「serato DJ PROを最新版に更新したらSL4が使えなくなった!」
そんな方が多いのではないかと思います。
非常に残念ながら2021年08月18日にRane SL2・Rane SL3・Rane SL4 のサポートが終了してしまいました。
[旧製品のmacOS Big Sur / M1 Macへの対応状況について]
現場で絶大な人気と信頼性を得ているRane SL4ですが、Serato DJ Pro 2.5.5・macOS 10.15、Windows 10以下でのみ動作します。
現在最新のSerato DJ Pro 2.5.12やmacOS Monterey、Windows 11では動作致しません。
ではどうすれば?って話になるんですが、2通りの解決策がございます。
1. Serato DJ Proのバージョンを2.5.5以前に戻す。
慣れ親しんだミキサーを使い続けたい方は当然この選択になるかと思います。
その場合はSerato DJ Proのバージョンを2.5.5以前に戻す必要があります。
旧バージョンのダウンロードは下記リンクより可能ですので、2.5.5以前の物でお使いの環境に合ったインストーラをご利用ください。
https://serato.com/dj/downloads/archive
※お使いのOSがmacOS 10.13 High Sierraの場合はSerato DJ Pro 2.4.6が最終バージョンになります。
バージョンごとのOSサポート状況につきましては、ダウンロードページの「System requirements」をご確認ください。
※ダウンロードしたインストーラーはUSBメモリ等に保存しておくと安心です。
旧バージョンをインストールすると自動的に上書きされるのですが、その際にアプリケーション名を「Serato DJ Pro255」等に変更すると最新バージョンとの併用ができます。
例えば自宅ではPioneer DJ DDJ-REV7(Serato DJ Pro 2.5.9以降で対応)、現場ではRane SL4(Serato DJ Pro 2.5.5以前に対応)を使用したDVSプレイしたい場合に必須になります。
ただしOSをmacOS 10.15・Windows 10より新しいものにアップデートしてしまった場合、OSも戻す必要がありますので正直恐ろしいほどの手間がかかります。
ぶっちゃけお金はかかりますが、新しくDJ専用のパソコンを買ったほうが早いと思います。
2.Serato DJ Pro対応ミキサーに買い換える。
慣れ親しんだミキサーを諦める事にはなってしまいますが、最も簡単な解決法になります。
Pioneer DJ DJM-S11
RELOOP ELITE
RANE SEVENTY-TWO MK2
Numark Scratch
等のSerato DJ Pro対応ミキサーはオーディオインターフェイスを内蔵していますので、今までSLに接続していたUSBケーブルをDJミキサーに繋ぐだけでDVSでプレイ出来るようになります。
※上図は簡略化のためアース線など省略しております。
またクラブ普及率が非常に高いPioneer DJ DJM-900NXS2等のSerato DJ Pro有料アップグレード対象ミキサーについては
有償版Serato DJ Pro+拡張パックを使用する事によりDVSでプレイ出来るようになりますが、詳細は次回の記事をご覧ください。