OTAIRECORDの坂東です!
今回は、日本のプロ音響業界で注目を集めているLD Systems の製品を紹介します。
LD Systems の製品は低価格ながら高品質且つ持ち運びが簡単 という点が特徴で
小規模から中規模の会場向けのイベントで使用されています。
今回は、そんなLD Systems からDAVE 10 G4X とICOA 12 Aのレビューをしていきます!
【製品の紹介】
◆DAVE 10 G4X
・サイズ
【サブウーファー】
寸法: 350 x 430 x 460 mm (幅 x 高さ x 奥行き)
重量: 約16.5 kg
【サテライトスピーカー(1台あたり)】
寸法: 145 x 145 x 360 mm (幅 x 高さ x 奥行き)
重量: 約3.5 kg
・製品概要
2020年に発売されたLD Systems DAVE 10 G4X は、LD Systems によって製造されているコンパクトでパワフルなスピーカーシステムです。このシステムは、特に小規模から中規模のライブイベント、DJパフォーマンス、PAシステム(公共アドレスシステム)などに適しており、使いやすさと音質の両方で高い評価を受けています。
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・DAVE 10 G4X を体験した感想
「感想① クリアで立体感がある音!」
実機を初めて見た時、かなりサイズ感が小さかった為 、音の分離性や音量などは正直そこまで期待はしていませんでした。
しかし、その考えをいい意味で裏切ってくれました。
サブウーファーは低音を担当し、サテライトスピーカーが中高域を再生する。
それぞれのパーツが得意とする音域をクリアに出力する為、小さな音量でも立体感があるリスニング ができました。
そして、音量を上げても音のバランスはしっかりと保たれるので、パンチがありながらも聞き疲れしにくい音の印象でした!
「感想② 設置の柔軟性!」
通常のスピーカーは、1台で全帯域をカバーする設計のフルレンジスピーカーが多く採用されておりお店やイベント用のスピーカーとなるとかなり場所をとってしまいます。
しかし、このDAVE 10 G4Xは法を変 設置スペースの広さに合わせて、セッティング方 えること ができます!
1つ1つのスピーカーパーツを分離して設置したり、付属のポールを使用してサブウーファーとサテライトスピーカーをサブウーファーの設置スペースでDAVE 10 G4Xをセッティングすることが可能です。
▼DAVE 10 G4Xの設置パターン一覧
・DAVE 10 G4Xのおススメポイント
1. コンパクト且つパワフルな音響性能
10インチサブウーファーとデュアル4インチサテライトスピーカーによる構成で、深みのある低音と明瞭な中高音を 実現。最大出力680W(ピーク)で、小規模から中規模のイベントに対応。
2. 多機能な内蔵ミキサー
6チャンネルミキサー搭載 で、マイク、楽器、外部音源などを簡単に接続・操作可能。
Bluetooth対応 でワイヤレス再生も便利。
各チャンネルに2バンドEQとリバーブを装備し、音響を柔軟に調整可能。
3. 設置と持ち運びの利便性
コンパクトなサイズ(サブウーファー:350x430x460 mm、サテライト:145x145x360 mm)で設置が容易。
サブウーファーとサテライトの総重量が約23.5kgと軽量で、移動やセットアップが簡単。
▼メーカー公式のLD Systems DAVE シリーズ セッティング参照動画
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◆ICOA 12 A
・サイズ
寸法: 360 x 376 x 601 mm (幅 x 高さ x 奥行き)
重量: 約19.2 kg
・製品概要
LD Systems の製品の一つで、同ブランドのICOAシリーズに属するアクティブスピーカーです。
このスピーカーは、設置や運用が簡単でライブサウンド、PA(公共アドレス)システム、イベント音響、DJパフォーマンスなどのプロフェッショナルな音響環境に適しています。
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・ICOA 12 Aを体験した感想
「感想① 頑丈で持ち運びしやすい!」
商品を開封した際にまず感じたことは、メタリックで重厚感がある見た目 がとても印象に残りました。
キャビネットは自動車のバンパーにも使用されているポリプロピレンでできており、重量は約20kgと他のLD Systems の製品に比べるとやや重みがありますが、その分頑丈で衝撃に強いという特徴があるので車などでも安心して持ち運びができます!
またICOA 12 Aにはトップ、ボトム、両サイドにアルミ製の持ち手が配置されており持ち手がそれぞれゴムでカバーされているので、持ち運ぶときに手にかかる負担を軽減してくれます。
「感想② コンパクトながら迫力のある低音!」
ICOA 12 Aは全体的に音のバランスが綺麗で、中でも低音のパンチが効いている印象を受けました。
小中規模のイベントであればこれ1台で完結できるほどのサウンド感、またイベント等でDJやアーティストがモニタリングで使用するといった使い方 もできるなとコンパクトながら様々な使い道がある点に魅力を感じました。
本体背面パネルに内蔵DSP (音質を自動調整できる機能)が付属しているのも嬉しいポイントです。
内蔵DSP には4つのプリセット(Flat、Monitor、Bass Boost、Custom) があり、例えばBass Boostモードでは低音が強調され、Monitorモードではモニター用途に適した音質をICOA 12 Aが自動で瞬時に設定してくれるので初心者でも気軽にプロ並みの音質体験 が可能です。
僕はDJ中に、キックやベースラインといった低域をメインにモニタリングしてMIXしているので低音をもっとクリアにモニタリングしたいなといったときに瞬時に設定を切り替えることができるのはとてもありがたい機能です。
・ICOA 12 Aのおススメポイント
1. 優れた音響性能
12インチ同軸ウーファーと高性能DSPにより、パワフルでクリアな音質を提供。
最大126 dB SPLの音圧レベルで、低音から高音までバランスの取れたサウンド。
2. 柔軟な設置と用途
縦置き、横置きの両方に対応し、PAスピーカーやフロアモニターとして使用可能。
ポールマウント対応で、スタンド設置や固定設置も簡単。
3. コストパフォーマンス
高性能ながらリーズナブルな価格設定で、初心者からプロまで幅広く活用可能。
【まとめ】
今回、僕は初めてLD Systems の製品を体験しましたが2つの商品とも他のアクティブスピーカーにはない特徴を持った商品でとても魅力を感じました。
個人的にはDAVE 10 G4Xは今までに体験した事が無い構造のスピーカーだったので、色んな音を聴こうと長い時間試聴してしまいました。。。
本日紹介した、2つの商品は今後OTAIRECORDでも取り扱い予定なので情報公開が とても楽しみです!
まだまだ日本には馴染みがないLD Systems の製品ですが、近い将来に様々な現場で使用されると推測しています!
是非、皆様もLD Systems の製品をチェックしてみてください◎