ミュンヘン・バッハ管弦楽団(SACD/HYBRID 2枚組) J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)【高音質!ESOTERIC盤】
商品No: | kcd25355 |
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メーカー
レーベル: |
ESOTERIC |
タイトル: | J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲) |
アーティスト名
種別: |
ミュンヘン・バッハ管弦楽団 |
価格
¥7,222(税抜)
(¥7,944 税込)
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オタイオーディオでも大好評なシリーズ、エソテリックの高音質盤!20世紀後半のバッハ演奏様式を確立した名演奏。
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20世紀後半のバッハ演奏様式を確立し主導した立役者による峻厳極まりないブランデンブルク全曲。
■ドイツのバッハ伝統を20世紀に継承したカール・リヒター
リヒターは現在のドイツ・ザクセン州プラウエンに牧師の子として生まれ、11歳のときドレスデン聖十字架教会付属学校に入り、有名なドレスデン十字架聖歌隊で少年時代を過ごしました。
ライプツィヒ音楽学校では聖トーマス教会のカントルであったカール・シュトラウベ、ルドルフ・マウエルスベルガー、ギュンター・ラミンに師事。
1949年には聖トーマス教会のオルガニストに就任、という経歴は、まさに脈々伝承されてきたドイツのバッハ演奏の伝統の本流を体得した音楽家であることを証明しています。
リヒターの演奏活動が飛躍するきっかけとなったのは、1951年にミュンヘンの聖マルコ教会のオルガニストのポストを得たことで当時は西ドイツだったミュンヘンに移住したことでしょう。
ニュルンベルク近郊のアンスバッハで開催されていたバッハ週間で指揮したハインリヒ・シュッツ合唱団を母体にして「ミュンヘン・バッハ合唱団」を組織し、さらに1955年にはバイエルン国立歌劇場管、バイエルン放送響、ミュンヘン・フィルなどのメンバーをピックアップして「ミュンヘン・バッハ管弦楽団」を設立し、バッハの合唱音楽の理想的な演奏を追求することになります。
■ドイツ発信のバッハ演奏解釈の確立へ
1954年リヒターは、シュッツの 「ムジカーリッシュ・エクセークヴィエン」をドイツ・グラモフォンが設立した音楽史専門のレーベル、「アルヒーフ」(ARCHIV)に録音し、レコード・デビューを果たします。
アルヒーフ(文字通り、「保存記録」「保管庫」などを意味する)は第2次大戦後の1947年にバッハ作品の全曲録音を目標とするとしてスタートし、その後グレゴリオ聖歌からウィーン古典派までその領域を拡げ「世界初」の古楽レーベルとして古楽振興に尽くすことになりました。
リヒターが何よりも幸運だったのは、この新興レーベルのアルヒーフがカタログ拡充のための新録音を必要としていたこと、その時期がちょうどLPレコード、そしてステレオ録音の普及、バロック音楽ブームの興隆と軌を一にしていたことでしょう。
演奏解釈の思潮面でも、ナチスの災禍を経たことで第2次大戦前の価値観を捨て去り、新たな様式の確立が求められるという、いわば時代のニーズがありました。
リヒターはその期待に応えるように、バッハ作品の演奏解釈の研究と実践に没頭しました。
リヒターは19世紀末以来の恣意的なテンポの揺れや過度の感情移入を排し、安定した正確なリズムを保持し、記譜通りの音価を明晰に再現・発音することで、混濁しないクリアな声部バランスを指向し、作品のあるべき姿を追求しその本質を抉り出す姿勢を貫くことで、20世紀後半のバッハ演奏様式をドイツから発信し、それが演奏旅行やレコード録音を通じて世界中に普及、その価値観が共有されるようになったのです。
■リヒター60年代の最盛期の姿を記録したブランデンブルク
こうしたリヒターの厳格な姿勢が最初に結実したのが1958年録音の「マタイ受難曲」でした。
リヒターの解釈はイエスの受難を通じて人間の弱さと神の慈愛を歌い上げるこの大作の20世紀後半の全ての演奏の規範となりました。
その後1960年代一杯を通じてバッハの声楽曲、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲(チェンバロ、オルガン)を網羅するかのように録音が継続され、バッハ演奏家としてのリヒターの令名を世界的なものにしました。
