日本の“ものづくり”を再び世界へ。
待ちに待ったSL-1200G。ご購入方法をご案内いたします。
2016年1月、ラスベガスで行われた世界最大の家電見本市「CES 2016」にて発表された「SL-1200GAE」、「SL-1200G」。
世界で初めてダイレクトドライブターンテーブルを生んだTechnicsが、SLシリーズを復活させました。
テクニクス50周年記念モデル「SL-1200GAE」が国内限定300台(世界限定1200台)として2016年6月24日に発売が決まり、
同年4月12日より予約受付を開始した途端、なんと約30分で完売。
そしてレギュラー生産モデルとなる「SL-1200G」が満を持して発売となりました。
OTAIRECORD,OTAIAUDIOでは「SL-1200G」のご購入方法のご案内を行っております。
<お求めやすいスタンダードモデル「SL-1200GR」はこちら>
SL-1200Gの詳細な特長や仕様について
品名 |
ダイレクトドライブターンテーブルシステム |
品番 |
SL-1200G |
色 |
-S(シルバー) |
希望小売価格(税抜) |
330,000円(税抜) |
発売日 |
2016年9月9日 |
メーカーコメント
パナソニック株式会社は、テクニクスブランドにおいてダイレクトドライブターンテーブルシステム SL-1200Gを9月9日より発売します。
近年アナログレコードが、かつてレコードに親しんだ50歳代以上の男性を中心とした音楽愛好家だけでなく、初めてレコードに触れる10〜30歳代の若年層の音楽愛好家からも関心が高まっています。
そのような中、当社はテクニクス50周年記念モデルとしてターンテーブル新製品(SL-1200GAE 6月24日発売 国内300台限定)を3月24日に発表し、4月12日から予約受付を開始しましたが予約数が限定数に到達したため締め切りました。
本製品の特長は先に発表したSL-1200GAEと同一で、コアレス・ダイレクトドライブモーター採用により安定した回転と振動低減を実現したほか高精度にレコードをトレースするトーンアームを採用しています。トーンアームの仕上げやインシュレーター、外観デザインの一部は変更しています。
当社は本製品により、より身近に上質で豊かな音楽があるミュージックライフを提案していきます。
特長
1.「コアレス・ダイレクトドライブモーター」で安定した回転と振動低減を実現
2.高精度にレコードをトレースするトーンアーム採用
3.3層構造プラッターや4層構造筐体による高い耐振動性
SL-1200GAEとの仕様の違い
1.トーンアームの塗装仕上げ
シャイニーシルバーからマットシルバーに変更
2.インシュレーター
ハウジング色をダークシルバーからメタリックブラックに変更、内部素材をαGEL※1から特殊シリコンラバーに変更
特長
1.「コアレス・ダイレクトドライブモーター」で安定した回転と振動低減を実現
ベルトドライブ方式に比べ高い回転精度が得られ、その高性能や高信頼性で定評のあるダイレクトドライブ方式。
一方、従来のダイレクトドライブターンテーブルの課題であった「コギング」と呼ばれる回転ムラや回転中の微小な振動の発生をなくすため、本製品ではSL-1200GAEにも搭載した「コアレス・ダイレクトドライブモーター」を採用。
さらに面対向式のツインローターとすることで、高トルクを確保しました。
回転の精度検証・補正を行うモーターの回転制御には、ブルーレイディスク機器の開発で培ったモーター制御技術を応用。
モーターの動作状態に合わせて駆動モードを切り替える高精度なモーター制御技術により、強いトルクと高安定性を実現しました。
また、エッチングとレーザー加工を組み合わせた539本の高精度なスリットにより0.67度の精度でエンコーダーがモーターの回転位置を検出し、負荷変動要素に応じた最適補正を可能にしました。
2.高精度にレコードをトレースするトーンアーム採用
本製品ではトーンアームパイプの素材にSL-1200GAEと同様、軽量かつ高減衰特性のマグネシウムを採用。(塗装はマットシルバーに変更)
冷間引抜加工により材料特性を改善し、材料強度を下げることなく高い寸法精度を実現しました。
また、トーンアーム軸受部のジンバルサスペンションには切削加工のハウジングを使用した高精度ベアリングを採用することで、5mg以下という高い初動感度を実現。
レコード盤を正確にトレースし、カートリッジの信号読み取りの精度を高めます。
出力部のケース内は外来ノイズの影響を防ぐ金属シールド構造を採用。
