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ハウス・テクノなど四つ打ち系のDJを、そのサウンドと操作性で魅了し続けてきたALLEN&HEATHのアナログDJミキサー「XONE:92」。
2000年代初期に発売され約20年。数々の賞を受賞し、世界中のTOP DJが愛して止まない超定番の名機としてポジションを確立し、来日するハウス・テクノDJの多くがXONE:92を指定し、耳の肥えた多くのダンスミュージックファンを踊らせています。【→XONE:92の特集ページはコチラ!】
XONE:92は今もなお生産が続いています。まさに生ける伝説。
ALLEN&HEATHはもちろんこれまでの間にいくつもDJミキサーを開発・発売してきました。ALLEN&HEATHの機器はどれも裏切らない音質、優れたデザイン、そして操作性を持って高く評価されているわけですが、XONE:92よりも上位モデルに値する“アナログDJミキサー”としてはこの約20年間発売されることはなく、またこの約20年間そのポジションを奪われることもなかったのです。
しかし長年の沈黙を破るかのように発売されたXONE:96。
その姿からいよいよXONE:92の上位モデルが発売されたと、世界中が湧きました。
見た目、操作性、特徴も全てXONE:92を踏襲しています。
XONE:96は確実にXONE:92直系上位モデルのアナログDJミキサーです。
XONE:92を超えるのは、XONE:96か。
XONE:92が評価され続けた1つの理由は“アナログDJミキサー”だということ。
技術の進歩に合わせ、低コストでパフォーマンスの良い機器が開発できるようになり、市場はデジタル回路が組まれた機器で溢れました。
もちろんデジタルミキサーを揶揄するつもりはありません。
デジタル化することで重いものが軽くなったり、接触式だったものが非接触式になるなどにより耐久性が上がるなど多くのメリットがあり、なによりコストが下がることで誰もがDJを始めやすい市場が開拓されましたし、メーカーはそのコストを他の新たな分野の開発に充てることも出来たでしょう。
しかし、DJ市場において最も重要とされるのはやはり“音”なのです。
どれだけ多くの機能やパフォーマンスがあっても最後は“音”でしかありません。
好みとする音は人それぞれですが、アナログDJミキサーが持つ図太い中低域、角の無い高域、そして包み込むような温かみのある空気感までをも音が含んでいます。
レンジが広く、耳馴染みが良いので、一晩中クラブで楽しんでもクラブ特有の疲れが少ないほど。
XONE:96のサウンドは「アナログDJミキサー=わかりやすいファットなアナログサウンド」というイメージとは異なり、XONE:92と比べてもとてもスッキリしています。S/N比がとても良い。
一聴しただけではアナログらしさが感じられにくいほど静けさも演出でき、且つレンジがかなり広く、情報量も素晴らしいです。約20年の年月を経ただけあるという進化っぷりがすぐにわかります。
ハイエンドデジタルミキサーのような透明感を持ちながら、音の伸び、艶、そして分離が素晴らしく、また曲をミックスした際の混ざり具合に関してはアナログレコードやCD、データなどソースによる差が感じられにくいなど、技術の集約を感じます。
イベントを通して極めてバランスの良い、安定した音を届けられる作りになっているので、大バコと言われるクラブや、あらゆるソースを楽しみたいリスニング専門のオーディオファンの方に向けたプリアンプとしてもオススメしたいところ。
新たな視点でチューニングされたような奥深い味わいを持っています。
このクオリティーの高さが、PC・アナログなどソース間の音のバランスを取り、イベントを通して安定したサウンドを聞かせてくれます。入出力は12in/12out。
TRAKTOR PRO3やTRAKTOR SCRATCH PRO2をお使いの方は、PCと直結でDVSが可能です。また、USB端子は2基搭載しているのでPCDJユーザー同士の交代もスムーズです。
XONE:92で愛されたVCFフィルターをブラッシュアップして2基搭載。HPF、BPF、LPF、レゾナンスコントロール、フリーケンシーコントロールに加え、新たにハーモニックディストーション効果を得られるCRUNCHを追加。これにより、音に厚みを付加して楽曲間の音圧的なズレを修正したり、デジタルとアナログのニュアンスの違いを補完する事にも応用出来ます。
XONE:92でもお馴染みの4BAND EQを搭載。MIDが2帯域に別れ、HI/HI MID/LOW MID/LOWの4BAND構成となっています。
XONE:92と比較し、HIはさらに高域を、LOWは更に低域を調節可能になりました。
クロスフェーダーには耐久性と信頼度の高いmini innofaderが搭載されています。また、インプットフェーダーにはカスタム設計された60mmリニアVCAチャンネルフェーダーを搭載しており、スムーズで正確な調整が可能です。
GAINノブ隣にPEAKランプを搭載することで音量に対する視認性を上げ、過出力などのトラブルを未然に防ぐことが出来ます。
2つのヘッドホン出力が独立しているので、B2Bや転換時に便利な現場仕様と言えます。
さらにSTEREO/MONO切り替えも可能。BOOTH OUTの調整が細かく出来ると、クラブでのDJモニター用の音調整ももちろんですが、個人使用や小・中規模スペースであればメイン出力として様々な環境に合わせた使い方も出来ます。
SEND1の出力レベルをギターなどと同じハイインピーダンスに切り替えることが可能なため、ギター用エフェクターなども使うことが可能です。
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JANコード:4580101340893
タイプ:アナログ
チャンネル数:6 + 2
EQ:チャンネル1-4 , 4band EQ / チャンネルA-B , 3band パラメトリックEQ
USBサウンドカード:デュアル24チャンネル(12in / 12out)、Hi-Speed USB2.0 / Macクラスコンプライアント、24bit / 96kHz、USB-MIDI
ラインインプット:4 x RCA(ch 1-4)、4 x 1/4” TRS(ch A ~ D)MONO / STEREO
フォノインプット:4 x RCA(ch1-4)LN/PHスイッチ for DVS
USBインプット:6 x USB(ch 1-4 + ch A ~ ch B)
マイクインプット:2 x XLR
マスターアウトプット:1 x XLR(バランス)
マスター2アウトプット:1 x 1/4”TRS(バランス)
ブースアウト:1 x 1/4” TRS(バランス)
レコードアウト:1 x RCA(アンバランス)
マスターインサート:1 x 1/4” TRS
MIDIアウト:1 x 5ピンDIN
センドリターンI/O:2 x 1/4 “TRSセンド、4 x 1/4”TRSリターン、1 x LN/Hi-Zスイッチ(センド1/リターン)
フィルター:2 x VCFフィルター HPF / BPF / LPF、可変周波数&レゾナンスコントロール ch 1-4 + ch A-B、CRUNCH
X-Link:1 x RJ45
ヘッドホン:2 x 1/4、2 x 3.5mm、スプリットキューモニタリング
チャンネルフェーダー:60mm VCF
チャンネルメーター:9セグメントLED
チャンネルフェーダーカーブ:3タイプ
クロスフェーダー:InnoFADER / 45mm VCA
クロスフェーダーカーブ:3
アース:2
ヘッドルーム:20dB
電源:100 ~ 240V、AC50/60Hz、最大消費電力45W
寸法と重量:H109 x W336 x D410mm、7kg