Talking about "PA" featuring "Dub Master X" -Mic of Electro Voice-

Dub Master X

DUBさんに聞いた宅録で買う初めてのElectro-Voice

ようすけ管理人

やっぱりもう、動物的なところがあるんだろうな。

Dub Master X

うん。だからこれ、今これも、いろんな解決しなきゃいけないことっていっぱいあるじゃん。いっぱいある解決しなきゃいけないことの、どれを取ることがまず一番大事なのかなっていうのを常に考えるっていうことですね。サバイブするためにはどうしたらいいかっていうのが。そんなことやってるよりも、こっちの方が大事っていうことを常に考えてる。

ようすけ管理人

そういうことですね。
いやあ、ありがとうございます。

Dub Master X

そう。だからやっぱり、歌があるような演目とかだと歌がちゃんと聴こえるっていうのも、とにかく大前提だよね。いくら良いバンドの音だな、迫力のある音だなって言ったって、そういうのは関係ないです。歌が聴こえなかったら、お客さんも歌聴きたいわけだから。だから、これが一番じゃん。だから、これをちゃんとクリアするためにどうしようかっていうことをまず考える。

ようすけ管理人

順序を誤っちゃうと、ぐしゃぐしゃになっちゃうんですか。

Dub Master X

そう。だから良い音、だからそういうエンジニアのエゴで、いや、ドラムの音こうしたいとか、ドラムもっとこの方がいいとかってもちろんあるけど、いや、まず最初こうやって、で、そっからどんどんどんどんこう、他のところにこう、プライオリティ高い順からこうやっていく。それが大事。

ようすけ管理人

何をこう大事にし、しなきゃいけないかっていうのは、なんとなくでもこう決めとくと、パパッと落ち着かしやすいですよね。

Dub Master X

そう。何が一番重要なことですかっていうのを考える。

ようすけ管理人

うんうんうん。なるほど。

Dub Master X

それから、次の重要なこと、その次の重要なこと。こうやってるの。でもね、結構これができない人が多いのよ。あの、今そのことやってる場合じゃねえよっていうことをやってる。一生懸命やってる人が意外に多い。まあ、それはどの仕事でもずっと一緒だよね。

ようすけ管理人

今ちょっとその、いわゆる聴覚から脳に行って、まあそれをこう、どうやって優先順位をつけて仕事してるかみたいな話があったんですけど、その、スペクトラムアナライザーというか、その視覚的にこう出るじゃないですか。こう、それでは、なんかこういう結果になってるんだけど、自分はこういうふうに思うみたいな、そういうのがあるじゃないですか。

Dub Master X

あるある。

ようすけ管理人

その場合はもう自分の感性を頼りにして、やっぱり勇気持ってやる方がいいんでしょうね。

Dub Master X

うーん。でも、ほぼほぼ勘の方が当たるね。
あの、なんかいろんなもので測定して、正解はここですよって示されているんだけど、いや、なんか来ないんだよね。ここ、これここでこう足りてるっていう表示がされてます。いや、だけど足りないんだよなっていう時は、足んない。こう数値に表れてても足んない。

ようすけ管理人

足んないですね。

Dub Master X

やっぱり足んない。で、そこをやっぱり、いや足りないからちょっと盛ろうって言って盛っていくと、こっちの方がしっくりくる事が多い。そういうのが、ほぼほぼ当たるかなぁ?

ようすけ管理人

あの、僕今なぜそんなことを聞いたかっていうと、僕も全然フィールド違うんですけど、まあオーディオ屋さんをやってるときに、スピーカー納品して、たまにこうデジタルで計測されるので気にしたんですけど。そうすると何キロくらいになんかディップがあって、どんなフォームとかって言われて、これなんか低域がどうのこうのなんじゃないとかって言うけど、聞いたらなんか全然こういい感じだったり、まあ逆もしかりなんですけど、なんで、そういうスペアナとかで、数値が出てても、そこにはもうできらない、耳の方がやっぱ優れてる部分もあるんでしょうか?

Dub Master X

うーん。優れてるっていう言い方だときっと語弊があるんだと思うんだよね。特性が違うんだと思う。

ようすけ管理人

ああ、これと耳と。

Dub Master X

うん。いやだからさ。例えば何の雑菌もない水、蒸留水

ようすけ管理人

蒸留水、はい。

Dub Master X

蒸留水飲むのと、なんか山登って普通に川の水飲んだら、川の方が美味いよねっていうような。だから何か、米も研いで研いで研いで研ぎまくったら美味いのかっていうと、そうじゃないみたいな。何かこの、取り切れたり、ぬかの雑味みたいなものがある方が良いなとかっていうのはさ、それ好き好きじゃん。好みだし、そもそもその納品したところのお客様の耳と、ようすけさんの耳が、同じ性能ではないわけ。特性が。で、俺はこれいいと思いますけどね。で、いいんだよね。ここにディップがあるとか言っても、いや、気にならない。じゃあディップちょっと上げてみますよって言ったら、なんかディップ上げてフラットにしたら、なんかおかしくないですか?みたいな。ってことでいいんだと思う。それはもう感性を信じてる方が絶対良いと思うんだよね。

ようすけ管理人

うん。やっぱそうですよね。

Dub Master X

でもね、それはね良くある。PAの現場でも。測定してる感じはここ全部出てるんですよねって。ローエンドここ出てるんですよね。ちゃんと波形上出てますとか言われても、全然グッとこないんだこのローエンドが。っていうのは良くある。

ようすけ管理人

やっぱりそうなんだ。

Dub Master X

で、それはその波形上は出ていても、こう、体にこないとか耳にこないっていうのはあるから。それは耳で聞いている方が正解なの。こないという感覚の方が正解。うん。絶対正解。だからこのスピーカー使うのやめようって、次からとかさ。波形上出ててもグッとこないんだもんね。

ようすけ管理人

うん。そうなんすよね。そういうところでの、なんか僕は迷うことが結構あってですね。

Dub Master X

いや、だけど、音楽ってそういうもんじゃん。耳で聴き合う。いや、これは測定するものじゃないから。耳で聴いてお客さんが、ああディップあるけどいい音ですねっていいんだよね。

ようすけ管理人

そうなんです。お客さんも、いや、めっちゃいい音ですねって言ってるんですけど、後で、あの、ちょっとようすけさん、これ、後で測ったらめちゃくちゃディップあるんで、何とかしてほしいんですけど、それじゃないと気になるからとか、全部フラットじゃないと嫌だとかって言うんですけど。それでフラットな特性にするんですけど。なんか気持ち悪いって言うね。

Dub Master X

でしょ?だからフラットが、フラット至上主義ってのが凄く多いわけ、日本人に。

ようすけ管理人

いや、めっちゃ。はい。

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