PCDJ機材にバンドルされているVIRTUAL DJ LEを徹底解剖! | ||||||
OTAIRECORDのカキノネです。 最近は、クラブに遊びに行くと、PCDJが当たり前のように使われている光景をよく見るようになりました。 DJ=アナログレコードという時代に育った世代としては、結構衝撃なんですね!!! うれしいような、悲しいような〜 はい、私の話はこれぐらいにして・・・PCDJが盛り上がっているのはわかったから、何使えばいいの!? と思っている方は多いのではないでしょうか? そこで今回、最近多くのPCDJ機材にバンドルされている「VIRTUAL DJ LE」を検証してみよう!! と思い立った訳です。 もしかすると、日本では「VIRTUAL DJ LE」の名をあまり聞いたことが無い方も多いかもしれません・・・が! 海外では、とても有名なPCDJソフトでして、ユーザーもハンパなく多いです。最近日本でも、今までバンドル されていた他社ソフトからVIRTUAL DJ LEに変更している機種も多数でてきています。これは、VIRTUAL DJ LEの波が来ている予感が・・・・ということで、検証スタートです!! |
||||||
|
||||||
■各機能説明 | ||||||
|
||||||
ソフトを立ち上げてまず思ったことは、「シンプルで、すげ〜使いやすそう!!」でした。 実際使ってみて、やっぱり使いやすかったです。とにかく画面がシンプルでわかりやすい。無駄がない! といった表現が一番しっくりきますね。 PCDJを始めたばかりの人がおちいり易いこととして、ソフトの機能が多すぎて、「何をやったらいいのかわから ない・・・」といった問題をよく耳にします。始めたばかりの人にとって一番大切なのは「機材になれること」 だと個人的に考えています。シンプル イズ ベスト!とはよく言いますが、まさしくそれです。 ソフトをパソコンにダウンロードして、機材とパソコンをUSBでつなぐだけで、PCDJがスタートできてしまうのです!! そう考えるとVIRTUAL DJ LEはPCDJをスタートしたばかりの方やこれから始めようとしている人には、ベストなチョイスなのです! |
||||||
|
||||||
|
||||||
ミックスを行う際、耳で音を確認しながらBPMを合わせるのが一般的だと思いますが、視覚的にもBPMが合っ ているかが分かったら便利だとは思いませんか?VIRTUAL DJ LEでは、それが可能なのです! 左右のトラックに曲を割り当てると、画面上部に青色の波形(1chの波形)、赤色の波形(2chの波形) が登場します。例えば、左右のトラック同士のバスドラでリズムを合わせた場合、タイミングが合って いれば左右の波形は重なるはずです。 もちろん、音を聞いて耳だけでBPMを合わせるやり方で十分だとは思いますが、視覚的にも確認できたら 安心ですよね??このちょっとしたプレイヤーへの気づかいがニクイです! 最近、VIRTUAL DJ LEが付属した機材を購入した友人がいまして、この波形のおかげで、一週間後にはお客さんの前で DJプレイをしてました(笑) 個人差はあるとは思いますが、それぐらい簡単に始められてしまいます!! VIRTUAL DJ LE恐るべし!! |
||||||
|
||||||
|
||||||
映像のミックス機能と言えば、RANE serato SCRATCH LIVE プラグイン・ソフトウェア VIDEO-SLがPCDJの中では 有名だと思いますが、なんと付属ソフトという扱いなのにVIRTUAL DJ LEにも映像ミックスの機能がついて しまっているのです!! 画面中央に「MIXER」「VIDEO」「SCRATCH」と並んでいると思いますが、「VIDEO」をクリックして頂くと映像のディ スプレイが開きます。それから、各チャンネルに映像データを割り当ててください。設定はこれだけ!! また、映像に対してのエフェクターも搭載しています。これだけで、かなり遊べます!残念ながら、映像を外部出力 しスクリーン等に写すことは出来ませんが、これをきっかけに映像ミックスといった世界を体験し、新しい道を模索 するのもいいのではないでしょうか!? どうしても「外部出力したい!!」という方は、VIRTUAL DJ Pro Fullにアップグレードすれば、可能です。ただ、英 語サイトでのアップデートですので、少し面倒かもしれません。ごめんなさい・・・。 ※映像MIXを行うと、パソコンへの負荷がとても大きくなります。パソコンに十分なスペックが搭載されていないと、 スムーズなMIXができない場合がございます。動作環境に不安な方は、事前にご確認ください。 |