さらに、トーンアーム下部のPHONO端子、アース端子には真鍮削り出し材に金メッキ加工した端子を採用するなど、高品位な素材を惜しみなく投入して純度の高い信号伝送を追求しています。
また、着脱可能な電源端子を採用することで、電源ケーブルのカスタマイズもできます。
3.3層構造プラッターや4層構造筐体による高い耐振動性
アナログレコードの再生では、レコード盤に音が振動波形で刻み込まれたものをトレースし再生しているので、わずかな振動さえも再生音を濁らせる原因となります。
そこでレコード盤を載せるプラッターでは、真鍮板とアルミダイカストシャーシを強固に一体化し、さらに裏面全体に不要共振を排除するデッドニングラバーを貼った3層構造とした質量3.6kgの重量級プラッターで、高剛性と優れた振動減衰特性を実現しました。
さらに筐体を支えるインシュレーター内部に、本製品では高い振動減衰特性と長期の信頼性を兼ね備えた特殊シリコンラバーを採用。
高比重の亜鉛ダイカストハウジングを組み合わせたインシュレーターで、再生音などを含む外部からの振動を遮断します。
また、筐体は重量級ゴムベース、BMC(バルク・モールディング・コンパウンド)シャーシ、アルミダイカストシャーシによる従来の3層構造に、10mm厚のアルミトップパネルを加えた4層構造として高い剛性を確保。
トップパネルには一枚一枚切削によるヘアライン加工を施し、高品位な質感に仕上げています。
主な仕様
|
SL-1200 |
回転数 |
33 1/3、45、78r/min |
回転数調整範囲 |
±8%、±16% |
ワウ・フラッター |
0.025% W.R.M.S.(JIS C5521) |
SN比 |
78dB(IEC 98A Weighted) |
トーンアーム形式 |
ユニバーサルS字形トーンアーム スタチックバランス形 |
オーバーハング |
15mm |
適用カートリッジ質量 |
14.3g〜28.5g(ヘッドシェル含む/付属ウェイト2種) |
寸法(幅×高さ×奥行) |
453×173×372 mm |
質量 |
約18 kg |
出力 |
PHONO端子×1、アース端子×1 |
電源 |
AC100V、50/60Hz |
消費電力 |
12W(電源オン時) |
付属品 |
ターンテーブル×1、ターンテーブルシート×1、ダストカバー×1、
EPレコード用アダプター×1、バランスウェイト×1、補助ウェイト 小×1、
補助ウェイト 大×1、シェル×1、オーバーハングゲージ×1、
カートリッジ取付ねじセット×1、PHONOケーブル×1、PHONOアース線×1、
電源コード×1、ターンテーブル取付ねじセット×1 |
※最新の仕様については、メーカー様公式サイトをご確認ください。
TechnicsのSL-1200の特徴からTechnicsブランドについて深く解説した3時間に及ぶ特番を公開中
Technicsのリリースに関して、キーマンお二人にお話をお伺いさせていただきました。
なんと合計3時間にわたるロングインタビューを敢行。
多少長くなっても、こだわりのポイントや、今までの背景をできるだけ資料として残しておきたい、という意味合いも有り、見易さよりも内容、資料的価値にこだわって制作した結果3時間にも及んでしました。
なかでも今回の主役であるSL-1200GAEの解説は皆様が一番気になるところではあると思いますので、冒頭にてご提示させていただきました。
時系列順の動画は下記になりますので是非。
↓DJの方はこちらもご覧ください。
【NO.1】Technicsスペシャルインタビュー!
オープニング→Technicsの歴史→Technicsブランド休眠の背景→Technics復活の背景についてお話。
【NO.2】新しい音楽の楽しみ方を提案。「OTTAVA」のご説明。
Technicsが新しい音楽の楽しみ方を提案した傑作ラグジュアリーコンポーネントOTTAVAについて。
【NO.3】大反響のブックシェルフスピーカー「SB-C700」のご説明。
新生Technicsが送る実力対価格で見ても圧倒的なコストパフォーマンスがある、高級ブックシェルフ同軸スピーカーの魅力に迫る。
【NO.4】Technicsのこれから
復活は本気だった。これからのTechnicsはどこへ向かうのか?未来の話を。
【NO.5】SL-1200GAEについて
圧倒的な進化を遂げて帰ってきたSL-1200GAEの凄さを徹底的に解説。
【NO.6】DJ目線から見たSL-1200GAEとは?
