Talking about "PA" featuring "Dub Master X" -Mic of Electro Voice-

Dub Master X

RE520とRE420に関して

ようすけ管理人

なるほどー。そのまま素材を大事にするというか、そういうスタンスでいらっしゃるダブさんが選んでいただいているのが、Electro-Voiceのマイクを使っていらっしゃるんですよね。

Dub Master X

そう。最近はElectro-Voiceの小町さんに言って、ちょっと試しに使ってみたいと言って、最初にRE520とRE420をお借りして試してみたわけよ。両方ともコンデンサーでRE520はスーパーカーディオイドで、RE 420はカーディオイドなんだけど、カーディオイドってのは単一指向性の話で、スーパーカーディオイドってのは文字通り超単一指向性なのね。幅が狭く集音するエリアが狭いんだけどピンポイントで集音できるってタイプで。RE 420はカーディオイドなんで、単一指向性ではあるんだけど、少し広いっていうマイクなわけ。コンデンサーマイクってステージで使うと結構苦労するんですよ。なんでかっていうと下から上まで伸びてるからやたらとハイを拾うわけよ。ハイはモニター環境であるとか、イヤモニしてて転がし置いてないよとか言ってもスピーカーから客席に出る音とステージの中のマイクの間でハウリングを起こすのよ。ループ音。特に高域の音とか中低域の音とかはものすごくコンデンサーは集音できちゃう特性があるから、上切って下切ってみたいな加工しないと使えないことが多いのよ。
例えば声の小さい子が使うと、声が小さいからゲインを上げると、他の回りの音とかドラムの音とかシンバルの音とかがボーカルマイクに被って「うるさっ!」てなって
本人マイクスタンド立ててその場にいるときはいいんだけど、ちょっと避けた途端に
ドラムの音がすっごいうるさいみたいなこととか起きるわけ。だけど、意外にそれが少ないのよこのRE520とRE420って。

小町康之

そうなんですよ。ライブでも使いやすい。もちろんコンデンサーなんですけど、いいとこどりなんですよね。そこまでの感度もないので僕もライブで十分いけるなと思って、ダブさんも言っていただいたんで最初使ってもらったんですけどね。かと言ってあまりにもコンデンサーといってもダイナミックよりだったら意味もないですし、そのバランスがとてもいいかなと。

Dub Master X

コンデンサーのシュッとしたところがパキッとあって、尚且つ被りが少ないから、試しでドラマーでボーカルみたいなバンドがあって、そういうとこで使ってみたわけ。ドラマーで歌う人はみんないろんなマイク試してるわけ。何故かというと、スネアとハットの音がもろ被るわけ。ドラマーのマイクって。ドラマーで歌ってる人の声がデカければいいんだけど、全員声がデカいわけじゃないから、歌う時にハットとスネアを下げるとかひと手間、ふた手間かかるから大変なんだけど、そのRE520を使ってみたら以外に被り少ないしハウリング強いし、すげーじゃんこれって。

小町康之

ドラムの中で使えるってことは本物ですね。

Dub Master X

本物!本物!んでもうすぐ気に入って、声量のダイナミックスレンジの幅が大きい女の子に使ってみたら、これも良かったし、本人がとにかく歌いやすいっていうわけよ。ものすごいパァンと自分の声が見えると、転がしで返ってくる音で。でもコンデンサーだからハウリングポイントをいくつか精査する必要があるんだけど、けど全然いけるわけよ。シャキッとしてる、良いわけよ、恐ろしく良いわけよ。だから追加で購入してどこの現場行ってもボーカルの人に使ってみてって言って、気に入ったらこれでいこうよって話をしてるわけ。これワイヤレスのカプセルあるし、規格が合えば他ブランドにくっつけられるからいいかなってなって、春にやってた湘南乃風のツアーで、持って行ってみんなで使ってどうよって聞いたら、いや、やっぱすげーいいわみたいなさ。すっげーいいとか言いながらもころころ心変わりする人はいたんだけど、やっぱりこのマイクの素性は良いから、メンバーの何人かはコレ使ってみたいってなったよね。

小町康之

最後にまたElectro-Voiceに戻ったということですね。

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