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2016年3月21日(月曜祝日)開催の
「Serato DJ まるわかりセミナー」レポートです。

当日の様子のダイジェストムービーを公開しました。是非ご覧ください!

Serato DJをもっと詳しく

OTAIRECORD長橋です。
2016年3月21日(月曜祝日)開催の「Serato DJ まるわかりセミナー」の模様をレポートさせていただきます。

今回はSerato DJとは何かをご参加いただいたみなさんに知っていただくべく、
Serato DJのアウトラインな側面と詳しい機能を、今回のセミナーの為にニュージランドに拠点を構えるSeratoの日本人スタッフ、Rui Kamata氏を講師としてお招きして、
セミナーを開催させていただきました。
今回のレポートでは、その内容をざっくりですがご紹介させていただきます。

Serato DJの対応ハードウェアとコンピューター推奨スペックについて

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Serato DJは、様々なDJメーカーがリリースしている対応ハードウェアにパソコンとUSB接続し、MP3などのデータファイル音源で本格的なDJプレイが楽しめるDJソフトウェアです。

つまり、Serato DJを導入するにあって、対応ハードウェアとパソコンが重要なポイントとなります。

対応ハードウェアには2種類あり、

標準では廉価版のSerato DJ Intro対応(無料)で、Serato DJへのアップグレードの為のライセンス購入が必要な機種と、

ライセンス購入が必要ない、標準でSerato DJに対応(無料)している機種とがあります。

今お使いの機種や、ご購入を検討している機種がどれにあたるのかを確認してみてください。

詳しくは当店のSerato DJ特集ページなどでご確認ください。

ハードウェアの次は、Serato DJを起動するためのパソコンです。

Serato DJを使用するための推奨スペックがSeratoのホームページにてアナウンスされています。

スペックはかなり重要で、お使いのパソコンによってはSerato DJが起動しないなど、使用できないこともありますので、パソコンを準備される際は十分に気をつけてください。

Seratoとしては、拡張機能やSerato VIDEOなどの使用を想定すると、ギリギリのスペックのものを用意されるとスムーズな動作環境が得られない場合があるので、
可能であれば高いスペックのものを用意して欲しいとのことです。

また、既存のSerato DJユーザーの方も、現状が使えているとしてもSerato DJのバージョンアップグレードや、パソコンのOSアップグレードなどで使用できない環境になってしまう場合がありますので、アップグレードをする際などは注意が必要です。

Serato DJの進化

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Serato DJは、バージョンのアップデートを不定期に行っており、バグの改善はもちろん、更にユーザーが使い易くなるようなインターフェイスと機能を更新し続けています。

セミナー開催時はSerato DJ 1.8でのご説明でしたので、1.8のタイミングでの新機能を一部ご紹介します。

・Mac OS X 10.11 El CapitanとWindows10に対応
前述でもありましたが、WindowsやMacはメーカー側に予告なくOSのアップデートを発表します。
ですので、基本的に最新のOSがリリースされてからの対応となりますが、Seratoに関してはコンスタントに対応を行っています。
OSアップグレードの際は、Serato DJ側のアップデートを待ってからするようにしましょう。

・日本語表示対応
これは日本のDJにとってはかなり嬉しい機能ではないでしょうか?
今まではSet Upなども全て英語表記でしたので、設定などで若干困られた方も多いはずです。
ですが、Serato DJが日本語対応したことでより使い易くなりました。
日本語表示は講師のRuiさんが翻訳されたそうですよ!

・MIDIマッピングのカスタマイズ
いままでは、Serato DJ専用のMIDIコントローラー(例:DJM-S9などのインターフェイス内蔵ミキサーなど)は、接続して直ぐ使用できる反面、
ユーザーの好きにMIDIマッピングができないようになっていましたが、アップデートにより自由にカスタマイズする事が可能となりました。
これにより、より使い勝手がよくなり、自分だけのシステムを構築できますね!

その他も面白い機能などが追加、更新されています。

Serato DJの拡張性

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Serato DJは、EXPANSION PACKSという有料の拡張ライセンスを購入することで、様々な機能を拡張することができます。

今回のセミナーでは、今現在リリースされているEXPANSION PACKSの説明を実演なども含め解説していただきました。

特に、「Pitch 'N Time DJ」というキーロックのEXPANSION PACKがおススメです。

Serato DJは標準でキーロック機能は搭載されていますが、ピッチの可変などによる音質の劣化はなかなか防ぎようがありません。

そこで「Pitch 'N Time DJ」を導入すると、大幅なピッチ可変を行っても曲が滑らかに再生されるという高度なキーロックを行うことができます。

DJミックスの音質改善にもつながりますので、導入されることをお勧めします。

「Pitch 'N Time DJ」は、クレジットカード決済によるオンライン購入も可能ですが、オタレコではシリアルの販売も行っております。

・SERATO/ソフトウェア/拡張パック PITCH 'N TIME DJ

その他も、DJの可能性をさらに広げることの出来る拡張機能ばかりなので、他のDJと差をつけたい方は是非導入してみてはいかかでしょうか。

Scratch Liveからの移行、SL4のトラブルシューティング

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Serato DJに関連して良く質問にあがるのは、Scratch Liveからの移行に関する内容です。

Scratch Liveは、現状でも多くのクラブDJが使用しており、サポートが終了した今でも安定性などの面でSerato DJへ移行することに難色を示すDJも多いかと思います。

しかし、Serato DJの仕組みをきちんと理解すれば、上記で述べたような新しい機能など乗り換えるメリットばかりです。

更に、クラブなどの現場ではSL4を導入しているところが多く、Serato DJではその仕組みが若干異なります。

今回のセミナーではその仕組み、セッティング方法も詳しく解説していただきました。

まとめ

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今回の「Serato DJまるわかりセミナー」では、Serato DJの詳しい機能説明など若干高度な内容も多かったのですが、
みなさん最後までしっかり聴いていただき、熱心にメモを取られる方もみえたりと、役に立つSerato DJの知識をお持ち帰りいただけたのかなと思います。

講師のRuiさんからも本社のスタッフだからこそ聞ける話なども沢山していただき、司会の私も勉強になることばかりでした。

Serato DJは、今後のDJシーンを引率していくソフトウェアであることは間違いありませんので、OTAIRECORDも引き続き動向などを追いかけて行きたいと思っております。

最後に、ご参加いただいた皆様を始め、講師のRuiさん、Serato国内正規輸入代理店Dirigent様、お手伝いのかむふ、貴重なスペースをお貸しいただきましたCOCOON様に感謝を申し上げます!

ありがとうございました!

OTAIRECORD DJ UNIVERSITYでは、このようなセミナーを随時開催しています!
次回は参加してみたい!という方は是非ODUメールマガジンをご購読いただき、いち早く情報をゲットしてください!
2014新春に行われたSerato DJセミナーのダイジェスト動画