PAを勉強していくうえで、パワードミキサーやスピーカーで「インピーダンス(抵抗)」ていう表記を目にすることが必ずあります。だけど単位のマーク「Ω(オーム)」も見慣れないし難しそう。たしかに深くまで勉強するとなると難しいですけど、最低限をここで勉強しましょう。
抵抗といえば、イメージするのは何かの勢いを弱めること。PA機材における抵抗も同様に、アンプからスピーカーに流れる電力を制限するために抵抗というものがあります。
スピーカーの背面に「インピーダンス:8Ω」のような表示がされています。 インピーダンスと抵抗はここでは同じ意味をしていると考えて大丈夫です。
インピーダンスとは「交流抵抗」と呼ばれますが、そもそも「抵抗(レジスタンス)」とは名前のとおり「たてつく」わけで、ここでは「抵抗」が大きいと「電流が流れにくく」なると考えてください。
抵抗の単位は「Ω(オーム)」です。100Ωより1000Ω(1KΩ)のほうが電流は流れにくいということになります。(1K=1000) 簡単に言うと「抵抗」が大きいと小音量、小さいと大音量になります。
では、パワードミキサー(もしくはパワーアンプ)とスピーカーの接続方法の説明をいたします。
簡単に言ってしまうと両方のスペックが似ていればそれでOKです。
こちらはALTO Professional RMX1008 DFXの表記
この表記に合ったスピーカーを接続すれば良いのです。 それでもわかりませんよね?
読み方を説明します。
STEREO MODE:500W@4 OHM(4 OHM MIN LOAD)の意味は...
ステレオ(2台のスピーカー)を4Ωで500Wの出力が可能です。ということです。 このスペックに合ったスピーカーを接続すると良いのです。
ライブのステージでボーカルの人の足元に2台のモニタースピーカーが置いてあることがありますよね。この2台のスピーカーは数珠つなぎで接続されていて、この接続方法をパラレル接続と言います。
このようにスピーカーをパラレル接続する利点は、当たり前ですが同じ音が両方のスピーカーから出力されます。
理由の1つとして、1台ですとボーカルがちょっと移動しただけで聞き取りにくくなってしまうので2台接続します。あと、ここで重要なのはモニタースピーカーだという事です。ボーカルは足元から自分が歌いやすいようにするために、ドラムやキーボードを好みのバランスで出力してもらいます。その音を各々のスピーカーにPAから接続すると面倒くさいので、じゃあスピーカーを繋げちゃおうとなる訳です。
そして2つのスピーカーをパラレル接続するとインピーダンス(抵抗)が下がります。
1本8Ωのスピーカーを2本接続すると4Ωとなります。このことを最低限わかっているだけで。さらに詳しく知りたい方はいろいろと調べてみてください。
インピーダンスが下がる事が怖いと思いますので簡単に説明します。
スピーカーを電子レンジやテレビに置き換えて考えてください。ご自宅のコンセントにたくさん製品を繋ぐと、ブレーカーが落ちやすくなります。同様にスピーカーもたくさん繋ぎすぎると良くはないです。
いかがでしたでしょうか?インピータンス(抵抗)についてご理解いただけましたでしょうか?
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