OTAIRECORDミノルです!
最近はコンパクトで持ち運びできるDJコントローラーがとても人気で、今だとDDJ-FLX4なんかはまさに“飛ぶように売れている”という言葉が最もふさわしいほどに売れています。(※2025年1月現在のお話)
持ち運びのしやすいDJコントローラーを各々持ち込んで友人と集まってイベントを企画したり、飲食店などで店舗の音響機器にDJ機材を繋いでイベントやったりというシーンを良く見かけます。
最近たまに問い合わせがあるのが「DJの交代をする時に音を止めなければならないのはどうにかなりませんか?」というものです。
高額なDJコントローラーはパソコンが2台つなげるモデルがあるので、そういったモデルなら全く問題ありません。
ただ、冒頭で書いたようにコンパクトで持ち運びが可能なDJコントローラーが複数ある場合は出力ケーブルを差し替えたりしなければDJの交代が出来ないので、ラインケーブルの抜き差しなどで音を止めたりして対応している方も見えます。
そんな時に便利なのが「PAミキサー」です。
これが1台あるととにかく便利。
出演DJが各々DJコントローラーを持ち込んでイベントする場合、DJの交代時に毎回音を止めずに交代が出来ます。
しかもコンパクトで安価なPAミキサーで十分で、誰でも簡単に使えるのでご安心ください!
■そもそもPAミキサーって何をするもの?
PAミキサーは「いろいろな機材の音をまとめられる」ものです。
スピーカーが1セットあるとして、普通は1つの機材をそのスピーカーに繋いだら他の機材を繋ぐことが出来ませんよね。
しかし、PAミキサーがあれば色々な機材をPAミキサーに接続でき、PAミキサーからスピーカーに繋ぐことで、色々な機材の音を1セットのスピーカーから全部まとめて出すことが出来るようになります。
それぞれの音量や音域の調整も出来るほか、エフェクター内蔵のモデルならマイクにエコーを掛けたりということも出来ちゃいます。
接続できる機材が多い(=入力端子が多い)PAミキサーはサイズも大きくなりつまみも増えていくのでとても難しそうな見た目の機材になりますが、PAミキサーはとてもコンパクトで安価なものもあるので、部屋で普通に使っている方もたくさん見えます。
DJもするし作曲もする方なんかは、それぞれ専用のスピーカーがあれば別ですが、DJをする時はDJ機材とスピーカーを繋ぎ、作曲する時はスピーカーへのケーブルを作曲機材に繋ぎ変えるみたいなことをするのは面倒ですよね。
PAミキサーがあればどちらをするときもケーブルの繋ぎ変えをせず、1セットのスピーカーを使えるのでメチャクチャ便利です。
■音を止めずにDJの交代ができる
↓
DJコントローラーを図のように繋いでおけば、2台のDJコントローラーの音を同時にスピーカーから鳴らせます。
ということはケーブルを差し替えて音を止めたりしなくてもDJの交代が出来ちゃいますね!
■瞬時にマイクが使える
簡易的にでもイベントになってくるとマイクが1本あると違いますよね。
「盛り上がってますか~」とか「今日は来てくれてありがとうございます~」とか思ったらすぐ言えます。
DJコントローラーにもマイクは繋げるものはありますが、マイクがPAミキサーに繋がっていれば、いつどんな状況でも喋りたい時にすぐ喋れる環境ができあがります。
■おまけ:音量が小さな機材でも音量を持ち上げることができる
コンパクトなDJコントローラーはUSBバスパワーで駆動するものが多く、少ない電源で使用できるのはとてもグッドポイント。
しかし、電力をさほど使わない分、音圧が弱かったりするので、スピーカーに繋いでもスピーカー側の音量を結構上げないと好みの音量まで上がらないといったことが出てくる場合があります。
そうするとDJコントローラーのTRIMもMASTER OUTボリュームもかなり上げた状態で無理矢理使用しているケースも良く見ます。
PAミキサーがあれば、PAミキサーでGAINの調整が出来るのでどの機材のボリュームも極端な設定にせずに使用することが出来ます。
(ただPA機材を介したりして音量を稼ぐと、付帯するノイズも一緒に上げていってしまうので、音量レベルを合わせることが出来ても、良い音質のまま音量だけを上げられるというわけではないのでご注意ください!)
■初心者さんにオススメのPAミキサー
> YAMAHA / MG06の詳細・ご注文はコチラ
> YAMAHA / MG06Xの詳細・ご注文はコチラ
ズバリYAMAHAのMG06!
このミキサーの良さはまずコンパクト!DJを主とするイベントでは接続する機器が多くないケースがほとんどなので、大体の現場はこれで十分でしょう。しかも安心のYAMAHAブランドにも関わらず1万円台で購入できるのもお財布に優しすぎです。
さらに、エフェクターを内蔵したMG06Xという型番もあります。
こちらはマイクにエフェクトを掛けることが出来ます。イベントで使用する際、ラッパーやボーカルなどのライブがある場合は絶対こっち!
歌を歌わない人はわからないかもしれませんが、ライブする際、ほとんどのアーティストはマイクにリバーブをかけます。リバーブとはお風呂で歌ったような若干の余韻が生まれるエフェクトです。
カラオケでもエコーをかけると余韻が生まれて曲に馴染んで聞こえますよね。あの感覚です。わずかにでもかけると馴染むので必須です。
■結論!
PAミキサーが1台あると、どんな環境でも使えて、とにかく安心!
冒頭でも書きましたが、特に最近は飲食店で機材を持ち込んでDJされているケースを良く見ます。
お店にこういったPAミキサーがあれば常にマイクも使えてDJ機材持ち込まれてもOKという環境が出来上がるので、少しずつ環境を整えていきたいとお考えの方は是非PAミキサーの導入をご検討くださいませ!!
1台あるだけでイレギュラーなケースがあってもある程度臨機応変に対応することが出来、「あいつがいるとイベントが安心して進められるなぁ」と頼ってもらえますよ!
PAミキサーは何かを接続する時に変換プラグが必要なケースも多いので、変換プラグもある程度常備しておくと最強です!