初心者DJ道場 ターンテーブルを選ぼう
1.ターンテーブルは2種類ある
2.そんなにDJはしないけど・・・でもレコード聴きたい!!
1.ターンテーブルは2種類ある
ターンテーブルはさまざまな会社が販売しており、いろいろな機能がついたものがたくさんありますが、まず知っておかなければならない違いがあります。
それは、ターンテーブルがどのようにして回るかという違いです。
ターンテーブルには、
・ベルトドライブ
・ダイレクトドライブ
の2種類があります。
中身がぜんぜん違うので注意する必要があります。
では各タイプについての特徴を書きたいと思います。
ベルトドライブ
これは名前の通り、内部のモーターとターンテーブルをベルトで結んで回しているものです。
イメージとしては自転車を思い浮かべるといいと思います。
ベルトドライブのメリットは、価格が安いということ。たとえばこちら。画像をクリックしてみてください。比較的安価で買えますよね。
ベルトドライブのデメリットは、DJプレイにはあまり向いてないということです。
普通にレコードを聴く場合なら、レコードを乗せて針を落とせば良いだけですが、DJプレイとなるとレコードを直接手でふれて、巻き戻したり早送りをして曲をつなぐポイントを探します。レコードをこするスクラッチプレイなんかもするかもしれませんよね。
そんなときにベルトドライブだと、手を触れて離したときに、レコードの立ち上がりが遅くなってしまいます。
自転車をイメージして欲しいと先ほど書きましたが、こぎだしてからだんだんスピードが上
がっていく点に似ているからなんです。
そのため、ベルトドライブプレーヤーは主にリスニング用程度に考えておくのが良いと思います。
また、最近では単純に聞くだけではなく、直接パソコンに繋いでレコードの音源をパソコンに取り込める機種もございます。
(有名なHIPHOP DJ、DJアラジンはベルトドライブで必死にスクラッチの練習をしてうま
くなったという伝説がありますが…まぁ参考程度に^^;)
ダイレクトドライブ
こちらは磁石の反発を利用して回るタイプです。深く説明すると難しくなってしまうのですが、早い話がリニアモーターカーの原理とほぼ同じようなものです。
ベルトドライブに比べると高価ですが、DJをするならやはりダイレクトドライブをオススメします。
もちろんレコードの立ち上がりも早いですし、ベルトドライブのデメリットは全て解消されています。
2.そんなにDJはしないけど・・・でもレコード聴きたい!!
そんな方もいると思います。そういう場合ターンテーブルを一台買えばレコードが聴ける
のか。。。大まかに言うと実は聴けません。
ターンテーブルから出ているケーブルをオーディオコンポなどにつないでも、ノイズがのった小さい音しか出ないのです。
なぜかというと、ターンテーブルから出る信号と、コンポが受け取ることのできる信号が違うから。
ではどうやれば聴けるかというと、ターンテーブルとコンポをつなぐ間に
こちらのページにあるような、フォノイコライザなるものを挟んであげればいいわけです。
つまりターンテーブル→フォノイコライザ→コンポというように繋ぐということです。>
また、ターンテーブルにフォノイコライザが内蔵されているものもあり、そういうタイプは
直接コンポにつないで聞くことができます。
気軽にレコード聴きたい人にはオススメです♪インテリアとしてもかっこいいですよね!
ちなみにDJミキサーにはフォノイコライザーの機能が付いています。
買っても置き場がない!って人は、リスニングだけならターンテーブル1台とミキサー1台でも大丈夫ですよ!(ミックスなどのDJプレイはできませんが)。
安いミキサー買ったほうがフォノイコライザー買うよりはお得ですね。いろいろいじって遊べるし。オススメです。