WIREWORLD/スピーカーケーブル/Horizon

本製品は切り売り販売専用のケーブルになります。
価格は1.0mあたりの価格になります。
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Horizon

HorizonはWireworldのロングセラー・モデルです。唯一のフラットケーブル・デザインを採用。その厚みは1.4mm、幅10mmと圧倒的な薄さを実現しており、シンプルなホワイト色と相まって、様々な場面で活躍します。もちろんWireworldらしいナチュラルで色付けのないサウンドはしっかりと受け継がれています。

TECHNOLOGY

Wireworld 社が採用している技術のほとんどはオリジナル技術であり、画期的なものばかりです。 シリーズ 7 にアップデートされた時の主な変更点は絶縁体が Composilex からComposilex2 に変更された事でした。 シリーズ7も世界各国で絶賛されましたが、今回発表されたシリーズ 8 では、2つの技術が圧倒的な進化を遂げました。 それは Composilexが 3 へと変更となった事に加え、ザルツが「人生最高の発明」と自負する平行配列構造を採用した DNA Helix Design のアップデートです。

Wireworld を代表するこの2つの技術の同時アップデートがもたらしたのは、過去にないサウンドの進化でした。 ”ノン・カラーレーション” ケーブルの評価においてよく使われるこの言葉は、こういうサウンドのことだったのか。 そうあらためて感じる方が多いに違いありません。

NEW DNA HELIX DESIGN

ケーブルにおいて、過去2度革新的なデザインが生まれました。それは1880年の同軸デザインと1892年に開発されたツイストペア・デザインです。これらは画期的な手法としてそれぞれ特許を取得しています。しかし、その後100年以上の間、本当の意味でイノベーティブなケーブルデザインが生まれる事はありませんでした。それは「信号が通る正しい経路」と「ケーブルが捻じれる事で起るマイナス要素」の２つを正しく理解せずにケーブルデザインを行ってきた事による結果です。

Wireworldはポリグラフス・テストによって、信号が通るマグネティック・フィールドの存在と、曲がる事で発生する電磁的な悪影響を発見しました。この２つの要素を満たすために発明されたのが、特許を取得したDNA Helix Designです。

一般的に信号エネルギーはコンダクター（ケーブル内の導体部分）の内部のみを電子流として移動していると思われていますが、実際には多くが電磁エネルギーとしてコンダクター周辺に起るエレクトロ・マグネティック・フィールド（電磁場）も移動しています。たとえば一般的な4 組構造のケーブルの場合、電磁エネルギーは４経路しか確保できません。しかし、DNA Helix Designはストランド(撚紐)・グループ構造とすることで、大幅に導体本数を増やし、多くの電磁的フィールドを確保。信号をより確実に伝送します。

また、ケーブルが曲がるとき、過電流抵抗と呼ばれる現象が生じます。これはケーブルの捻れ具合によって増大し、結果としてマグネティック・フィールドまでねじ曲げ、音楽の細部を覆い隠します。DNA Helixは完璧なパラレル(平行)構造となっており、過電流抵抗を抑えるために、最も直接的な信号経路を提供します。ケーブルを曲げた際もフラット構造が保たれるだけでなく、螺旋状に配置された導体が均一の長さを保ちながら捻れるため、内部の間隔を均一に保ちます。この事はマグネティック・フィールドに悪影響を与えない事を意味しています。

そして、今回シリーズ8で採用されたDNA Helix Designでは、内部を構成するストランド構造にも大きくメスを入れました。

シリーズ7に比べ、ストランド・グループの数を大幅に増加。PLATINUM ECLIPSEでは16から20に。GOLD ECLIPSE 〜 ECLIPSEは12から16に。そして従来4 〜 8だったEQUINOX〜SOLSTICEは12〜13へと大幅に改良されています。ストランド数が増える事によって、信号が通るマグネティック・フィールドを広げ、より確実に信号を伝送。サウンドステージやセパレーション、ダイナミックな表現を獲得しながら、音の純度とフォーカス・イメージを劇的に改善しました。

信号がエレクトロ・マグネティック・フィールドも通じて移動している事実と、ケーブルが曲がる事で発生する電磁的悪影響の低減という、似て非なる二つの要素に対するWireworldの完璧なまでの回答がDNA Helix Designなのです。

Composilex3

信号がケーブル内をどのように移動しているかについての誤解がケーブルデザインの進化を妨げてきました。DNA Helix Designが完成させる電磁フィールドを守るために開発され、信号伝送の要となっているのがComposilex複合絶縁体です。１と２ではテフロンを含んだ独自の低ロス絶縁複合素材でしたが、第3世代Composilex3ではテフロンより静かで、ポリエチレンやポリプロピレン などの低損失断熱材よりもアドバンテージが高い、独自の複合絶縁素材を新たに開発。摩擦電気ノイズを最小化し、空間表現、鮮やかさ、ダイナミック・コントラストなどが、大きく改善されました。

Materials

オーディオケーブルは一般的に太い導体を使用すると、伝送ロスを抑え音質面で有利だと誤解されてきました。実際には複合的な要因によって、太い導体そのものが信号のロスを引き起こし、実際に再生される情報を減衰させてしまう事もあるのです。太さが大切なのではありません。全ての周波数への影響を考慮した素材の選択と、信号波形を変化させない総合的なデザインが求められます。

Wireworldではストランド・グループの数にこそ差はありますが、構造は可能な限り共通とし、素材による差がケーブルの大きな違いとなっています。その素材も各価格帯での最高品質のものを使用しているのは言うまでもありません。

メーカーコメント

1992 年設立の Wireworld(ワイヤーワールド)は、オーナーであり設計者でもあるDavid Salz（デヴィッド・ザルツ）を中心に革新的な技術を数多く開発してきました。完全対称バランスペア構造を採用したSymmetriconやケーブル全体を三次元的に捉え平行配列構造を可能とした DNA Helix design。摩擦電気ノイズを極限まで抑える絶縁体 Composilexなど、開発されてきた技術はオーディオケーブルの新基準を打ち立てる素晴らしいものばかりです。

様々なケーブルメーカーがしのぎを削る中、Wireworldは「More Dynamics, More Expressive」 という心に訴える表現が可能なケーブル作りを目標としてきました。これは「音色を作る」かのような誤解を与えそうですがそうではありません。「機器の能力を最大限引き出す事に徹する」それこそが心に訴える表現を獲得できる唯一の方法であり、結果として Wireworld のケーブルは伝送損失の無い究極のノン・カラーレーションを実現しているのです。

ザルツのあくなき追求心は次々に新しいデザインのケーブルを生み出し、世界中のオーディオファイルから高い評価を得ています。これからもケーブルブランド界の雄、Wireworld 社の動向から目が離せません。

SPEC

• 構造：Flexi-Flat^TM
• ストランド・グループ：20
• 導体：Oxygen Free Copper 16AWG
• 絶縁体：Composilex 2