試されるシンセサイザー Moog Muse

OTAIRECORD ケンスケです。
名古屋栄にあるLEBENでは今、Moogのフラグシップ・シンセサイザー『Moog Muse』を常設展示しています。
今この瞬間も、目の前にあるMuseを触りながらこの記事を書いています。
LEBEN by OTAIRECORDでこのMuseを展示し始めてから、多くのお客様に試奏していただいているのですが、皆さんの反応が本当に素晴らしいんです。「音がすごい!」「デカい!」という驚きの声が聞こえてきます。
あなたがこの記事を読んでいるということは、きっと『Moog Muse』についてもっと詳しく知りたい、実際に触ってみたい、もしくはもう「欲しい!」という気持ちでいるかもしれませんね。
そんなあなたの「知りたい・試したい・欲しい」という気持ちに応えるために、Moog Museの実際の感触をできる限りお伝えしていきます。
Museの商品詳細ページはこちら

Moog Museが音楽に起こす変化
Moog Museがもたらしてくれるもの、それは「圧倒的なサウンド」と「物理的な操作から生まれる無数のサウンド・バリエーション」です。
楽曲がリッチに変身

Museの音は実際に聴いてみると、本当に一瞬で楽曲の印象を変えてしまうキャラクターがあるように感じました。
低音域は分厚くて存在感があり、中域は芳醇で温かく、高域は滑らかで上質。
音を出した瞬間、まるで音そのものが生きているような感覚を味わえます。
ベースもリードも、パッドも、どれをとっても楽曲を即座に「プロレベル」へと押し上げてくれる実力があると思います。
確かに高いが、間違いないです。
ノブを回すたびに新しい発見がある

Museを触っていると、まさに「音をいじる楽しさ」に没頭してしまいます。
129個のボタンと44個のノブ、16個のスライダーは決して飾りではありません。
すべてが直感的で、意味のある操作につながっているんです。
ディスプレイが小さいですが、その代わりに物理的な操作でほぼ全てをまかなえます。
設定メニューの奥底まで潜って、ディスプレイと睨めっこする必要はありません。
触れるたびに音がどんどん違うカラーを見せてくれるので、きっと次々と新しいアイデアが湧いてくるはずです。
スタジオの主役になる圧倒的な存在感

Museは、所有欲が満たされる高級感のある見た目です。
(すごく軽薄な言い方ですが「音楽やってる感」半端ないです…!!)
Moogらしい木製サイドパネルと洗練された金属シャーシは、そこにあるだけで部屋の雰囲気を一変させます。
実際に当店で展示している姿を見ていても、その存在感は圧倒的です。
これが自宅やスタジオにあれば、音楽制作へのモチベーションが自然と高まりそう。
というより、やるしかないという気持ちになりますね…!!
プロが使う本物のクオリティ
グラミー賞受賞プロデューサーも愛用
世界的なプロデューサーで、トラヴィス・スコットやカニエ・ウェストといった大物アーティストを手掛けてきたMike Deanも、Museのユーザーの一人です。
彼は自身のInstagramで、FutureとMetro Boominのアルバム『WE STILL DON’T TRUST YOU』の制作にMuseを使用している様子を投稿しています。
他のシンセとは”ここ”が違う
音が空間を動く独自のステレオデザイン
Museの最大の特徴の一つが、まるで音が空間を自由自在に移動するかのような感覚を出してくれることです。
これは単純な左右の音量差によるステレオ効果ではありません。
それぞれの音が異なる時間軸と空間軸で独立しているような、Museならではの没入感です。
これは是非、実際に音を聴いてもらいたいです。
LEBENではElectro-Voiceの本格的なPAスピーカーでライブさながらのサウンドを体感いただけます。

堅牢で美しいデザイン
木製サイドとシャーシの組み合わせは、ライブパフォーマンスでもスタジオでも注目の的になること間違いなしです。
触り心地や視覚的な美しさはもちろん、耐久性も抜群で、プロフェッショナルな現場でのハードな使用にもしっかりと応えてくれます。
Museがあれば、あなたのスタジオやステージのイメージが格段に洗練されたものになりますよ。
Museのスペックを詳しく見てみよう
Moog Museの主要機能をご紹介します:
8ボイス・バイティンブラル構成

1ボイスごとに独立した2つの音源パスを持ち、複雑で豊かな音作りが可能です。
「同時に8つの音」を、「1つの音で2つの音色を混ぜられる」仕組みで鳴らせるので、深くて面白い音がたくさん作れます。
ディスクリートVCO×2/Voice

Minimoog直系のアナログオシレーターを搭載し、ヴィンテージ感と安定性を見事に両立しています。
昔ながらの良い音を出しながらも、今の時代に合った使いやすさもしっかりあります。
デュアルVCF

Moog Museには、1つのボイスごとに2つのフィルターが付いています。どちらもMoog伝統の“ラダーフィルター”という設計で、太くてまろやかな音が特徴です。
しかも、この2つのフィルターは“直列でつなぐ”とか“左右に分ける”といった組み合わせもできるので、シンプルにも、複雑にも音を作ることができるんです。Moogらしいクラシックな音から、ちょっと変わった立体感のある音まで、幅広く楽しめます。
Fatar製61鍵セミウェイテッド鍵盤

ベロシティおよびアフタータッチに対応した、演奏性抜群の鍵盤です。
実際弾いてみるとアコースティックピアノほど重たくなくて、押し心地が気持ち良いです。
強く弾いたり押し込んだりしたときのニュアンスが、ちゃんと音に現れる、演奏しやすい鍵盤です。
内蔵Diffusion Delay & ステレオVCA

アンビエントな空間表現や広がりのあるステレオサウンドを実現してくれます。
この2つの機能を使うと、音がただ真ん中で鳴るだけでなく、左右に広がって、
空間全体に包まれるような音が作れたり、映画のサントラのような演出もできちゃいますね。
これらの機能が高度に統合されており、プロフェッショナルな音楽制作の現場でも圧倒的な支持を得ているのも納得です。
筆者的には、ベル系の音をアルペジエーターで鳴らしながらディレイでフレーズを変化させるのがめちゃくちゃ気持ちよくて楽しかったです。
しかし注意も必要。
Muse を触りながらその音の良さに感動した訳ですが、一方で注意点というか、考慮しなきゃいけないことも見えてきます。
非常にたくさんの操作部分があるため、使いこなすにはそれなりの知識が必要です。
触れるたびに「君は、どれだけやれんの?」と聞かれているような──まさに“試されるシンセ”です。
ノブを回す、鍵盤を押す、スライダーを動かす。そのすべてに、Museは鋭く反応します。
一通り触って感じたことは、Museは親切なシンセではありません。でも、誠実なシンセです。
じっくり時間をかけて臨めば、驚くほど深く、濃く、そして唯一無二の音を返してくれます。
それは、他のどんなシンセにも代えがたい「対話」になり得る存在だと感じました。
まずは試奏してみませんか?

LEBEN by OTAIRECORDでは、実際にMoog Museを店頭で展示中です。
ぜひそのサウンドを実際に肌で感じてみてください!
OTAIRECORDではMuse 通常販売価格¥ 629,800 税込のところ
かなりお買い得になっております!
商品の詳細はこちらをご覧ください!

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