DJミキサー買うならオーディオインターフェース内蔵DJミキサーがオススメ!な理由
OTAIRECORDミノルです!
アナログターンテーブル、CDJなどのDJセットでSerato DJ Proやrekordbox dj、TRAKTOR PRO3など使用している方多いと思いますが、みなさんどんなセッティングで使ってますか?
大きく分けて“外付けの専用インターフェースを使用する方法”と“インターフェース内蔵ミキサーを使用する方法”があります。
外付けのインターフェースを使用する場合
外付けのインターフェースを使い上記のように接続することで、基本的にはどんなターンテーブル・CDJ・DJミキサーを使用していても、DVSを用いたセッティングが可能になります。
▼DVSについて詳しくはコチラ
【よくあるご質問】DVS用オーディオインターフェイスの接続方法
インターフェース内蔵ミキサーを使用する場合
オーディオインターフェース内蔵ミキサーならDJミキサーにUSB端子がついていて、パソコンと直結するだけでDVSが出来てしまいます!接続図は上記のような感じ!超スッキリー!!
これ、実は配線がスッキリするだけじゃないんですよね。メリットがたくさん!
そこで、“オーディオインターフェース内蔵ミキサーで出来ること”をご紹介していきましょう!
<1.オーディオインターフェース内蔵ミキサーだと、DJミックスがソフトウェア上で録音できる!>
オーディオインターフェース内蔵DJミキサーなら、録音機器など一切不要で、DJセットだけでDJミックスを録音できます。
外付けのインターフェースを使うのと、オーディオインターフェース内蔵DJミキサーを使うのでは、同じDVSでも仕組みが結構違います。
わかりやすいように画像で説明しますね!
■外付けのオーディオインターフェースの場合(DJ MIX録音できません!)■
①ターンテーブルまたはCDJからコントロール信号をインターフェースに送ります。
②信号がインターフェースを通ってUSBケーブルでパソコンに送られます。
③送られた信号で操作された音がUSBケーブルでインターフェースに戻ってきます。
④インターフェースのそれぞれのデッキの出力が、それぞれミキサーへ入力されます。
⑤それぞれ入力された音をDJミキサーでMIXします。
■オーディオインターフェース内蔵DJミキサーの場合画像(DJ MIX録音できます!)■
①ターンテーブルまたはCDJからのコントロール信号をミキサーが直接パソコンに送ります。同時にミキサーのフェーダーやEQつまみの動きをパソコンに送ります。
②ミキサーの動きがソフトに反映され、ソフト上でMIXされます。
③MIXされた音がミキサーに戻ってきます。
・・・と言う感じ。
基本的に外付けのインターフェースは、コントロールバイナル等の信号を元にPC内の楽曲を再生させ、それぞれのデッキの音を出力する“だけ”のものになります。
それをDJミキサーのそれぞれのチャンネルにアナログ入力し、MIXはミキサーで行っています。ですからDJソフト上の録音機能は使用できません。(DJソフトの時点ではミックスされていないので)
一方オーディオインターフェース内蔵DJミキサーは、各種フェーダーやEQつまみの“動き”をそのままSerato DJ PROに送り、“ソフト上でMIXする”という仕組みのため、ソフト上でMIXの録音が可能になるのです!
ちなみにこのフェーダーやEQの“動き”を送って“ソフト上でMIXする”という仕組みはDJコントローラーも同じです!ですので、DJコントローラーをお使いの方はソフト上でDJ MIXの録音が出来ますよ!(※DJコントローラーの場合はSerato DJ Liteなど録音機能が無いDJソフトもありますのでご注意ください)
<2.オーディオインターフェース内蔵DJミキサーだと、イベントで複数で使用しても音を止めずにDJが交代できる!>
上記写真は例としてPioneer DJのSerato DJ PRO専用インターフェースを内蔵したDJミキサーでの入力切替スイッチを拡大した画像です。
左はDJM-S3。右がDJM-S9です。
どちらも通常のDJミキサーと同じようにPHONOとLINEがあり、加えてパソコンマークがあります。(他メーカーのミキサーの場合は“PC”と書かれていたりします)
この切り替えをパソコンマークにするとDVSになり、PHONOやLINEにするとパソコンを介さない状態になりますので、通常のレコード・CDなどが再生できます。このスイッチをPHONO/LINEにするとSerato DJ PRO上ではTHRU扱いになります。もちろんUSBケーブルを抜いても問題ありません。
外付けのインターフェースの場合、ほとんどのインターフェースがUSBバスパワー(パソコンから給電する仕様)なので、パソコンを外すと電源供給ができなくなり、ターンテーブルやCDJからの音声信号が完全に遮断されてしまうので、レコードやCDを流そうと思っても流せなくなってしまいます。
オーディオインターフェース内蔵ミキサーならその心配はありません。
例として挙げた上記左のDJM-S3であれば、SeratoユーザーからSeratoユーザーに交代したい場合、切り替えを一度PHONOまたはLINEにし、レコードかCDを流して、その間にUSBケーブルを抜いて次のDJのパソコンをつなげばOKというわけ。
また、上記右のDJM-S9であればUSB端子が2つ付いているのでパソコンマークもAとBが存在します。
2台のパソコンを同時に繋いで、左側のチャンネルはパソコンA、右側のチャンネルはパソコンBとすれば左右のチャンネルを別々のPCDJユーザーが使用することもできるため、交代するときにレコードやCDをを挟まなくともスムーズな交代が可能です。
インターフェース内蔵ミキサーの注意点!
インターフェース内蔵ミキサー=パソコンとミキサーをUSBケーブルで直結してDVSが使えるというものになるわけですが、Serato DJ PROで使えるDJミキサーの中には無償版で使えるものと、Serato DJ PRO有償版+DVS拡張パックがアクティベートされていないと使えないものの2種類が存在します。
■Serato DJ PRO無償版で使えるDJミキサー(一例)
(左上から順にDJM-S3、SCRATCH、DUO MK2、QUATTRO、RMX-90DVS、ELITE、DJM-S9)
例として上記のミキサーはすべて、Serato DJ PROを無償ダウンロードし、USB接続すれば誰でもDVSが使えます。
■SERATO CLUB KIT(Serato DJ PRO有償版+DVS拡張パック)があれば直接接続で使用可能なDJミキサー(一例)
(左から順にDJM-900NXS2、X1850 PRIME、MP2015)
上記のようなミキサーはSerato DJ PRO有償版がアクティベートされていることでUSB接続した際に認識され、ターンテーブルデッキが表示されます。
さらにSERATO DVS(DVS拡張パック)がアクティベートされていることで、コントロールバイナル・CDの信号を認識し、操作が可能になります。
このSerato DJ PRO有償版とSERATO DVSがセットでお買い得になったライセンスパッケージが「SERATO CLUB KIT」です。
SERATO CLUB KITがあれば上記のミキサーにパソコンを直結してDVSが出来ますよ!
(※ちなみに、一部のCDJ・データファイルプレーヤーなどで、コントロールCDを使わず直接パソコンにUSB接続することで操作を可能にする「HID接続」をする場合はSERATO DVSライセンスは不要のため、Serato DJ PRO有償版のアクティベートルのみで使用できます。)
まとめ
以上!インターフェース内蔵DJミキサーについてあれこれ説明させていただきました。
●接続がシンプル!
●DJ MIXの録音が出来る!
●DJの交代もしやすい!
ということで、DJミキサーの買い替えを検討されている方は是非視野に入れてみてくださいね!
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