LP GEAR/MMカートリッジ/AT3600L NSS cartridge

LP GEAR AT3600L NSS cartridge

Nude Schwarz Stylus（NSS）は、レコード針の性能水準を引き上げます。

針に関わる部分は固ければ硬いほどいいと思います。レコードの溝から針内部に伝わる振動の分子間の伝達が正確で早くなるからです。柔らかい素材となれば、グルーブ内の波形以外の余計な振動が増えるので、それをコイルやコンデンサーに伝えてしまえば音は濁ります。

ほとんどの針に提供される嵌合針というダイヤは、ダイヤモンドの金属に台座が付いていて、この台座をアルミカンチレバーの中に押し込み接着して取り付けます。この台座とカンチレバーの噛み合わせがダイヤの振動のバッファーとなります。

無垢ダイヤにはこの台座がありません。カンチレバーに接着剤だけで取り付けます。

Nude Schwarz Stylus（NSS）は、レコード針の性能水準を引き上げました。半世紀以上もの間、レコード針先の伝統的な製造方法は、ダイヤモンドチップをクラウンと言われる台座に蒸着嵌合し、それをカンチレバーに差し込んで接着するというものでした。質量が増し、ダイヤモンドの先端とカンチレバーの間に異なる素材の要素が入るため、溝を針先からカンチレバーに伝える際のニュアンスが損なわれます。Nude Schwarz Stylus（NSS）では、無垢ダイヤモンド（ダイヤモンド全体）をカンチレバーに直接挿入、固定、接着し、クラウン（台座）を不要にしました。このことで振動は直にハイスピードでカンチレバーを通してコイルやコンデンサーに伝わります。

アメリカでのNSSについてのコメントがあります。

「NSSのダイヤモンドは、長さに合わせてカットされた合成黒ダイヤの棒から作られています。顕微鏡で見ると、これほど醜いダイヤモンドの形はないでしょう。側面（カット跡ではありません）は粗く、カットは立体の中心から外れていて（オフセンターカット）側面は不揃いに長く見えます。しかし、顕微鏡を片付けて、目を閉じて音だけに耳を傾ければ、この新しい針先が作る真の音の美しさが見えてくるはずです。」

NSSスタイラスは、量産技術、職人技、長年にわたる研磨開発、根気の必要な度重なるテスト、特殊な製造装置の進化の成果です。NSSをカートリッジに装着すれば、レコードの溝に忠実な音質をお聴きいただけると確信しています。NSSは黒ダイヤモンドが使用されています。従来のダイヤより３倍長寿命とされています。

LP GEARとは？

LP GEARはレコードのカートリッジ、針、シェルのブランドとして、またアナログレコードプレーヤーアクセサリーの通販ショップとして1995年にアメリカのネバダ州で仕事を始めました。最初の製品はターンテーブルとモーターをつなぐゴムベルト。もちろん今でも販売しています。

アナログレコード針に関する製品の生産と開発のほとんどは日本で行っています。MMカートリッジの製品を主に製造開発しています。針先を簡単に交換できるMMカートリッジ。ギターの弦を新しくして常にベストなパフォーマンスをどのギタリスト達も求めるように、LP GEARは新しい針でレコードを聴くことがリスナーにとってもレコード盤にとっても一番良いことであると思っています。

SPEC

針の形状：丸針
針先の構造：無垢のダイヤ
針先：0.7μm 黒ダイヤモンド
カンチレバー材質：アルミ
針圧：2.5-4.5g
出力電圧：2.5mV @1KHz
カートリッジ形式：MM
インピーダンス：@1kHz 2.8KΩ
重さ：5.0g
サイズ：H17.0mm x L30.0× W16.9

※リード線は別売りです。

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