どうも、校長の早雲です。 本日は生徒さんより、Hiroshi Watanabeクラスのレビューを頂いたので以下にてご紹介させて頂きます!
音楽を諦めないための DTM 教室「 OTAIRECORD MUSIC SCHOOL 」 DTM/ 作曲クラス受講生の声
「えっ!? ヒロシ・ワタナベって……あの?」
半信半疑。それがOTAIRECORD MUSIC SCHOOL作曲クラスの存在を初めて知った時の正直な感想でした。何しろ、あのHIROSHI WATANABE aka Kaitoです。エレクトロニック・ミュージックに興味のある者であれば、その名を知らぬ者はいないと言っても過言ではありません。
そんな超一流アーティストが講師を務めるDTM教室があったとは……。本当に? その真偽を確かめるべく、私が体験レッスンに申し込んだのは2019年12月のこと。折しも新型コロナウイルスの発生が確認されたばかりの頃でした。
渋谷の片隅にある怪しげな音楽実験室?
「もしかして名義貸しとかかな?」などと疑いつつも訪れたのは、渋谷駅からすぐ近くにある、とある小さなビルの2階。その扉の先で繰り広げられていたのは……まごうことなき、あのHIROSHI WATANABE本人による、濃密なDTMレッスンでした。
少人数制につき、一回の授業に参加するのはごくわずかな生徒のみ。和気あいあいとしつつも、一つひとつの音と真剣に向き合い、ディスカッションを重ねながら曲作りに取り組むその光景は、まるで都会の片隅にひっそりとたたずむ秘密の音楽実験室のようにも見えました。
ちなみに当時の私はといえば、誰に聞かせるわけでもなく、趣味でテクノの真似事のような曲を作り始めて、既に5年以上が経過。初めこそ無邪気に曲作りを楽しんでいたものの、気付けばすっかり創作意欲の低下に悩まされていました。
その最大の原因は、自作曲の完成度の低さです。一応、テクノ風の音楽ではある。しかし何かが決定的に違う。自分の好きなアーティストの曲と聴き比べれば、その差は歴然です。
いろいろな本を読み、DTMに関する知識やセオリー、テクニックも勉強しました。しかし、どうやっても本格的なクラブ・ミュージックにならない……。試行錯誤を繰り返してはみるものの、やればやるほど突きつけられるセンスの無さ。結局は特別な才能でもなければ、格好いい音楽を作ることはできないのではないか。正直なところ、ほとんど曲作りを諦めかけているような状態でした。
もしかしたら音楽を辞めずに済むかもしれない。体験レッスンを終えた私は、その場で入校を決意。以来コロナ禍にもめげず、教室に通い始めて2年以上になりますが、おかげさまで現在、楽しんで音楽制作を続けられています。
理想の音楽をとことん追求する本気の DTM レッスン
授業は、私自身がどのような音楽を作りたいのか、理想とするアーティストの楽曲も参照しつつ、方向性を確認するところから始まりました。その上で、自ら打ち込んだ制作途中の楽曲を聴いてもらい、目指すべき方向に向かって作業を進めていきます。
指導を受けてまず驚かされたのは、講師であるヒロシさんの判断の速さ、アドバイスの的確さです。私のインチキくさいテクノ風トラックが、魔法のようにみるみる本格的なクラブ・ミュージックに近づいていったのには、大袈裟でなく本当に興奮と感動を覚えました。
といっても、私が用意した音の素材やアイデア自体を丸っきり変えてしまうわけではありません。一つ一つの音の意味を吟味し、不要な素材は削る。また必要な素材は、どこでどのように鳴れば曲の中で効果的に機能するのか、磨き上げていく。あくまで生徒自身のアイデアは生かしつつ、理想へと導いていくスタイルです。
そしてもう一つ、何と言っても印象的なのは、ヒロシさんの曲作りに対する妥協のない姿勢です。生徒の曲だからといって、「こんなもんでいいか」を簡単には許してくれません。単に私自身のスキル不足のせいではありますが、昨年レッスンで取り組んだある楽曲ではミックスとマスタリングがなかなかうまくいかず、なんと完成するまでに半年以上も付き合っていただきました。
1曲に半年ともなると、流石に終盤は「頭がおかしくなるんじゃないか」とも思いましたが、振り返ってみれば、かけがえのない時間になったと思います。完成度を上げるため、新たに購入したヘッドホンの特性をチェックしてもらったり。お薦めのプラグインを山ほど紹介してもらい、購入や使い方の相談をしてみたり。EQのポイントやサイドチェインコンプの効果的なかけ方、パンニングやMS処理の方法なども直に教わり、かつて本で読んだ知識がどのように応用できるのか、実感を持って学び直すこともできました。
