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目次


AbletonでDJする意義とは?

さて、ここからはAbleton LiveでのDJの核心的なテーマに迫ります。

もうテンポあわせも再生のタイミングあわせも何もかもAbletonに任せて、あなたは用意した素材を組み合わせたり加工したりして、ひたすらカッコイイ音楽を作り出すことだけに集中すればいいのです。
この「自分で作った素材だけでやるパフォーマンス」こそが新時代のDJスタイル!
では、そんなAbleton DJのメリット、そしてデメリットを具体的にご紹介していきます。

Ableton DJのメリット

DJスタイルにオリジナリティを追求できる

ここまでで何度も言ってきましたが、Ableton DJ最大のメリットはこれです。
オリジナルのループや素材を自由にミックスに混ぜ込むことによって、ライブ・リミックス(その場での即興のリミックス)などといったパフォーマンスもできます。

コストがかからない

APC40とオーディオインターフェイスを買っても、スタンダードなレベルのDJセット一式を買うより安いです。 APC40にはAbleton Live Liteが付属していますが、そこにAbleton Liveのアップグレード版を足しても、ハイクラスのDJセットを買うよりはるかに安いのです。 しかも、VSTという追加の音源を導入することで、音色などを拡張することができます。VSTはインターネット上で無料配布されているものから、有料の製品版まで様々です。

Ableton DJのデメリット

ヴィジュアル面の追求がむずかしい

たとえば、こういうことはできません。

「DJといったらスクラッチとか2枚使いをするターンテーブリズムだろ!」というイメージをお持ちのお方もいらっしゃるかと思います。
しかし、Abletonのソフトやコントローラーのように、もはやジョグダイヤル(タンテのようにスクラッチできる円盤部分)さえも捨ててしまったコントローラーでは、このようなスタイルのDJはできません
バトルDJの大会の運営なども応援しているオタレコでは「最先端のDJスタイルの進化を応援しながらも、昔のターンテーブルも大切にする」というスタンスをとっています。

仕込みが大変

これはPCDJ全般に言えることですが、プレイ前に行なう仕込みが大変です。

あらかじめ使いたい音源を準備しておくことはもちろんですが、使用するファイルがちゃんと再生できるか、BPMは合っているか、ループポイントはしっかり設定されているか・・・など、事前にやっておくべきことはたくさんあります。

自分の満足できるループ素材を作れるかどうかを競い合ったり、どれだけいいフリーのVSTを探せるかなどは一見大変で面倒くさそうな作業に見えますが、「満足できるモノができると嬉しい」とか「友達とVSTについての情報交換をするのが楽しい!」という方もいらっしゃいます。

難しいっ!

Ableton Liveはとにかく難しいです。
簡単に使うだけならいいのですが、本当に使い込もうとするとかなりの慣れが必要になってきます。 「あー!!もうわけわからん!!!」といってやめてしまう方もいらっしゃるでしょう。慣れるまでかなり根気が必要となってきます。

▶次は、「DJ時に必要な設定」

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