DJ目線でSL-1200GAEの凄さを徹底的に解説。
2016/3/24、ついにSL-1200の復活が発表されました。
OTAIRECORDようすけ管理人です。
2016/3/24、ついにSL-1200の復活が発表されました。
DJ達にとってもいろんな思いがあると思います。
OTAIRECORDの企画の中で
大好きなTechnicsに最後の手紙
というのがあります。
Technicsがブランド休止を発表した際に皆様に作文を募った企画でした。
今読み返してみるとあの時に絶望感と感謝の気持ちが入り混じった如何ともしがたい気持ちが蘇ってきます。
ご協力いただいた皆様改めてありがとうございました。
当然これらはすべてプリントアウトしてテクニクスのスタッフに読んでいただきました。
また、DJ $HINやSHING02と共にSL-1200のインタビュー記事や、この二人はSL-1200を
テーマにした曲まで作ってしまいました。
テクニクスのスタッフも会社の都合などもあり消滅を余儀なくされた経緯があり、当然皆残念がっていました。
この文章を読み、また、数々の復活の署名などがpanasonicに送られ、皆相当響いていたようです。
そして、まだ彼らはあきらめていませんでした。
という訳で今回は皆さんの1200に対する思い、関係者の熱意で復活となったのです。
新しい1200ですが、外見は似たような感じです。
しかし、はっきり言って中身は全く違う超進化したターンテーブルと言って良いでしょう。
価格が以前より高くなりました。
しかしこれはオーディオ市場をにらんで最高スペックの物を作るというテーマがあります。
現状Technicsでは他のモデルも含めハイエンドオーディオの市場向けの製品をリリースしています。
その兼ね合いで今回のSL-1200GAEはハイエンドオーディオのターンテーブルとしてもしっかり戦えるモデルに仕上げてきたという感じです。
勿論LUXMANのPD-171AやLINNのLP12あたりも素晴らしいですが、十分戦える実力があると思います。
いわゆる超ハイスペックモデルというわけです。
結果従来のSL-1200とは全く別物になっています。
勿論良い意味で、です。
【DJ目線で見るSL-1200GAE】
これをお読みの方はDJの方がほとんどでしょうから、DJ目線で、どうなのか?という事は大いに気になるでしょう。
実際に触ってみたのですが、
DJ目線で触ってみても、はっきり言って圧倒的な進化を遂げています。
USB端子が付いたり、リバースボタンが付いたり、そういったわかりやすい機能増はありませんが(ピッチコントロールの可変幅が二倍になったりはしましたが!)、本質的な部分が圧倒的に改善されています。
本当に圧倒的です。
実際に曲を聴いてみると今までの耳にしみ込んだSL-1200が一体何だったのだ、というくらい回転ムラ(コギング)がなく、ダンスミュージックをプレイしてもジャズやクラシックをプレイしても、恐ろしくナチュラルです。
ただし、これは初心者の人でSL-1200をそこまで触ったことがない人だったら、別に何も思わないと思います。
ただ、良い音だなー!位な感じに思われるのではないでしょうか?
だから、初心者の人には特におすすめしません。
まあ欲しければいっちゃってください、程度です。
多分そこまで感動しないと思うから。
しかし、SL-1200を愛し、ずーっとプレイをしてきた多くのDJ達だったらすぐに違いがわかると思います。
私は、試聴して、1秒、いや0,5秒でわかりました。
明らかに時間の流れが自然なのです。
大げさで気持ち悪いかもしれませんが、正直な感想を書くと、自然の時間の流れと、レコードから流れるビートががっちり当てはまった、という風に感じました。
それはお金ではかえられない至福の体験だったし、SL-1200を刷り込まれている皆さんだったら、ビートの流れの時間的な美しさ、整合性に感動する人がほとんどだと思います。
今回は33万円(税抜)という金額で、MK6の時からだいぶ上がってしまいましたが、フラットに見た私の感想はここまでやられるならば、、と大いに納得しました。
プラッターも真鍮を使用し、制振性もあがったし(持ち比べてみれば差は歴然)、インシュレーターの部分も大進化しました。
そして何より前述のモーターです。精度がとんでもなく上がってとてつもなく美しくナチュラルに時間を刻んでくれます。
ミックス主体のDJには良いことしかないはずです。
スクラッチに関しては音質を優先し重量が増したプラッターのお陰で、感触は変わったと思います。
特にDMCなどのターンテーブリストには繊細な問題なので、それは各自触って確認してください。
慣れれば問題ないと思いますけどね。その分トルクも強くなってる(未確認、そういう気がした)ので
大きな違和感はないはずです。
また現場で多いなるシェアを占めているSERATOを中心とするDVSに関しても回転ムラの改善の恩恵を大いに受けることが出来ます。
ビートの流れ方が根本的に改善されます。
もう本当SL-1200GAEととびっきり音がいいDJミキサーで、パーティをやりたいです!!!