そうした60年代のリヒターのバッハ解釈の結実の一つが、1967年1月にほぼ2週間という時間をかけてじっくりと収録されたブランデンブルク協奏曲の全曲盤といえるでしょう。
現在行われているバロック・アンサンブルによる演奏と比較するとかなり規模の大きな編成の室内弦楽オーケストラと、基本的にモダン楽器(ホルンはクレジットによると「ナチュラルホルン」)を使用するソロが対峙するという協奏曲、もしくは合奏協奏曲としてのバランスが保たれています。
ソロには、ホルンのヘルマン・バウマン、フルートのオーレル・ニコレ、トランペットのピエール・ティボー(ホーカン・ハーデンベルガー、ラインホルト・フリードリヒの師)、リコーダーのハンス=マルティン・リンデ(この録音の四半世紀後には自らのアンサンブルでブランデンブルク全曲を録音)など1960年代ならではの豪華な奏者が起用されているのもこの録音のポイントです。
第5番のチェンバロ・ソロはもちろんリヒターが担当し、第1楽章のカンデンツァでは圧巻の演奏を繰り広げています。
■最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現
録音が行われたのは、リヒターとミュンヘン・バッハ管の録音のメイン会場の一つとなったミュンヘン大学の講堂で、近めの距離感で左右上下いっぱいに広がる中規模のオーケストラのずっしりとした低音の上に築き上げられる厚みのある響きをメインにして、その前面に各曲のソロを明確にクローズアップしています。
この大きな響きの中で、オーケストラの各パートは極めて明晰に捉えられ、リヒター自身とその愛弟子ヘドヴィヒ・ビルグラムが分担するコンティヌオのモダン・チェンバロの鋭い響きも埋もれることなくピックアップされています。
リヒターの厳格なまでの音楽の統御が実際の音としてもはっきりと実感できるのが何よりの魅力と言えるでしょう。
エンジニアはDGのアナログ時代を代表するクラウス・シャイベ、現場のプロデュースは1970年代以降アバドのプロデューサーとしても活躍したライナー・ブロックが担っています。アナログ最盛期の録音で、初めてCD化されたのは1989年で、その後2002年には「オリジナルス」でCD時代初めてのリマスターが行われ、2004年にはSuper Audio CDハイブリッドでも発売されています。
今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。
特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターとに、入念に調整されたESOTERICの最高級機材を投入、またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。
TRACK LIST
【DISC1】
■J.S. バッハ
ブランデンブルク協奏曲 第1番 へ長調 BWV1046
[1]第1楽章 楽章指定なし
[2]第2楽章 アダージョ
[3]第3楽章 アレグロ
[4]第4楽章 メヌエット-トリオ I-ポラッカ-トリオ II
ブランデンブルク協奏曲 第2番 へ長調 BWV1047
[5]第1楽章 楽章指定なし
[6]第2楽章 アンダンテ
[7]第3楽章 アレグロ・アッサイ
ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
[8]第1楽章 楽章指定なし
[9]第2楽章 アダージョ
[10]第3楽章 アレグロ
【DISC2】
ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049
[1]第1楽章 アレグロ
[2]第2楽章 アンダンテ
[3]第3楽章 プレスト
ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050
[4]第1楽章 アレグロ
[5]第2楽章 アフェットゥオーソ
[6]第3楽章 アレグロ
ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051
[7]第1楽章 楽章指定なし
[8]第2楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ
[9]第3楽章 アレグロ
商品名:ミュンヘン・バッハ管弦楽団(SACD/HYBRID 2枚組) J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)【高音質!ESOTERIC盤】
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