言うなればそれは、自らの楽曲と理想とする音楽とのギャップを地道に埋めていく作業です。そのために必要な細かいテクニックを学べるのはもちろんですが、理想とする音楽がどのように作らられているのか、その本質を学ぶことができるのが、このクラスの何よりも大きな価値と言えるのではないかと思います。
生徒一人ひとりと向き合う授業スタイル
私の場合はクラブ・ミュージックにフォーカスしたレッスンとなっていますが、ヒロシさんと言えば、もともとはボストンのバークリー音楽院で音楽理論を学んだ才人です。ジャンルを問わず、幅広い知識と豊富な経験を惜しげもなく注ぎ込み、生徒一人ひとりの要望やレベルに合わせた授業を行ってくれることでしょう。
使用するDAWも生徒それぞれです。DTM自体をこれから始める人であれば、入校時に無料提供されるAbleton Liveでのレッスンが中心となりますが、私自身はPro Toolsを使っていますし、ヒロシさん本人はLogicがメインソフト。それぞれに合った制作スタイルに応じてくれます。
ちなみに毎回の授業は、各自が都合の良い時にレッスンを予約できるチケット制。忙しくてなかなか時間が取れないという人でも、気軽に受講することができます。
また、1コマ当たり最大4人までという授業体制も非常に魅力的です。時には志を同じくする他の生徒さん、音楽業界に長年携わるスタッフさんも交えて、曲作りや音楽を取り巻く環境について話し合うことも。生徒一人ひとりが、密にコミュニケーションを取りながら、楽曲制作を学ぶことができます。
個人的にはストイックなイメージも強かったヒロシさんですが、非常に気さくで優しい方です。一度なんかは完全に脱線して、なぜかオカルト話で盛り上がったこともあるなど、意外とおしゃべり好きな一面が垣間見れたりもします。
きっと音楽がもっと楽しくなる
そんな贅沢なレッスンが受けられる作曲クラスですが、とはいえ理想とする音楽を作り上げられるようになるには、それなりの時間がかかるはずです。時には自らのセンスや才能の限界に、苦しめられることもかもしれません。しかし生徒が持つ音楽への思いに、とことん付き合ってくれるのが、この教室の一番の魅力だと思います。
少なくとも私のケースで言えば、半ば諦めかけていた音楽制作を今も辞めずに済んでいます。そんな私の目下の目標は、教室に通いながら完成させた楽曲をリリースすること! 入校していなかったら、そんな目標を持つことさえできなかったんだろうな……と改めて思います。
これからDTMを始めたいという人はもちろんですが、もしもあなたが音楽作りに限界を感じているのであれば、ぜひ一度OTAIRECORD MUSIC SCHOOLの門を叩いてみることをお勧めします。きっと音楽を作るのが、今よりも楽しくなるはず。その楽しさを知る前に、大好きな音楽を諦めないでほしいと思います。
ところで、一介の生徒にすぎない私が、なぜこんなことを書いているのか。ていうかお前は誰なんだ、とお思いの方もいらっしゃると思いますので、最後にこの原稿を書くに至った経緯を説明させていただきます。
寒風吹きすさぶ2月中旬の金曜日、いつものとおり仕事を終えて足を運んだ教室で遭遇したのは、スクールのオーナーであるOTAIRECORDようすけ管理人でした。初対面ということで名刺交換の際、副業でライターをしていると伝えたところ、「じゃあ、何か書いてくれませんか?」と、その場で発注を受けることに。何というフットワークの軽さ……! そもそもヒロシさんが講師を務めているのも、「ダメ元で思い切って頼んでみた」と笑う、ようすけ氏の恐るべき行動力によるところが大きいようです。
そんな意外な展開にも出会えるかもしれない、OTAIRECORD MUSIC SCHOOL。私もまだまだお世話になるつもりなので、ぜひ渋谷の教室でお会いしましょう。
DTM/作曲クラス受講生 高千穂圭吾
以上となります!高千穂さんありがとうございました!
Hiroshi Watanabeクラスの詳細はこちらよりご確認ください。
ただいま無料体験も受付中です!
それでは、またお会いしましょう。