||||||
|
||||||
|
||||||
みなさんに一番喜んで頂ける機能は、この機能ではないでしょうか! なんと、付属のソフトなのに録音機能が付いているんです!! 現在、「このPCDJソフトは、MIXを録音できますか?」といったご質問が多発しています。 やっぱり、上達していくと「みんなに聞いてもらいたい!!」という思いが強くなっていくものですよね!もちろん、クラブで リアルタイムに聞いてもらえるのが一番いいですが、人によっては、クラブでDJができない状況もあるかと思います。 「近くにクラブがない」とか「まだ未成年だからクラブでDJできない」といったクラブでやりたくても出来ない人に とっては、MIXを作って誰かに聞いてもらうことは、すごく大切な行為だと思います。 また、始めたばかりの人も自分のMIXを聞きなおして、自分の欠点を修正していく作業として、録音機能は必要不可欠な 機能だと思います!! この録音機能ですが、VESTAXのホームページでもバッチリやり方が紹介されています! やり方がわからないという方はこちらをチェックしてください→「VIRTUAL DJ LE録音のやり方」 |
||||||
|
||||||
■VIRTUAL DJ LEのメリット・デメリット | ||||||
|
||||||
・PCDJ機材を買うと初めから付属されているので、コストがかからない! ・操作性がとてもシンプルで、設定も簡単! ・波形の色だけでもBPMが合っているかがわかる! ・充実したエフェクト機能! ・映像MIXができる! ・MIXの録音ができる! |
||||||
|
||||||
・パソコンのスペックによって、使用できない場合もある。 ※スペックに関しては、VIRTUAL DJ LEが付属している機材の情報を参照してください。 ・拡張性が低い。 (アナログターンテーブルやCDJをコントローラーとして使えない。※一部商品は除く) ・VIRTUAL DJ Pro Fullへのアップグレードが難しい。 (アップグレードの対応が英語サイト限定の為) ・手動でMIDIのアサインができない為、付属先の機材でしか使用ができない。例えば、VIRTUAL DJ LE内蔵のサンプラーを付属先の機材以外でコントロールすることはできません。 |
||||||
|
||||||
■使用してみた感想 | ||||||
使用してみて一番感じたのは、「シンプルでめちゃくちゃわかりやすい!!」でした。 様々なPCDJのソフトが存在していますが、VIRTUAL DJ LEが断トツに簡単にで、すぐにPCDJを楽しめます!! 設定も、ソフトをダウンロードして、機材とパソコンをUSBケーブルでつなぐだけ。 パソコンが苦手な人でも、十分に使いこなせると思います。 具体的な機能について、上記で説明しましたが、VIRTUAL DJ LEの最大の売りは、やはりMIX録音ができることだと思います。 自分のプレイがお客さんにどうやって聞こえているのか!?これを知っているのと知らないのとでは大きな違いです!! 自己満足だけで終わってしまうのか、多くの人を楽しませるDJMIXができるのか、それもこれも自分のプレイを聞いてみないと 始まりません。 また、MIXを作るためには、かなり練習をしないと良い物はできません。MIXを作る=上達する!! それが、付属してくるソフトで可能になる・・・私のこれまでの経験からいくと、夢のような話しです。うらやましい・・・。 とにかく、本当に使いやすい!! だから、機械が苦手な人でも気楽に始めちゃってください。 「これからPCDJをスタートしたい!」「MIXを作ってもっとうまくなりたい!」そんな人にVIRTUAL DJ LEはバッチリのアイテムです!! |
||||||
|