Vestaxは日本のDJブランドで、ターンテーブルだけでなく、あらゆるジャンルに向けたコアなDJミキサーや、CDJ、アンプ、スピーカーなどはもちろん、Shing02と共同で開発した“FADER BOARD”や、スクラッチの神様と呼ばれるDJ Qbertと共同で開発した“QFO”など、革新的な機材を開発するなど、本当に一流且つチャレンジ精神の強い、世界を代表するDJブランドでした。
しかし、DJ業界にもデジタル化の波が押し寄せ、他メーカーが勢力を上げるなど大きな時代の変化が訪れ、残念ながら2014年に倒産を迎えました。過去を振り返ってもDJ業界でこれほど大きなニュースはなかったでしょう。世界中が驚きを隠せませんでした。
そんなVestaxの機材はターンテーブル、DJミキサー、CDJなどなど未だに多くのDJに愛され続けています。
2000年、Vestaxが新型のターンテーブルを発表しました。それが「PDX-2000」です。
今最新のターンテーブルとスペックを比較しても、全くと言っていいほど引けを取らない、とても優秀なターンテーブルです。
その後、PDX-2000MK2、PDX-2300、PDX-3000・・・と後継機種も複数発売されており、モデルによってはアームの形状が異なっていたり、トルクの調整が出来る機能が付いていたりするものもありますが、どれもマイナーチェンジが主で、ベースとなる基本性能は全くと言っていいほど変わりません。
各メーカーが販売している現行モデルのハイトルク・多機能ターンテーブル。高額です。
しかし、同等のクオリティーを誇るVestaxのPDXシリーズ中古品なら、なんと2万円台から買えるんです。しかもオタレコなら安心のフルメンテナンス済み。
音楽の楽しみ方もデジタル化が進み、今ではアナログレコードを使ったDJをするという方は少なくなりました。しかし、現場(クラブなど)ではターンテーブルやCDJが常設されており、「DJ始めるなら絶対ターンテーブルがいい!」という方はたくさんいます。おそらくこのページを見ているあなたもそうなのではないでしょうか??
本来2万円~3万円台の価格帯で新品のターンテーブルを買おうと思うと、なかなかスペックまでは要求できないのが現実です。
スクラッチをやりたい人はトルクの強いターンテーブルを選びたいところですが、時代はDJコントローラーによっていることもあり、アナログターンテーブルは需要が増えているというような製品ではないので値段はなかなか下がっていきません。
しかし、オタレコのPDXシリーズの中古品なら、低価格帯ターンテーブルのDJセットを買う金額で、ハイトルク・多機能な申し分ないDJセットを手に入れることが可能なんです!!
VestaxのPDX-2000は、10年以上前に作られているにもかかわらず他メーカーが販売している現行モデルのターンテーブルと引けを取らない精巧な作りと信じられないほどの多機能が自慢!これのどこに不自由があるというのか。
そんな細かなポイントをじっくりおさらいしましょう!
※以下は全てPDX-2000の写真です。PDX-2000MK2はプラッターの作りにマイナーチェンジが施されていますが、スペック・機能面ではPDX-2000と同じです。
Vestaxは日本の会社です。Vestaxのターンテーブルは当然ながらMADE IN JAPAN!!!!!
Vestaxは今も超超超有名なDJがたくさん愛用していましたし、今でも世界中のDJが愛用しています。日本製品は壊れにくいことが世界中で評価されていますよね。だから10年以上経った今でもしっかり使えて、オタレコも自信を持って販売できるというわけです。
とにかくトルクが強い。ターンテーブルの中でも一番定番となるTechnicsのSL-1200シリーズよりも圧倒的に強いトルク。数値でいうとSL-1200シリーズは1.5kg・cmのところ、PDXシリーズは2.7kg・cmと倍近い強さを誇ります。昔はトルクが強すぎて現場のTechnicsが使いにくく感じてしまうなんていう逆現象もありましたが、現行で販売されている他メーカーの高額ターンテーブルはどれもトルクが強いため、やっと時代が追いついたという感じですね!
PDXシリーズは一部を除きストレートアームという真っ直ぐに伸びたアーム形状を採用しています。A.S.T.S.とは「アンチ・スキッピング・トーンアーム・システム」の略で、針飛びのしにくい機構が施されています。そのため、昔からVestaxのターンテーブルを使う方はスクラッチをするDJに特に好まれており、VestaxはDMC DJ CHAMPIONSHIPのように“EXTRA VAGANZA”という名前のスクラッチDJの大会も存在していたほどです。
PDXシリーズはそのトルクの強さから回転速度も大幅に変更することが可能。その可変幅はなんと±50%!止まる寸前のノロノロとした回転で再生したり、超高速回転で再生することが出来ます。これはパソコンを使ったDVSで使用する場合は音程を変えずに速さだけコントロール出来るため、曲の速さが結構違う曲同士をMIXする際などにかなり重宝します。また、楽曲制作などでレコードの音をサンプリングする際にも役立ちます。
PDXシリーズは通常のピッチコントローラー部の可変可能な幅が±10%。いたって普通の話ですが、先に書いたウルトラピッチと合わせれば最大±60%も可変可能になります!恐るべし!!
スタート・ストップボタンを押した時に回転が始まる速さ、回転が止まる速さをどちらも自由に変更できます。スタートボタンを押して即定速に立ち上がるようにも出来ますし、のっそりと徐々に早くなっていくスタートの仕方も可能。止まるときも同様でパッと留めることも出来ますし、ノロノロとゆっくり止まるようにも設定できます。これもサンプリングに重宝します!
PDXシリーズにはリバースボタンがあり、これを押すとその名のごとく逆回転再生が可能になります。もちろんウルトラピッチと合わせれば超高速・超定速逆回転再生なんていうことも可能。これもサンプリングでも重宝しますね!
※動画内使用機種:PDX-2000MK2
※動画内使用機種:PDX-2000MK2
※動画内使用機種:PDX-2000MK2
※動画内使用機種:PDX-2000
※動画内使用機種:PDX-2000MK2
※動画内使用機種:PDX-2000
※動画内使用機種:PDX-2000
※動画内使用機種:PDX-3000MK2