多分最高の空間になるしクラウド達も音質の変化に気づく人も少なくないと思います。
DJミキサーはアレヒの92でもureiの1650でもいいけど先日のパイオニアのDJM-900NXS2と組み合わせたりしたら多分自分は泣きますね。
今のご時世大手家電メーカーが身売りをしたり、日本の物作りがドンドン外に持っていかれる場面を我々は目の当たりにしています。
その中で日本を代表するモノづくりメーカーpanasonicが、そしてオーディオメーカーの巨人TechnicsがDJの世界に帰ってきたことを、素晴らしいのターンテーブルをリリースしてくれたことは間違いなく素直に喜ぶべきことです。
とはいえ実際高いので購入できる方は限られると思いますが、今回うまく行けば(うまく行くと思います、物がめちゃ良いので)またDJの普及モデルがでるかもしれませんし(予想、懇願!)今回のTechnicsは本気です。
工場も実際に見に行ってまいりましたが、専用の工作機械もとんでもないのが入っていましたし、ラインもしっかり確保されていました。
DJの皆さんもSL-1200に対してはいろいろ思いがあると思います。
まずは触ってみて、聴いてみて、判断をしてみていただければと思います。
少なくとも私は個人的にもwelcome back!と素直に喜んでいます。
PS、皆さんにお知らせ!
今のTechnicsの状況、そしてSL-1200GAEを徹底解説した動画を実は収録しています。
BSの特番が終わった後にでも公開しますのでお楽しみに!
OTAIRECORD
OTAIAUDIO
DMC JAPANスーパーバイザー
ようすけ管理人
SL-1200GAEの詳細な特長や仕様について
品名 |
ダイレクトドライブターンテーブルシステム |
品番 |
SL-1200GAE |
色 |
-S(シルバー) |
販売予定価格(税抜) |
330,000円(税抜) |
発売日 |
6月24日【4月12日より予約受付開始】 |
限定台数(国内) |
300台 |
メーカーコメント
パナソニック株式会社は、テクニクスブランドにおいて、ダイレクトドライブターンテーブルシステムSL-1200GAEを6月24日より台数限定で発売します。
近年、音楽配信サービスの拡大やCDを超える高音質なハイレゾ音源の普及、高級ヘッドホンの人気など、音楽の楽しみ方が多様化しています。そのような中、アナログレコードが、かつてレコードに親しんだ50歳代以上の男性を中心とした音楽愛好家だけでなく、初めてレコードに触れる10-30歳代の若年層の音楽愛好家からも関心が高まっています。
本製品は、テクニクスブランドで1972年から2010年まで生産し、好評をいただいた当社ターンテーブル(SL-1200シリーズ)を高音質の観点で全て見直し、大幅に性能を向上させました。当社は本製品をテクニクス50周年モデルとして世界で1200台限定(国内は300台)で発売します。
内部構造は信頼性に優れるダイレクトドライブ方式を踏襲し、新開発した「コアレス・ダイレクトドライブモーター」や厳選した部品により従来(※1)よりもさらに安定した回転と振動低減を実現しました。
さらにブルーレイディスクドライブ(ディーガ)の開発で培った当社独自の高精度デジタル技術も応用させ、回転状態を検出しながら正確な回転を維持することで、アナログレコードの豊かな音を鮮やかに再現します。
高い品質を確保するため当社国内拠点(※2)で生産します。さらにテクニクス50周年を記念したプレートにシリアルナンバーを刻印し、本体天面に貼付します。
当社は本製品により、より身近に上質で豊かな音楽があるミュージックライフを提案していきます。
特長
1.新開発「コアレス・ダイレクトドライブモーター」で安定した回転と振動低減を実現
2.高精度にレコードをトレースするトーンアーム採用
・当社で初めて(※3)素材にマグネシウム採用
3.3層構造プラッターや4層構造筐体による高い耐振動性
※1:当社SL-1200シリーズ1972年から2010年まで生産
※2:モノづくり革新センター(栃木県宇都宮市)
※3:アナログターンテーブルシステムのトーンアームとして
特長
1.新開発「コアレス・ダイレクトドライブモーター」で安定した回転と振動低減を実現
