルを比べながら説明していきます!

DDJ-FLX4 vs DDJ-RB

まずはレイアウトから。これはDDJ-FLX4の特長の一つですがDDJ-FLX4のレイアウトはクラブに置いてある機材と各機能がほとんど同じ配置になっています。

なにがいいのかというと、「現場の機材との親和性が高く操作感が近いので”コントローラーの持ち込み”の卒業がしやすい」です。

DDJ-FLX4にしてコントローラーの持ち込みを卒業して現場の機材を使う利点はいっぱいあります。

・とにかく移動が楽になる。
コントローラーが入るカバンやリュック等たくさんありますが、コントローラーだけでも2kgありさらにPCやヘッドホン等々色々持っていくのって決して楽ではないですよね。
・ブース内で邪魔になることがなくなる。
シンプルな置き場所だけでなく、DJの交代時もゴチャゴチャしづらくなる。もちろん、なかには機材持ちこみ歓迎の現場などもあるので一概にコントローラーが邪魔とは言えませんが…。
・音が良くなる
実はDDJ-RBよりもDDJ-FLX4の方が音質が良いのですが、現場にあるDJ機材を使うとさらに音が良くなります。高い機材なんですからそりゃ当たり前ですよね。
初めてDJする方にとって音質ってあまり良く分からないトピックだったりするんですけど、なるべく気を配って欲しいです。
音が悪いDJだとフロアのお客さんは無意識的に冷めてフロアから出ていってしまいます。んな大げさなと思うでしょうがびっくりするぐらいマジです…。
デジタル化でDJの技術的な差が少なくなってきている今、音質にも目を向けてみましょう。

クラブなど人前でDJをしていきたい人、そういった機会が増えてきている人なら操作性・音質ともにDDJ-FLX4がおすすめです!

DDJ-FLX4 vs DDJ-400

こちらもレイアウトから見ていきますが、デザインは違えどレイアウトはほぼ一緒です。

じゃあどこが良くなっているのかというと、やはり「音質」です。本体の中のサウンドカードが良くなっているので現場で持ち込んだ時や配信をしたときにより良い音質のDJができます。配信関連でいえばマイクの入力をそのまま配信の音声に乗せることができるようになりました。後はスマホアプリに対応したりなど、現場だけでなく様々なシチュエーションに対応できるようにグレードアップしているようです。

クラブ、配信、VRなど人前でDJをする方、スマホでDJしてみたい方はDDJ-FLX4がおすすめです!

(後継機なんで機能は良くなってるに決まってるし、前のモデルより現行モデルがおすすめなのは当たり前なんですけどね…笑)

ソフトウェアの対応について

音質やレイアウトの違いは正直我慢すればDJ自体はできるのですが、ソフトウェアの対応が終了することでDJができなくなってしまいます。

具体的に言うと、既にDDJ-RBはrekordbox djの最新バージョンに正式対応していません。

DDJ-400はまだ対応していますが、おそらくいずれは対応しなくなります。

これからもDJを続けていく方は機材のアップデートも必要になりますのでご注意を!

スマホアプリdjay Proへの対応

先ほど軽く触れましたがDDJ-FLX4からスマホアプリにも対応するようになりました。

なかでもAlgoriddim社のアプリdjay Proに対応するようになったことでApple Musicにも対応し、Apple Music内の楽曲で好きなようにDJを楽しむことができます。

必要なもの

・スマホ
・Apple Musicのサブスクに加入しているアカウント
・djayのサブスクに加入しているアカウント
・接続に必要なケーブルや電源類(USB Type C端子のスマホの場合はDDJ-FLX4に付属しているケーブルのみでOK)

【スマホとDDJ-FLX4で始めるDJ】rekordbox App DDJ-FLX4対応スタートガイド(要注意ポイントあり!)

ケーブル類はこちらでご紹介しています。

手順

1. Apple Musicのサブスクに加入する(Musicアプリ内で加入可能)

2.djayのサブスクに加入する(djayアプリ内で加入可能)

3.djayアプリ内の曲を選択する画面で選択元をApple Musicに選択

4.Appleのアカウントのログインを求められるのでApple Musicのサブスクに加入しているアカウントでログイン

5.完了

DDJ-FLX4を使ってて困ったら…

DDJ-FLX4の最新情報というわけではないのですが、たまに「PCに接続してもランプが点滅するだけで動きません…!」といった内容のお問い合わせをいただきます。

原因はどうやら電力不足のようです。通常であればPCからUSBケーブルで給電されるのですが、PCのスペックや設定によっては電力が足りないことがあるみたいです。

そういった際は「別のUSBケーブルで電源を供給する」で解決ができることがあります。↑で紹介したブログ内で対応アダプターについての案内していますので参考にしてみてください。

その他にもお困りのことがあればOTAIRECORDAlphaThetaサポートにお問い合わせください。
(OTAIRECORDのサポートはOTAIRECORDにてご購入いただいた方優先となります。)

この記事を書いたスタッフの紹介

OTAIRECORDえんどう

2017年からDJ・DTMの活動を開始し、現在も愛知県を拠点にDJの活動をしています。

日本全国だけでなく海外のVRDJイベントでDJの出演の経験があり、自身でイベントのオーガナイズもしております。

メジャーレーベルからアニメソングのリミックスのリリース経験もあります。

現場で活動しているDJならではの目線でお客様に寄り添う、をモットーにしています!