ベルトドライブ方式に比べ高い回転精度が得られ、その高性能や高信頼性で定評のあるダイレクトドライブ方式。一方、従来のダイレクトドライブターンテーブルの課題であった「コギング」と呼ばれる回転ムラや回転中の微小な振動の発生をなくすため、本製品では「コアレス・ダイレクトドライブモーター」を新開発。さらに面対向式のツインローターとすることで、高トルクを確保しました。回転の精度検証・補正を行うモーターの回転制御には、ブルーレイディスク機器の開発で培ったモーター制御技術を応用。モーターの動作状態に合わせて駆動モードを切り替える高精度なモーター制御技術により、強いトルクと高安定性を実現しました。また、エッチングとレーザー加工を組み合わせた539本の高精度なスリットにより0.67度の精度でエンコーダーがモーターの回転位置を検出し、負荷変動要素に応じた最適補正を可能にしました。
2.高精度にレコードをトレースするトーンアーム採用
・初めて素材にマグネシウム採用
本製品ではトーンアームパイプの素材に軽量かつ高減衰特性のマグネシウムを採用。冷間引抜加工により材料特性を改善し、材料強度を下げることなく高い寸法精度を実現しました。また、トーンアーム軸受部のジンバルサスペンションには切削加工のハウジングを使用した高精度ベアリングを採用することで、5mg以下という高い初動感度を実現。レコード盤を正確にトレースし、カートリッジの信号読み取りの精度を高めます。出力部のケース内は外来ノイズの影響を防ぐ金属シールド構造を採用。さらに、トーンアーム下部のPHONO端子、アース端子には真鍮削り出し材に金メッキ加工した端子を採用するなど、高品位な素材を惜しみなく投入して純度の高い信号伝送を追求しています。また、着脱可能な電源端子を採用することで、電源ケーブルのカスタマイズもできます。
3.3層構造プラッターや4層構造筐体による高い耐振動性
アナログレコードの再生では、レコード盤に音が振動波形で刻み込まれたものをトレースし再生しているので、わずかな振動さえも再生音を濁らせる原因となります。そこでレコード盤を載せるプラッターでは、真鍮板とアルミダイカストシャーシを強固に一体化し、さらに裏面全体に不要共振を排除するデッドニングラバーを貼った3層構造とした質量3.6kgの重量級プラッターで、高剛性と優れた振動減衰特性を実現しました。さらに筐体を支えるインシュレーター内部に、本製品では特別に、高い振動減衰特性と長期の信頼性を兼ね備えたαGEL®(※4)を採用。高比重の亜鉛ダイカストハウジングを組み合わせたインシュレーターで、再生音などを含む外部からの振動を遮断します。また、筐体は重量級ゴムベース、BMC(バルク・モールディング・コンパウンド)シャーシ、アルミダイカストシャーシによる従来の3層構造に、10mm厚のアルミトップパネルを加えた4層構造として高い剛性を確保。トップパネルには一枚一枚切削によるヘアライン加工を施し、高品位な質感に仕上げています。
※4:αGEL®は、株式会社タイカから提供されている素材であり、αGEL®(アルファゲル)は、株式会社タイカの登録商標です
4.テクニクス50周年記念モデルとしてシリアルナンバーを刻印
1965年からスタートしたテクニクスブランドの50周年を記念して、今回、国内300台限定で発売します。本体天面に貼付するプレートにはシリアルナンバーを刻印。
主な仕様
|
SL-1200GAE |
回転数 |
33 1/3、45、78r/min |
回転数調整範囲 |
±8%、±16% |
ワウ・フラッター |
0.025% W.R.M.S.(JIS C5521) |
SN比 |
78dB(IEC 98A Weighted) |
トーンアーム形式 |
ユニバーサルS字形トーンアーム スタチックバランス形 |
オーバーハング |
15mm |
適用カートリッジ質量 |
14.3g-28.5g(ヘッドシェル含む/付属ウェイト2種) |
寸法(幅×高さ×奥行) |
453×173×372 mm |
質量 |
約18 kg |
出力 |
PHONO端子×1、アース端子×1 |
電源 |
AC100V、50/60Hz |
消費電力 |
12W(電源オン時) |
付属品 |
ターンテーブル×1、ターンテーブルシート×1、ダストカバー×1、
EPレコード用アダプター×1、バランスウェイト×1、補助ウェイト 小×1、
補助ウェイト 大×1、シェル×1、オーバーハングゲージ×1、
カートリッジ取付ねじセット×1、PHONOケーブル×1、PHONOアース線×1、
電源コード×1、ターンテーブル取付ねじセット×1 |